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今回紹介いたしますのはこちら。

「裏バイト:逃亡禁止」第6巻 田口翔太郎先生 

小学館さんの裏少年サンデーコミックスより刊行です。


さて、まっとうに働いていては到底手にできない大金を稼ぐため、危険極まりないバイトに精を出す和美とユメ。
その恐怖は日ごとに色濃くなり、徐々に世界にも浸食をし始めているかのようで……!?



今回の和美とユメが働きにやってきたのは、顔見知りの職場でした。
この仕事の少し前の仕事で一緒になった探偵、茶々の事務所からの「裏バイト」です。
その仕事内容は、2年前に失踪した人物の捜索。
探偵らしい仕事と言えばそうなのですが、奇妙なのは探す場所が指定されていて……その場所が、失踪直前に目撃された「家」の中を探してくれ、という事なのです。
警察はすでに捜査済みで、見つかるはずがなく、実際今まで3人の探偵が依頼を受け、やはり失踪人は見つからなかったそうなのですが……
その捜索に当たった三人の探偵が、いずれもその「家」に入ったきり、連絡が付かなくなってしまった、というのです。

危険なにおいのする仕事ですが、そこに関しては他の裏バイトも似たようなもの。
スルーなどするはずもなく請け負うことになった今回の仕事は、和美とユメに茶々を加えた三人で行うことになりました。
「家」に向かう前に三人でその家の間取り図を確認するのですが、そこからもうすでに奇妙な雰囲気は止まりません。
一階はごく普通の家といった感じなのですが、二階が
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ひとつの小さな和室を、層のようになったL字型の和室で囲んでいくような、生活するためとは到底思えない間取りになっていたのです。

「家」についたときには、日も暮れかけた夕方になっていました。
「家」は空き家ではあるものの、所有者は不明。
今回は市から許可を取って堂々と中に入れるのですが、家に入る前からもうすでにユメの顔色は優れません。
玄関の扉を開けると、さっそく得体のしれない女の顔のような影がさっと三人の前をよぎりました!
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いきなりかと身構える三人……いや、二人。
茶々はこういったオカルト系がものすごく苦手でして、和美の後ろにいたため謎の女の顔を直接見なかったにもかかわらず、もう完全に及び腰になってしまいました。
和美とユメの背中に隠れるようにして、何とか「家」に入る茶々。
幸い家に入ってすぐ何かが襲ってくるようなことはなく、二人に太鼓判を押してもらって、怖いものが特に何もない、「家」の中を覗くのです。
……が。
そこで茶々は信じられないものを見てしまったのです。
それは、仏間に飾ってあった遺影。
その遺影の人物は……茶々の前にこの「家」の捜査に入り……
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行方不明となった、探偵だったのです!!



というわけで、不気味な「家」の捜査に向かうお話を収録した今巻。
謎だらけの今回の依頼ですが、このあとも更に謎の深まる出来事が連続していきます!
この家はいったい何なのか?失踪した探偵たちの行方は?依頼主の真意とは?
そして以来の最後に待ち受けている謎の出来事と、明かされる驚愕の「その後」……!!
今後の展開にもかかわってきそうなこのお話、いろいろな意味で見逃せませんよ!

この他にも1話完結の「映像編集」、ヤバさに関しては今回イチかもしれない「農業手伝い」、初めてとなる5話で1編の長編「キャンプ場スタッフ」と様々なお話がラインナップ!
独自の雰囲気で描かれる、コミカルと恐怖が混然となった本作、お金とともに溜まっていく得も言われぬきな臭さをぜひご堪能下さい!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!