do0
今回紹介いたしますのはこちら。

「男塾外伝 伊達臣人」第10巻 原案・宮下あきら先生 作画・尾松知和先生 

日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行です。


さて、パラレルワールドに呑み込まれ、別世界の「男塾」の面々と戦うことになってしまった伊達達。
まさかの伊達同士の戦いが繰り広げられる中、さらに驚くべき戦いに向かって着々とことは進んでいたのでした。



伊達同士の戦いをしている最中、闘技場となっていた船は何と宇宙に飛び出していました!
それも普通の宇宙空間ではありません。
大宇宙、三千世界……
do1
惑星よりもはるかに巨大な江田島平八が聳え立つ謎の空間です。
何が何だかわからない状態でしたが、そこにどこからともなく王大人が現れました!
どうやってここに来たんだとまたまた驚く男塾の面々ですが、王大人はいかなる場所とて自由自在、なのだそうです。
急げと言う王大人、男塾の面々に向かって立って笑う、先代雷電をはじめとした謎の男たちを指しました。
そして叫ぶのです!
あの者達をわれらの世界に入れてはならん!
この船が時空を超えるまで一時間!!
男塾よ、今こそ行うのだ!!
do2
絶亡烈者七天伐闘(ぜつぼうれっしゃしちてんばっとう)を!!
あまりに早すぎる数々の展開に、流石の一同も戸惑うばかり。
もうわけがわからねーぜ、と読者の言葉を代弁するかのように虎丸が漏らしますと、そこで塾長の一喝が響き渡りました!!
わしが男塾塾長江田島平八である!!
これが出ればどんなにざわついていても一発で収まると言うもの。
そしてもちろん塾長は絶亡烈者七天伐闘の事も知っているようです。
王大人がそれを口にしたと言うことは、尋常ではない火急の事態だ、あの惨劇を今一度見ることになるとは!と怒りと悲しみとともに服を破り捨てる塾長!
そして塾生たちに、これから死ぬ覚悟のあるもの七人は前に出ろ、と命ずるのです!

絶亡烈者七天伐闘。
それは、七対七で行われる集団決闘法です。
各々が一列に並び、先頭から順番に戦っていくのですが、前に並ぶものがやられた場合、すぐにその後ろのものが戦いを始めなければなりません。
先頭に立ったもの以外は出会いがしらの勝負となる為、相手の手の内が一切わからないまま戦うことになる、実力だけではない、運も試される決闘法なのです!

試合の区切りなどもないため、瞬く間に勝負がついて行き、瞬く間にしたいが詰みあがっていくこの戦い。
名乗りを上げることに二の足を踏むのも無理はない戦いなのですが、もちろん男塾の面々が怖気づくはずもないでしょう!
まず名乗り出たのは、パラレルワールドの男塾から三人。
桃、J、赤石という、納得の面子です!
そして本作の男塾からは、毒蝮、ゴクウ、三蔵の三人が名乗り出ました。
残る1人。
虎丸が名乗り出ようとするものの、それを制して参戦を表明したのはまさかの
do3
塾長です!!
この人が名乗り出たらもう異を唱えることなどできませんが、虎丸はそれでもついて行こうとしまして……
とりあえず、お前は男塾の最終兵器だから温存させてもらう、と言いくるめて何とか説得できたのでした。

対するエイトタスクの面々は、先代雷電や丈、フェルゼンとすでに何度か戦った面々に加え、弥勒、虚空蔵、毒文殊、大威徳王と菩薩の名を冠するただものではない雰囲気を漂わせる男たちでした!!
先頭に立つ者は、赤石と先代雷電。
どちらも言うまでもない達人ですが、問題は先代雷電の能力です。
先代雷電は時空を移動する、というとんでもない能力を持っているわけで。
違う時空に移動されれば攻撃は空を切るのです。
赤石が勝つには、その能力の上を行く何かを見せなければならないでしょう。
……赤石に策があるわけではありません。
ですが、誰もが赤石の事を知っています。
do4
一文字流斬岩剣。
この世に斬れぬものなし!!



というわけで、最終決戦が始まる今巻。
たくさんの敵が残っているこの状況ですが、なにせ行われるのはどんどんと戦いが行われていく絶亡烈者七天伐闘!
次々に戦士たちは倒れて行き、次々に数々の因縁にも決着がついていくわけです!
ところでこの七人の中に伊達はいないのかよ!と驚く方もいるはず。
ですがご安心ください。
ちゃんとこの後活躍してくれます!!

2014年から長く続いてきたこのスピンオフ、原作のリスペクトに溢れた作品でした。
そのリスペクトぶりは最終巻の今巻でもバッチリ見て取れます!
まさか原作のアレをああして最後の攻撃にするとは……ここまで本作を追いかけてきた男塾ファンは思わず声をあげてしまうはず!
しかもそのリスペクトぶりは原作にもとどまらず、アニメの方にまで……!?
物凄く駆け足で、ちょっとポエム的なエンディングではありますが、最後の最後まで魂のこもったド迫力の作品でした!!
そのいろいろな意味で必見のラスト、是非とも皆さんの目でご確認ください!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!