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今回紹介いたしますのはこちら。

「バレてる!カクテルナイト」第2巻 高山としのり先生 

講談社さんのアフタヌーンKCより刊行です。




さて、親友の天上空が、ずっと昔から恋焦がれていた魔法少女バレンシアの正体で、男装している姿であることを知っている大地。
空の正体がバレてしまっては大変と、大地は学校生活で空がぼろを出さないようにフォローするのです!
が、空は学校ではイケメンの王子様キャラで、みんなにちやほやされているうえ、何かと無防備だったりするのでまあ大変!
大地はバレないかドキドキし、好きな相手と近い距離で過ごすことにドキドキする気の休まらない日々を過ごすのです!!
……ちなみに空の方も、どうやら大地のことを憎からず思っているようでして……




ある日のことです。
大地が教室に来ると、何やら人混みができていました。
どうやらそれは、大地の机の上に置いてあった差出人不明の手紙が原因のようです。
一体何なんだとその手紙を見てみると、その内容はこんなものでした。
大地陸へ。
カクテルナイト・バレンシアの正体はあなたですね?
黙っていてほしかったら放課後に旧校舎の裏まで来なさい。
…………フリーズしてしまう大地、そして横にいた空。
色々と考えを巡らせ、青くなる二人ですが……直後、教室の中は爆笑に包まれました。
それはそうでしょう、大地は男ですから、女の子であることは間違いないバレンシアなわけがないのですから。
普通ならそう考えて笑い飛ばせるところですが、クラスメイトの「実は大地が男装女子だったとでも!?」というジョークが飛んできたことで、空の動揺は一層ひどくなってしまうのです!!
彼女の動揺を見て、大地は決心します。
今こそ空を守る時……!
そして大地は、みんなに言うのです。
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俺がバレンシアだっていうのは秘密だぞ?
内緒のポーズをとってウインクする大地。
クラスメイトにはドン引きされてしまいましたが、空を守るためにはまあ……そこまで悪くない行動と言える、かも、しれません……!
ですが中のいい友人には、大地はバレンシアが好きすぎて自分がバレンシアと思うようになった変態なんだろう、と謎の分析をされてしまい、もうふんだりけったり。
それでも大地は空を、バレンシアを守るために何も反論せず、教室から飛び出すのでした……
が、そこで学校の生徒の一人が、携帯の動画を見せながら大地にこう話しかけてきました。
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ストレスマンが出たって。
大地はバレンシアなんでしょ?
……そう、カクテルナイトはストレスマンと戦う魔法少女。
バレンシア設定を守るならば……
大地は、変身するから絶対来るなよ、とその生徒に言い残し、ダッシュするのでした!!

皆信じていないとはいえ、バレンシアを名乗るからには最低でも「バレンシアがみんなの前で戦っている」間に、「大地がいる」状況だけは避けなければいけないでしょう。
そこで大地は、職員室近くのトイレに駆け込みます。
ここは緊急事態でもない限り、誰もここは使わないのです。
しばらくここで時間を潰そう、と考えていますと……
そこに空が入ってきました。
なんだか気まずい二人ですが、たまたまトイレで鉢合わせすること自体はあり得ないことではありません。
こ、ここ、静かでいいよね……ともごもご言いながら個室に消えていく空……
やがて個室の中から何から光がほとばしり、何かが飛び出していくのですが、大地はとりあえず見て見ぬふりをするのでした。

バレンシアはストレスマンをあっさり撃破。
その活躍を見届け、大地も教室に戻り、俺が変身して倒したんだぜ!とクラスの皆に自慢します。
大地がバレンシアなわけがないことを知っている空、そんなことやめなよと大地を説得しようとするのですが……
これがバレンシアを守るベストな方法だ、自分が囮になればバレンシアは安全だ、と考える大地は、この行動を続ける決意を揺るがすことはないのです。

今までいろいろ言っていたものの、大地の友人たちは、大地の行動はカクテルナイトの正体を知りたがる不埒な連中からバレンシアを守ろうとしているのだろう、とわかっています。
だからこそ、一人で例の手紙の待ち合わせ場所の旧校舎裏に向かう大地を止めませんでした。
ですが……やはり黙ってはいられません!
空は友人たちを置いて、旧校舎裏に駆けだすのでした!!

旧校舎裏で待っていたのは、敵組織のポイゾナースの一員、スコルピオだったのです!
予想外の大物の登場に驚く大地!
ついでに空も驚いて声をあげ、その場に駆け付けてきたことが早速ばれてしまいました。
それは自らの危険を顧みず、陸はバレンシアじゃないと庇うのですが、スコルピオは大地がカクテルナイトであると言う証拠をつかんだ、というではありませんか!
それが何かと言えば……大地の近くにバレンシアが現れる頻度がやたら高い、と言うものでした……
ですがそうなると、バレンシアが二人いることになるのではないでしょうか?
冷静にそれに突っ込むと、スコルピオは魔法少女だから分身とかできるんじゃないか、とテキトーなことを言うのでした……
的外れな指摘ではありますが、大地がバレンシアだと思われていた方が、囮としては正解です。
それだけか、他の証拠はないのか、と探りを入れる意味も込めてさらに尋ねました。
するとスコルピオ、この学校の男子なら六同グループの令嬢にして生徒会長の六道さそりが好きなはず、それなのによりによって男子が「麗人王子様」と呼ばれる女子人気の高いバレンシアが好きなんて嘘に決まってる、本人じゃなければありえない!と断言するのでした!!
……たまらず逃げてしまう空。
スコルピオは調子にのり、まだ別人だと言い張るならバレンシアの好きなところ100個くらい言って見せろ!と更に圧をかけてくるのです。
が。
その言葉が大地に火をつけてしまいました。
黙って聞いてたら、「好き」を「嘘」だと?
そう言って、
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物凄い勢いでバレンシアの魅力を上げまくっていくのです!
俺の「好き」はいつでも本気だ!!
予想外の反撃に戸惑うスコルピオ!
こうなったらひん剥いて正体を暴いてやる、と手を出すのですが、そこでバレンシアが登場!
一撃でスコルピオをふっとばして見せるのでした!!
そしてバレンシアは言うのです。
でしゃばるから危ない目に遭う。
でも、ボクのフリしてボクを守ろうとしたんだね。
ありがとう、君がいるからボクは強くいられる。
そう言って、微笑むのでした。


自分の予想が完全に外れていたスコルピオ。
ボスにこっぴどく叱られてしまうのですが……今回の件で、今までほとんど動いていなかったポイゾナースの一人、ラーナが動き始めます。
「手続き」がもうすぐ終わると言うラーナ。
彼女の目的は、カクテルナイト……ではないようです。
ラーナが手に持っている一枚の写真。
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そこに写っていたのは、大地でした。
興味あるね、大地陸君……!
ラーナはそう呟き、笑うのです。




というわけで、新たな展開を迎える本作。
今までかなりアホのこの成分が強いスコルピオがメインの敵だった為、ストレスマンの強襲もどこか御しやすさのような物があった気がします。
ですがここで現れた新たなポイゾナース、ラーナはそう簡単な相手ではない様子。
「手続き」をして行うラーナの戦術は一体どんなものなのか……?
そのからめ手とも取れる戦術は、カクテルナイト達に今までにないピンチを齎す予感がします!!

そんな新展開が楽しみな本作ですが、それ以外の部分も見逃せない内容が盛りだくさん!
1巻の時点でしっかりと正体が明かされているのは空=バレンシアだけでした。
ですがこの第2巻で、新たなカクテルナイトの正体が完全に明かされることになります!
……とはいえすでに臭わされていましたから、やっぱりねとなるあの人物なのですが……!
さらにこの紹介したエピソードでスコルピオの正体もほぼ確定しましたし、このまま他のカクテルナイトやポイゾナースの正体が明らかになる日も近いかも……?
その上大地が他のカクテルナイトとばっちり対面してしまうエピソードなどの、後々重要になりそうなお話も収録!!
大地と空のいちゃつき(?)ラブコメだけではない、様々なキャラの活躍が楽しめる本作、今後そちらの方面もさらに強化されていきそうです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!