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今回紹介いたしますのはこちら。

「遺書、公開。」第8巻 陽東太郎先生 

スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスジョーカーより刊行です。




さて、遺書の公開が進んでいくにつれ、今まで知らなかった真実が見えてきた本作。
残すところ数名となった遺書公開ですが、果たしてその全てを公開した時には、姫山椿の自殺の真相が全て見えてくるのでしょうか……?



遺書の公開はさらに進み、残すところ2名となりました。
ですがその直前、姫山椿に関する新たな真実が、思わぬところから判明します。
それは、姫山椿には「憧れの人物」がいたらしく、さらに「序列1位」としての扱いを受けることに関しては、嫌とは思っていなかったらしい、という言うことです。
序列1位としてみんなに扱われ、それが精神的な重荷となって自殺につながった。
クラスのほとんど全員が、それこそが自殺の動機だと思っていた中で判明したその事実は、クラスに更なる動揺を巻き起こします。
……ですが、そうなれば一層残った遺書を確認しなければならないでしょう。
もしかするとその遺書の中に、本当の動機がわかる何かがあるのかもしれないのですから。
残っているのは、序列22位の池永柊夜と……序列28位、そしてあの日以来学校に来ていない絹掛愛未だけ。
絹掛の遺書を発表してほしくても、学校に来ていないのでは仕方ありませんから……実質的に最後の公開になるであろう、池永の遺書の公開が行われる……と思われた、その時でした。
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教室の扉のすぐそばに立つ、絹掛の姿に気が付いたのは!
担任の甲斐原がきづき、絹掛を中に招き入れます。
はじめてその姿を見る生徒も少なくない絹掛。
なぜこのタイミングで姿を現したのか……?
彼女は今この教室で何が行われているのか、それを知っています。
以前池永や廿日市達が彼女宛ての遺書があるのか確認するために彼女の家に行ったのですが、その際直接会えなかったため、事情を書いた手紙を残してきたためです。
彼女はここに、遺書をもってやってきました。
となれば、彼女に持遺書を読んでもらうことができそうなのです、が。
そこで絹掛は、池永の方を見て、こんなことを言い出したではありませんか!
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やっぱりあなたが、池永君、です……よね?
どうして、どうしてこんなもの……書いたんですか?
池永が書いた物。
それは、事情を説明した手紙の事、ではありません。
「姫山椿の遺書」のことなのです!!
池永が姫山椿の遺書を書いた!?
クラスに衝撃が走るのですが、池永は鬼気迫るものを感じる表情で、俺じゃない、と否定。
そこで千蔭は、絹掛になぜそう思ったのかと尋ねました。
絹掛はそこで、自分が見たものを明かしました。
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姫山椿の葬式の日に、遺書の並べられた教室から池永が出てきた、という場面を……!
絹掛はそれを見たため、この遺書を書いたのは池永で、自分の家にわざわざ来たのも、自分を監視してるとわからせて学校に来させないようにするためだと思った、と言います。
……池永は……平静さを取り戻し、しばらくすると……ごめん、と一言謝ります。
そして、最初から自分の番が来たら話すことになるとは思っていた、と前置きをして……
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自分が遺書を置いた、姫山に頼まれて、と続けたのです!

池永は事情を説明する前に、遺書の公開を行いました。
柊ちゃん、今までずっとありがとう。
今ではあまり話さなくなってしまったけど、同じクラスになれてうれしかった。
柊ちゃんはずっと私にとって大切な存在だよ。
突然こんなことを頼んでしまってごめんね。
でも柊ちゃんなら私の思いを全部汲み取ってくれるって信じてる。
これからも私の分まで、大好きな電車と触れ合える機会がありますように。
……まず一同が驚いたのは、「柊ちゃん」と親しげに呼びかけられていることです。
一体、姫山椿と池永柊夜の間には何があったのでしょうか。
実は池永と姫山椿は、この学校で同じクラスになるよりもずっと前に、すでに知り合っていたのです。
それも一度や二度会っただけではなく、しゅうちゃん、つばきちゃん、と呼び合うような仲で……!
やがてその過去は、池永の口から語られることになります。
それは、2人が小学3年生の時までさかのぼり……



というわけで、驚きの真実が暴かれることとなった今巻。
この後池永と姫山椿の関係が語られ、そして姫山椿が自殺する直前に池永と交わした会話などが明かされていくことになります!
姫山椿の自殺に直接関係しているとは限らないものの、そこで池永が違う行動を取れば姫山椿の自殺を防げたかもしれない……そんな会話が!!
さらに池永が、遺書を全員の机に置いた置くに至る出来事も、全て明らかになり……
そして今巻の最後には、さらに驚くべき真相に近づく重大なファクトが判明!
物語は一気にクライマックスへ近づいていくのです!!

本作は次巻第9巻で完結となるようです。
残る遺書は絹掛のもののみ。
その残り一通の遺書と、絹掛の登場によって明らかになる真実が、物語を真相に導いて行きます。
暴かれてきた闇、そしていまだ残っているであろう更なる闇。
姫山椿の自殺の本当の動機とは何なのか?
最後に残った最大の謎の真実は……
間近に迫る完結まで、目が離せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!