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今回紹介いたしますのはこちら。

「ポンコツちゃん検証中」第9巻 福地翼先生 

小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行です。


さて、確実にエックスデーが近づいていく中、雨坂さんの水戸くんを思う気持ちも高まっていく本作。
能力検証を手伝ってくれることになった雨坂さんは強力な戦力ではあるものの、夢咲さんにとっては思わぬライバルになってしまうのでした。



隕石の日まで残り2カ月。
春休みで学校は休みですが、その日も三人は集まり、能力の検証をすることになりました。
その日夢咲さんは非常にテンションが高かったのですが……それもそのはず、今日の能力は大当たり!
「未来をのぞき見る能力」だと言うのです!
実際にそれで隕石の落ちてくる日の様子をのぞき見られれば、前もっていろいろと準備していくことができるわけで。
これは夢咲さんのテンションが上がるのも納得なのですが、流石に何もかもわかって何もかも準備できる、というほど万能な能力ではないようです。
この能力にはこんな制限がありました。
見られるシーンは「5場面」のみで、それぞれ「5秒間」だけ。
しかも日時の指定は大雑把にしかできないようなのです!
とはいえ、時間ははっきりしないながらも隕石の落ちる日の予知ができるのは大きなプラスであることは間違いないわけで。
早速夢咲さんは一回目の予知を発動するのです!
するとその予知は……
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なんだか倉庫のようなところで、水戸くんが寒さに震えて投資寸前になっている、という謎すぎる状態!!
一体何がどうなって冷凍室的なところに閉じ込められるのでしょうか……?
しかしここで考え込んでも仕方ありませんから、続けて2場面めに。
今度は頭に包帯を巻いた水戸くんが、「これでは自転車で空を翔ける能力が使えないかも」と呟いているシーンでした!
その能力で隕石の所まで迎え討ちに行こうと思っていただけに、これはかなり厳しい情報。
マイナスな情報ばかりなのか、と戸惑う水戸くんですが、すかさずそこで夢咲さんは3場面めの予知を発動します。
すると今度は、質問するとヒントを聞ける能力で、隕石を止めるヒントを聞くシーンがうつりだしました!!
これは大変有益だ……と思いたかったのですが、そのヒントは……「サイ」。
全く意味がわかりません!
ヒントの途中で余地が終わってしまったのか、これですべてなのかもわからず……
3度目の予知もなかなかどうしていいかわからない感じの予知に終わってしまったのでした。
それでもめげずに4度目の予知を行う夢咲さん。
すると今度は、泣きじゃくる夢咲さんがうつりました。
その夢咲さん……泣きながら、謝っているのです。
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ごめん、水戸くん……
隕石止められへんかった……
あまりにも衝撃的な言葉を漏らす未来の自分。
思わず固まってしまう夢咲さんですが、未来が見えない雨坂さんは、今度は何が見えたのかと質問をしてきました。
その未来をはっきり伝えることができず、夢咲さんは、なんか私が泣いていたような、とぼかした情報を伝えるにとどまるのです。
ゴミが目に入ったのかもしれない、当日は気を付ける、と続けた夢咲さんですが、やはりその言葉は気になって仕方がありません。
それでも聞き間違いだろう、と自分に言い聞かせ……5度目の予知を行いました。
今度うつったのは、「辰巳大明神」と言うのぼりが立った参道のような場所で、雨坂さんが水戸くんに大事な何かを告げようとしているシーンでした。
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水戸くん、私、水戸くんのこと……
そこまで行ったところで予知の時間は切れてしまうのですが……
一体その後、何を言うつもりだったのか?
そんな思いが、夢咲さんの頭の中でグルグルと回り続けてしまうのです!
またどうだったか聞いてくる雨坂さんには、場所の情報だけを何とか告げる夢咲さん。
雨坂さんに好きな人がいると言うことは、夢咲さんも知っています。
ですがそれが誰かと言うところまでは聞いてはいませんでした。
……もしかすると、雨坂さんが好きな人は……!!
不安が渦巻く夢咲さんをよそに、水戸くんと雨坂さんは情報を整理していました。
調べた結果、辰巳大明神は京都にある神社だと言うことが判明。
そして今までの予知が全て制服姿だったと言う事を夢咲さんから聞くと、隕石が落下してくる日にちが、ある期間の数日に絞られると確信したのです!!
2年生の修学旅行の行先は、毎年「京都」。
隕石が来るその日は、5月!
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修学旅行の日程のどこかだ、と!!!
能力の検証と言うよりは、能力を使っての準備になった今回の集まり。
非常に有益な情報は手に入れられたわけですが……夢咲さんの心には大きな影を落とす脚気になってしまいました。
雨坂さんが好きな人は水戸くんなのか。
少し前に水戸くんが自分に対していったある言葉の真意は何なのか。
夢咲さんにとって、この問題は隕石に集中しきることが難しくなるほど重大なもので……
そして、雨坂さんの周りにも動きがありました。
この日の集まりの前の夜、師匠と仰ぐ杏子と電話で話をしていたのですが、そこで杏子に自分が好きな人が水戸くんであることを明かしたのです。
杏子は夢咲さんの親友で、彼女が好きな人物も水戸くんであることを知っています。
二人とも応援したい杏子なのですが、この問題ばかりはそうもいかず……
さらに水戸くんも、今まで過ごしてきた日々に想いを馳せながら、何やら作っている様子。
三者三様の想いに、杏子などの周囲の人間も巻き込み……
水戸くんたちは、2年生へと進級することになるのです。



というわけで、物語のクライマックスが近づいてくる今巻。
一同は進級し、能力検証も大詰めになって行きます。
ちなみに能力検証の最後の1カ月は、今まで使えてきた能力の全てが解禁になり、隕石を止めるための手段を本格的に検証していくための期間になるようです!
果たして三人は隕石を止めるためのプランを完全に作り上げることができるのでしょうか?
着々と迫ってくるその日に向けて、能力の準備は進んでいくのです!!
さらに今巻の内に物語はさらに進み、なんと修学旅行の日まで進行!!
予知されていた未来もすこしずつ暴かれていき、隕石も間近に近付いてきて……!!
おそらく次巻、第10巻で本作は完結となるはず。
果たして人類の未来と、三人の恋の行方はどうなるのか!
ますます目の離せない本作、最後の最後まで見逃せませんね!!

ラストに向けてのあれこれがメインとなっている今巻ですが、おそらく最後となる日常の能力検証風景もしっかり収録されております。
そちらはラブコメには欠かせない大イベントであるバレンタインデーやら、水戸くんが夢咲さんのお父さんとアレコレしちゃうお話やら、2年生デビューを目論む夢咲さんのお話やら、いつものテンションで楽しめる内容となっております!
さらにそれらには水戸くんと夢咲さんの関係に大きな動きを与えかねない大事なイベントも入っておりますので……こちらも必見ですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!