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今回紹介いたしますのはこちら。

「ハケンの忍者アカバネ」第2巻 みなもと悠先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。




さて、人材の墓場などとも揶揄される部署「赤羽課」に配属されてしまったユタカ。
ですがこの赤羽課、実は所属している人員が全員美女でくのいちというとんでもない部署でした!
会社の噂とは違い、その技能を生かした仕事をしている赤羽課で、ユタカは大変ながらも楽しい毎日を送ることになるのでした!



ある日のことです。
最近中途入社してきたイケメン社員、黒薙にあれこれと指導していた紺なのですが、そんな黒薙が彼女にLINEの交換をしないかと持ち掛けてきました。
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ユタカに褒められたいと言う気持ち先行で黒薙に熱心な指導をしていた紺、仕事の話があるのかと思って軽い気持ちでアドレスを交換したのですが、黒薙は下心ありありだったようで。
アドレスを交換してもらえるなんて思っていなかった、早速だけど今夜ごはんに行かないか、とすぐさまお誘いをかけてくるのです!
そんな様子をひそかに見ていたアカネたち赤羽課の面々、あの黒薙とデートするのか、と大盛り上がり!
なにせ黒薙はイケメンの見た目に加え、仕事ができてひとあたりもいいと女子人気が早くも高騰している人物なのですから、そんな彼とデートとなったら女子として黙っていられないわけです!
顔も服もばっちり盛っていかなきゃね、と一同は紺の気持ちも聞かずにぐいぐいと背中を押していきます!
たまらず助けを求めるような、この状況をどう思っているのか尋ねるような、そんな気持ちと気恥ずかしさが混じった視線をユタカに投げかける紺。
それに気が付いたユタカは、そんな好青年に青梅さんを任せできるなんてよかった、幸せになってください!と親目線の言葉とともに一緒になって後押ししてしまうのでした……

食事はつつがなく終了。
黒薙は食事をご馳走しただけでなく、おめかしした(させられた?)紺の格好をべた褒めするなど、言うことないおもてなしをしてくれました。
ですが紺の気持ちはユタカにしか向いていませんから、はあどうも、とそっけない対応しか出てこないのです。
しかし黒薙の方はこれでは収まりません。
青梅さん、もしよかったら僕と……
その思いを告げようとする黒薙。
ですが黒薙が言葉を言い終える前に、紺は黒薙の袖をつかんで駆け出すではありませんか!
戸惑いながら紺についていく黒薙ですが……そのまま紺は人気のない路地裏へ。
そして黒薙ぎへ逆に壁ドンしまして、こう告げたのです!
残念だが、
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O&F製菓の情報を持ち出そうとするやつとは付き合えんな、と!!
気が付けばその路地裏には赤羽課の面々も勢ぞろいしていました。
そしてアカネが手を差し出してこう続けるのです。
今朝渡した弊社のデータ、全部返してもらおうかな?野良忍の黒薙さん。

……すでに調べはついていました。
どこにも属さず、能力を生かして情報を仕入れて売るなどして生計を立てている「野良忍」。
赤羽忍軍はたまたまずっと亞鬼多家との縁が続いているものの、いろいろな事情で使える家がなくなってしまった忍者と言うのも数多くいるそうで。
黒薙も忍びの血族ながらやはり今現在使える家を持たず……
野良忍としての仕事でこのO&F製菓に潜り込んでいた、というわけです!
密かに調査を進めたゆかりによってすべてがあばかれてしまった黒薙。
ところがそれでも黒薙は慌てないどころか、ばれてたのか、残念、とへらへら笑うではありませんか!
そしてこんなことを言うのです。
赤羽の忍者さんはともかく、君とは言い関係になれると思ったんだけどな、青梅さん……と!
そうなのです、他の赤羽課の忍者とは違い、紺はかつて亞鬼多家との縁を切られた「野良忍」の一族。
言うなれば黒薙と同じ立場にいるわけで、自分の立場や考え方も理解できるだろう、と黒薙は考えたのでしょう。
そしてそんな話を持ち掛けられた紺はと言いますと……
そうだな、赤羽への復讐に燃えていたかつての私なら貴様と手を組んだかもしれない。
そう一旦うなずいておいて、さらにこう続けたのでした!
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だが今の私には、ここにいたいという場所があり、仕えたいと思う上司がいる。
貴様と手を組むつもりはない。
頼む、書類を返してくれ……!!
強い決意を込めたその言葉を聞いた黒薙は、

なんかあっさり書類を返してくれました。
まだどこに売るか決めてなかったし、失敗しようが成功しようが怒られる相手も褒められる相手もいない、もっと楽に稼げる仕事を探す。
そんなことを言い残し、じゃーね、とさっさと退散してしまいます。
生来の軽い性格、そして野良であるが故の身軽さか。
かるーく消えていった黒薙を深追いする意味もないでしょう。
黒薙を見逃した後、紺はみんなに謝り始めました。
自分が功を急いだせいで相手の正体にも気付けず、みんなに迷惑をかけた、と。
ですがアカネたちからすれば、そのおかげで黒薙のしっぽをいち早くつかめたのですから怪我の功名といったところです。
そしてユタカも、焦らなくても大丈夫、僕も何もできてないけど赤羽課の一員にさせてもらってますから、と優しい言葉をかけてくれるのでした。
……ユタカは、紺が後から赤羽課に加入してきたことから、早くみんなに認められてもらえるように頑張っていた、と勘違いしているようです。
紺の気持ちはそうではありません。
ユタカに認めてもらい、二人の距離を縮めるきっけになれば、という思いだったわけで……
ここで紺、勇気を振り絞り、ユタカに言いました。
上司、あの、今度……その、LINE……私とLINEを……
勇気を振り絞った紺のお願い。
そのお願いは、なんと聞き入れてもらえることになるのです!
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……みんな参加の赤羽課グループを作ろう、という形で、ですが……
皆でまたまた大盛り上がりする中で、紺はいつものように思い通りにならないモヤモヤで泣いてしまうのでしたとさ……




というわけで、今巻も赤羽課のみんなの活躍が描かれていく本作。
今回は自分イチオシの青梅さんの活躍するお話を紹介させていただきましたが、他のメンバーもばっちり活躍を見せてくれますのでご安心ください!!
特に前巻では比較的見せ場が少なかった気がするなでしこやうぐいすと言った、キャラ的に一歩引いた位置にいがちな二人もその魅力をいかんなく発揮してくださいます!
皆のお姉さん的なキャラだけに、他のキャラのようにユタカへの感情をあらわにしなかったり、トラブルを引き起こす側にもなれなかったりするなでしこが、珍しく(?)トラブルを起こしつつもしっかり彼女らしさが垣間見えるお話が収録されていますし、うぐいすの方は彼女が豊かに秘密にしているマジシャンキャラを生かしたエピソードが用意されています!
勿論それ以外の皆さんも大活躍!
ゆかりはその重い女キャラをそこかしこに出しながらもユタカの重荷にはならない絶妙な乙女心も出していきますし、紺もまだまだ活躍!
さらに課のみんなが勢ぞろいして活躍するお話などもありつつ、ユタカもしっかりと皆と一緒に成長していくさまが描かれているのです!!
そしてメインヒロイン格のアカネも、今巻の最後でかなり大きな勝負に打って出ていき……!?
各キャラの魅力が爆発し続ける今巻も必見の内容になっています!!

巻末には描き下ろしのおまけも収録。
こちらは青梅さんファンならば避けて通ることは許されない内容ですよ!
いやあ、青梅さんには幸せになってほしいものです……!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!