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今回紹介いたしますのはこちら。

「往生際の意味を知れ!」第4巻 米代恭先生 

小学館さんのビッグコミックスより刊行です。




さて、母への復讐のために異常ともいえる行動を続ける日和。
そんな日和に心から恋い焦がれてしまっている海路は、かつて恋人だった彼女とよりを戻すため、彼女のためにありあらゆる手を尽くすのですが……



母の悪行を暴くため、五反田と言う医師を探すことにした日和。
予想外の情報筋から、五反田が京都の田舎町に住んでいると聞き、早速尋ねることにしました。
一足先に現地に向かった日和を追いかけるように、その田舎町、伊根に向かった海路。
今回は海路の暴走ぶりが心配でならない同僚の八幡、同じく海路の友人でありファンであり、大人気俳優でもある榊田、そして日和のおばである美智が同行しています。
こんな大人数で動いているのは、「逆に怪しまれない」ため。
日和を含めた五人は雑誌の「小さな村のスゴイ人」という企画でこの伊根にいる五反田(今は山下と名乗っているとか)を訪ねてやってきたと言う設定を作っています。
その設定は、日和が先に村に入っている編集者で、榊田がカメラマン、八幡がカメラアシスタント、海路がインタビュアー、美智は旅行ついでについてきた編集長、というもの。
それでも努めて怪しまれないようにふるまおうと誓い合う4人なのですが、肝心の日和は今、なんと交番にいるのだとか……!
いきなり不安いっぱいで交番に向かう四人。
するとその不安は的中してしまいました。
と言っても、さわやかイケメンの警察と仲良さげに日和が話している、という海路にだけピンポイントでヒットする不安なのですが!!
あげくの果てに「日和さん」と下の名前で親し気に呼ぶそのさわやかイケメンに、ブチ切れそうになる海路……でしたが、そんなことよりも気になったのが、日和の左目の周りにできている大きなあざです!!
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実はそのあざ、日和が金づちを使って自分でつけたあざなのですが、「山下」に殴られたのだ、と言う設定にしているようです。
海路以外の面々は、まさか日和が自分で痣を作るなんて思いもよらなかったようで、大丈夫なのか、と日和を心配して駆け寄ります。
とりわけ美智は心配なようで、どうしてそんな危ないことを一人でしたのか、これからはみんなから離れないで、と手を取って声をかけるのです。
冷静に、わかったよ編集長、と答える日和。
さわやかイケメンは何やらその様子を冷たい目で見つめていますが……すぐに今までのさわやかスマイルにもどり、これから山下さんの診療所に現場検証に行くけど皆も一緒にどうか、と尋ねてきました。
なんだか軽いノリに戸惑う一同ですが、事件もろくにない田舎町ではこんなものなのでしょうか……?
診療所と言う言葉に引っかかる美智、そんな彼女に日和は耳打ちします。
五反田は自宅以外に新しく診療所を借りてたみたい、でも自宅を訪ねる前に逃げられちゃって……
それを聞いた美智、何か少し考えるそぶりを見せ、ここまでの運転で疲れてしまったからここで休んでいていいか、と一同に尋ねてきます。
実際ここまで来るのはかなり長旅だったわけで、その申し出も自然は自然なのですが……
日和はそんな未知にこうささやき、診療所に向かうパトカーに乗り込んでいくのでした。
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大丈夫?
あんまり歩き回らないで、ここにいてね。

診療所に向かう最中さわやかイケメンこと東に、学生の頃も出るとかを少しだけやっていたものの、その時騙されたことで都会に嫌気がさし、地元に戻ってきたと言う過去がある事を知った一同。
ついでに東は「嘘つきが嫌い」と言うことも知ってしまい、みんな嘘をついているこの状況が気まずくて仕方なくなってしまいました。
そうこうしている間にたどり着いた診療所。
そこで、日和はここで殴られたと言う状況を再現することになりました。
……その頃、美智は交番を抜け出し、車で海辺の小屋へとやってきています。。
再現をする日和と、小屋を訪ねる美智。
二人がリンクするかのように、ドアをノックして開けると……
海辺の小屋には、
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大きな血痕が残されていたのです!!
……診療所の方には、不審そうなものは何もありません。
ドアを開けると中に山下さんがいて、なのったら殴られた、と説明する日和。
東は、山下さんがそんなことをするとは思えない、と冷たい視線を送りつつ呟くのですが、またすぐにさわやかスマイルへ。
じきに現れるだろう、宿の当てが無かったら自分の家に止まらないか、と明るく言う東に、宿もろくにないこんな土地に途方に暮れていた八幡や榊田は大喜び。
海路もそんな一同についていって診療所を後にするのですが、その最中に日和に指示され、一同の目から逃げるように外に誘導されました。
一人で行動するなと言われただろうと問いかけても、何も言わずグイグイ進んでいく日和。
しかし海路がその目は自分でやったんだろう、と問いかけますと、ようやく振り返り、よくわかったね、と微笑みました。
日和がそう言う行動も辞さない人物だと言うことはよく知っている海路、そんなことだろうと思った、とつぶやき、何かやるなら事前に連絡しろ、察するしかないこっちの身にもなれ、とアレコレ言うのですが、また日和は無視し続けます。
やがて日和は目的の場所にたどり着きました。
そして、こう言うのです。
あの小屋に、お母さんの仲間がいる。
酷い人なの、嘘つきで、狡猾。
ずっと私たちをだましてた。
この人は、最悪。
ね?
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美智おばさん。
そう言って日和が扉を開けた小屋の中には……美智がいたのです。
これはつまり、美智は……日和を欺き、日下部由紀と連絡を取り、五反田とコンタクトを取ろうとしていた……!?




というわけで、新たな展開を迎える今巻。
千世子を助ける作戦にも協力してくれた美智は、日和たちの味方のはずでした。
だからこそ五反田を見つけ、母の悪行を白日の下にさらすための今回の作戦に同行させていた、と思われていました。
ですが日和は、五反田を探しつつ、この状況を利用して美智の正体をも暴こうとしていたわけです!!
本当に美智は日和の敵なのでしょうか?
美智が日下部由紀と繋がり続けていた理由は何なのでしょうか?
五反田捜索編と思われていたこのシリーズは、まさかの美智との決着編へ!
数々の真実と、美智と日下部由紀との過去が明かされていく中で、日和の取る行動とは?
そして追い詰められつつある美智はとんでもないことをして……!!
急展開に次ぐ急展開となる美智編、今巻で一応の決着となるのですが、最後のさいごでまたもとんでもない展開が待っています!!
読者の予想を超えたドラマが待つ本作、この後の展開も激動が連続していきそう……
海路と日和の関係がどうのと言っている余裕すらも失われ、日下部由紀のどす黒い悪意が広がりを見せていくこの状況から、どう転がっていくのか?
今後が一層見逃せませんね!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!