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今回紹介いたしますのはこちら。

「海喰い」第2巻 原作・藤澤勇希先生 作画・戸田泰成先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。


さて、突然現れた巨大イソメ、通称イソメジラに乗っていた船を破壊されてしまった直道達。
幼馴染の海沙姫を含めた数名でなんとか脱出し、近くの志摩に辿り着くことができたのですが……




迫り来る死より逃れてようやくたどり着いた無人島。
ですがそこに待っていたのは、新たな絶望でした。
イソメジラのように巨大化した、タコ。
タコはその8本の腕を伸ばし、直道達に今にも襲い掛からんとしています。
呆然と立ち尽くすばかりの直道達。
一同がイソメジラから何とか逃げることができたのは、イソメジラは目がほとんど見えず、音で獲物を探していたことに気が付いたためでした。
息をひそめ、物音を立てずにじっとしていれば立ち去っていたイソメジラ。
ですが、タコは話が違います。
タコは人間と同じような目を持っていて、獲物の情報を視覚でとらえる……!!
イソメジラの時のようにじっとしていても、タコは襲ってきます。
かといって飛び出して逃げようものなら、その飛び出した人物が真っ先につかまってしまうかもしれません。
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動きが止まってしまう一同に、じわじわと近づいてくるタコの足……!
このまま誰かが犠牲になってしまうのかと思われた、その時でした!!
直道達の背後から、突如強烈な光が差してきたのです!!
と同時に同じ方向から、叫ぶような声が聞こえてきました!!
走れ!逃げるんだ!
そいつは今視えてねえ!!
急げ、海から離れろ、そう追っちゃこれねえ!!
誰の声なのかはわかりません。
うろたえる直道達ですが、実際にタコの動きが止まっているのも確かです。
直道や海沙姫が先導することで一同は一斉にタコに背中を向けて駆け出しました!
すると逃走を助けてくれるように、もう一度まばゆい光がタコの目に照射!
一同は辛くもタコから逃げ出すことができたのです。

一方、別行動をしていた影山達は森の中を歩いていました。
そんな中で、影山にひそかに思いを寄せている手越はと言いますと、少し前に心無い言葉を影山に浴びせてしまい、そのことが引っかかってうつむいたまま歩いております。
彼女の気持ちを知っている友達の津川は、素直に謝っちゃえばいい、とアドバイスするのですが、手越は嫌われてしまったに違いない、とどうしても切り出せないのです。
そうこうしているうちに森を抜け、海岸に辿り着いた影山達。
遠浅で穏やかな海だということがわかると、津川はラッキーかもしれない、と言い出します。
遠浅の砂浜ということは、潮干狩りをすれば回とかがザクザク出てくるのではないか?そうなれば食料に困らないのではないか?というわけです。
津川は家族と何度も潮干狩りに行ったことのある経験者だそうで、そんな経験がここに貝がありそうだというにおいを感じ取ったのでしょう。
食料のめあてが付いたことに加え、津川の明るいキャラもあり、一同のムードは少し明るく。
そんなムードにも押されて、手越はようやく影山に謝ることができました。
あたし、昨夜皆に酷いこと言って、謝らなくちゃってずっと……
何がなんだかわけわかんなくなって、みんなのことおかしいって……
絞り出すように謝ると、影山はすんなりと許してくれました。
つかれていたし、精神的にも限界だった、そのせいで自分たちの方が少しマヒしていた気がする。
君の反応の方が正常で人間らしいよ、謝るとすれば俺の方だ。
そう言って、影山の方から頭を下げてくれるのでした。
それを見た津川、すかさず手越の方へ駆け寄り、からかい始めます。
いっそ素直に告っちゃいなよ、今人も少ないしさ。
にやにやと笑ってそう言う津川に、流石に黙ってはいられない手越。
逃げ回る津川を追いかけて行く手越なのですが、その瞬間のことでした。
突如現れたイソメジラに、
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津川の上半身が食いちぎられたのは……!
目の前で起きた恐ろしい出来事……
てふぉしは恐怖も忘れ、絶叫して津川に駆け寄ろうとするのですが、そんなことをすればたちどころにイソメジらのエサになってしまうでしょう。
なんとか影山が抑え込もうとするものの、取り乱した手越は止まりません。
当然のようにイソメジラの毒牙が手越達に降りかか……ることは、ありませんでした。
何故かイソメジラは動きを止め、そのまま砂浜の中に潜り込んでいき始めます。
目の前にエサがいるのに、すぐに巣に戻っていった……?
その疑問は、すぐに明かされることになりました。
それは
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イソメジラすら捕食する更なる巨大海棲生物、カニが現れたからだったのです!!
更なる巨大生物の登場は、一同に恐怖を与えます。
が、実はこれはむしろチャンスかもしれません。
カニがうろついていれば、イソメジラは姿を現さないでしょう。
そしてカニの方も、おそらく普段辛さにしているであろうイソメを食べている間は、見たことのない獲物である影山たちを襲わないはず。
この間に、イソメジラの生息地である危険極まりないこの砂浜を離れることができるのですから。

その頃、タコから何とか逃げ出すことができた直道たちは、自分達を助けてくれた光を照らした人物に会っていました。
2キロ先まで照らせる漁船用のサーチライトと……
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長刀のような武器を持った、怪しげな男に。
その男は、直道たちにこう問いかけるのです。
何なんだガキども。
おまえら、俺の島へ何しに来た?





というわけで、新たな展開を迎える本作。
ギリギリで辿り着いた島ですが、やはりここも安全とはいいがたい場所のようです。
イソメジラのみならず、巨大カニや巨大タコがうろついているこの島も一瞬も油断できません。
その上現れた、怪しげな男。
大人の男性が味方になってくれるのならば心強いですが、物騒な装備を固めながら「俺の島」と言い張るこの人物にそこまで信頼を寄せていいものでしょうか。
この後、物語はやはりこの男が中心になって進んでいくのです!

本作の売りはやはり巨大海棲生物の猛襲でしょう。
イソメジラ、タコ、カニと様々な怪物が登場した本作、この後もその怪物たちが一同に次々と襲い掛かってきます!!
この島は人がほぼ住んでいない小さな島。
助かるためには、なんとか脱出するか、外に連絡を取るほかありません。
ですが今のところ連絡手段はなく、船もなく、船があったとしても小さなボートなどでは怪物のエサになるだけ。
直道たちに助かる道はあるのでしょうか!?
さらにモンスターパニックもので付き物な「人間の敵は人間」要素も当然のようにあるわけで……
様々な事態が巻き起こる本作から、ますます目が離せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!