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今回紹介いたしますのはこちら。

「BUILD KING(ビルドキング)」第2巻 島袋光年先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。




さて、師匠であるシャベルを追うため、そしてその先にある「ビルドマスター」を目指すため、島を出たとんかちとレンガ。
到着した町で出会ったこるくの誘いで、逆さ城のリフォームと言う困難な仕事を依頼され……!?




逆さ城の工事を完遂させたとんかちたち。
その後二人はこるくに案内され、一流の職人の証とされるビルドユニオンのライセンス、「ビルオンライセンス」を手に入れる為、ビルオンガーデンにやってきていました。
このビルオンライセンス発行のための試験には、様々な有名職人などから推薦された者、厳しい書類審査を通過したモノ……そんな腕利きの職人たちが全国から集まってきています。
勿論そんな未来の有望職人をスカウトする為、多くの親方衆や企業のスカウトも多くやってきていました!
とんかちたちを迎えに来たナナもそんな一人。
そしてそれ以外にも、全国にその名をとどろかせる様々な職人が集まっておりまして、審査員もそんな職人たちの中から選ばれるのでした。

とんかちとレンガがやってきたのは、「ビガー工法」のライセンスの発行を行う試験の会場。
辿り着くなりとんかちは、そこにいた数々の受験生たちに元気よく、一緒に試験頑張ろうなと声を掛けます。
が、受験生たちはほとんどが全く取り合わず、無視を決め込み……
そんな中、1人の受験生が反応してくれました。
ですが決して好意的なそれではありません。
ここは一般受付じゃねえぞ、ガキはうちに帰ってママの「ピー」を「ピー」して寝てな。
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そんな悪態をつくその男は、バル・タウロス。
そして彼の悪態に「ピー」を挿入して自主規制をしているのが、バルの相棒であるピー助です。
どうやらピー助は単なるピー音入れ役、バルのブレーン役もしているようで。
とんかちたちを見ると、こいつらは伝説のビルダーの弟子だとかで噂になっている二人だ、とバルに教えていました。
シャベルはビルドキングの工事にかかわる男だけあり、流石の知名度を誇ります。
その弟子ともなれば、やはり注目度も並ではないようですが、バルはそんな二人にリスペクトをするどころか、こんなヒョロい優男がかよ、ウソだろ、と完全に小馬鹿にした態度を取ってきました!
たまりかねたこるくが、空見方が野蛮だ、野生で育ったのか、とバルを止めるのですが……実際バルは野生育ち!
あまりに野生過ぎて(?)彼の周りにはブンブンとハエがまとわりつくように飛んでいるのです。
ハエが苦手らしいこるく、自分の方に飛んできたため、思わずキモいと大きく手を振り回して追い払おうとします。
が、その手が思いっきりバルに当たってしまい……一気にバルはブチ切れ!!
もうピー助のピーが入っても聞くに堪えない言葉が乱舞する惨状になってしまいました!
今度は慌ててレンガが止めようとするのですが、バルは止まりません。
うるさいぞガキが、とレンガを振り向きざまに叩いて追い払うのです!!
そうなると大事な弟であるレンガに手をあげられたとんかちが黙っていられません!!
叩いたらダメだろ!!と言ったそばからとんかちはバルをひっぱたいたのです!!
とんかちの力はものすごいですから、バルもそれはもうものすごい勢いでふっとばされました!!
完全にぶっちぎれたバル、やりやがったな、顔面の骨「ピー」してやる!と怒りとともにとんかちに突っ込んで行きます!!
ピー助によれば、バルの本気のパンチは巨大な岩をも砕くのだとか……!!
そんなパンチが顔面にさく裂したら、「ピー」なんてレベルでは済まないかも……?
ピー助の不安をよそに、
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バルの本気のパンチがとんかちの顔面にさく裂してしまうのでした!!
その衝撃はすさまじく、あたりの暴風を巻き起こすほどのインパクトが生まれます!!
……が、
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とんかちはダメージがないどころか、きょとんとした顔で微動だにせず拳をその顔に受けているではありませんか!!
しかもそのパンチで先ほどのハエがたまたま潰れていたため、とんかちはハエを狙ってたのか、いい奴だったのかお前、とかんちがい!
一気に親愛の情を示しまくり、叩いてごめんな、と謝りながらバルに抱き着くのです!!
バルはたまらずそんなとんかちを改めて殴りつけようとするのですが……
その手を、今まで静観していた受験生の一人、襟木シズカが止めるのです。
もうその辺にしときな。
この騒ぎのすぐそばにいて、冷静さを崩さないこの男……ただものではなさそうです!!
と、その直後、試験会場の扉が開きました。
そこから出てきたのは、般若のような恐ろしい仮面をつけた、いかにも怪しげな男。
その男は、
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やっとそろったかクソが、さっさと中に入れノミクジども、と罵倒しつつ、大変お待たせしました、ビガー工法を受験される方はこちらへどうぞ、と丁寧な対応も同時にする、やっぱり怪しい人でした……





というわけで、ビルオンライセンス編が始まる今巻。
……ですが、残念ながら本作は次の第3巻で最終巻となる予定です。
ネットなどで話題になったのでご存知の方も少なくないでしょうが、本作はこの第2巻収録分の後、3話で連連載を終了してしまったのです。
そんなこともあり、このライセンス編の試験の途中で物語は急展開。
一気に大乱戦のバトル展開になって行きます!
なんといいますか、建築系の本来のメインとなる展開よりも、このバトル展開の方がわかりやすく、面白くいなっている気がします。
この辺りは島袋先生自身もわかっていた節もあるようなないうような……
ともかく「トリコ」でもいかんなく発揮されていた、「トップクラスの実力を持つ脇役キャラ」の魅力がこのバトルで披露されまして、謎の敵役の存在も相まって素直に楽しめるバトルになっているのです!
もうちょっと早めにバトル展開を盛り込んでいたらもう少し続いていた……のでしょうか?

そんな本作、予定では第3巻で完結予定となっていまして、本作が連載される2年前に発表された読み切り版を収録するとしても、単行本一冊分にはおよそ5~60ページ足りません。
ということは、連載終了時に発表されていた、第3巻で収録される描き下ろしの完結編もそのくらいのボリュームはあるだろうと言う事!!
これは期待せざるを終えません!!
まさかの終わり方だった連載終了話のその後がたっぷり描かれるとなれば、もうこれは見逃す手はありません!!
21年9月発売予定の第3巻、今から楽しみですね!!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!