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今回紹介いたしますのはこちら。

「人類を滅亡させてはいけません」第2巻 原作・高畑弓先生 作画・蒲タニ(かばゆうじ)先生 

白泉社さんのヤングアニマルコミックスより刊行です。


さて、ひょんなことからラビー星の王女、リリンの面倒を見ることになった理。
下手をすれば5年後にやってくると思われる、ラビー星の死者たちによって地球を滅ぼされてしまうかもしれない育児に挑む羽目になったわけですが、なんだかんだと理とリリンの距離は縮まっていき……?




ある日、理が買い物に出ると、そこでタイミングよく持田さんと出会いました。
リリンに自分の弁当が不評だから、料理を練習するための材料を買いに来た、と話しますと、なんと持田さんが理の家に来て料理を教えてくれることに!
持田さんが提案してきた料理が「マグロのチョコミント和え~フリスクを添えて~」なのが少し不安ではありますが、なんにせよ片思いの彼女が家まで来てくれるというお話を断る手はありません!
二つ返事でその提案を受け、理はウキウキで家に帰るのでした!
……そんな自分を、密かに監視しているものの存在にも気が付かずに……!

家に帰りつくと、リリンがお人形で遊んでおりました。
なんだかんだ言いながら理もそれに付き合ってあげようかとしておりますと、そこに突然刃物が飛んできたではありませんか!!
理の頬をかすめて柱に突き刺さった刃物。
その刃物に怯える間もなく、続けて窓を破って何者かが部屋の中に飛び込んできました!!
その何者か、あの理を監視していた存在と同じ人物のようです。
その人物は部屋の中に入ってくると、理にこう告げてきたのです。
見つけたぞ、リリン様を誘拐監禁している不届きものめが!
その罪、100回殺してもおつりがくる!
入ってくるなり物騒なことを言い始めるその人物、鍛え抜かれた体に褐色の肌、そして何より目をひくのが兎のような耳を備えている事。
ということは……そう、リリンの関係者です!!
実はこの人物、そもそもリリンがこっそり乗ってきた偵察船を運転してきた軍人で、リリンが地球に来た時からすでにいたわけで。
リリンは最近のいろいろですっかり彼女のことを忘れてしまっていたようです!
彼女の方はひたすらリリンを探していたようで、リリンに会うなりご無事でしたか、すぐに居場所を突き止められず申し訳ありません、と心配そうに駆け寄ってきます。
完全に置いてけぼりになってしまっている理、
そこでようやくなんなんだコイツは、と彼女を指さしますと、そこでようやくコカトリスが説明してくれました。
彼女は、
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弱冠20歳にしてラビー星連合軍のエースになった、特殊作戦部隊「蒼い目の脅威」こと、メイヒュー少佐だ、と!
なんでも彼女はたった一人で、戦艦5隻を潰したと言う偉業を誇る超腕利き。
そんな彼女、理のことを大事な王女を連れ去った悪漢と認識しているようです。
リリンを確保できたとなれば、リリンをこんな狭くて汚い部屋に閉じ込めただけでなく、一緒にお風呂とかも入ったと言う理を生かしておく理由もありません……!
ゴミを片付ける、と指の骨を鳴らし、敵意を漲らせて理を睨んでくるのです!
このまま大人しく殺されるわけにもいかない理、すぐさま部屋を飛び出し、自転車に乗って逃げ出すのですが、ラビー星の大エースであるメイヒューから簡単に逃げられるはずもありません!
メイヒューは文字通り理の部屋から外へ飛び出ると、逃げていく理に向かい
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超能力を発射!!
幸いその一撃は当たらなかったのですが、地面に大穴を開けるその威力に理はぞっとするのでした……!!

リリンは逃げていく理とメイヒューを必死に追いかけます。
理は悪い人じゃないよ、と懸命に声を上げてもメイヒューには届かず……
既にその時、理はメイヒューに追い込まれ、逃げ場のない状態に!!
瞬きする間もない一瞬で消してやろう、と理に向かって構えるメイヒュー!!
理の命もここまでかと思われた、その時です!
たまたま通りがかったおばちゃんが自転車で二人のほうに突っ込んできまして、
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とっさに理がメイヒューを助けようと抱き寄せたのです!
命を狙われる相手を助けるというのもあれです、これも理の根のやさしさが出たのでしょう。
理自身もメイヒューを抱き寄せたまま、女の子がいるのに危ないな、とおばちゃんに文句を言ったところで、自分のしてしまった(?)ことに気が付いて大慌て!!
……するのですが、なんだか
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メイヒューの様子もおかしいです。
顔を真っ赤に染め、何を急に、あんな抱きしめるなど、「女の子」って、と理以上にうろたえていて……!!
これは、もしかすると、理のことを……!?





というわけで、新キャラクターが登場する今巻。
このメイヒュー、リリンやコカトリスとは違い、フィジカル、超能力、技術と様々な面でハイスペックなキャラクターで、今までのラビー聖人たちとは段違いの能力を持っております。
そんな彼女がリリンを取り返しにくれば、理はリリンをおとなしく返すか、何とかわかってもらって納得づくで預かるかのどちらかしかない……と思われておりました。
ですがこの思いがけない理の行動と言動で、どうもメイヒューはヒロイン枠のほうに入り込んでしまう様子!!
今まで女性らしい扱いをされたことがあまりないのでしょう、いわゆるチョロいヒロインというやつになってしまうわけです!
本作のヒロインと言えば持田さんですが、彼女はどうも理のことを悪からず思っているようですし、このままいけば普通にお付き合いしてしまいそうでした。
そこで彼女が登場することで、子育てドタバタコメディだけでない、ラブコメ要素もしっかりと加わることになるのです!

勿論それだけではありません。
リリンの楽しいことやちょっぴり悲しいことといった日常、持田さんとメイヒューを加えたラブコメ的お話、そして理の過去なども徐々に描かれていくのです!
盛りだくさんの内容で進んでいく本作、それぞれの要素から目が離せませんよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!