jl0
今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第26巻 荒木飛呂彦先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、院長の正体が明かされ、真っ向から戦いを挑むことになった定助と礼。
院長……「ワンダー・オブ・U」の恐ろしい能力で、礼は倒れてしまいます。
ですがその倒れ際、勝利のヒントになりうる気になる言葉を残したのでした!



ワンダー・オブ・Uの能力によって深手を負った礼。
定助がすぐに助け起こそうとするものの、もう礼に意識はありません。
そして、定助に攻撃させようと挑発をする院長、ワンダー・オブ・U……
もはや礼を気遣ってあげる余裕もないようです。
定助はソフト&ウェットの能力を発動させました。
柔らかくて濡れている「線」が、回転している。
定助自身もまだ知らないソフト&ウェットの能力を知ることが唯一の勝利の鍵、なのでしょうが……
それがまだわからない以上、自分からワンダー・オブ・Uに近づくことはできません。
院長のほうから、定助に近寄らせる必要があるのです。
そこで定助がとった行動は、こうでした。
スタンドを発現させ……
jl1
背後の機材を破壊していく!!
その機材の中には、院長が開発を進めてきていたロカカカを元に作った薬が保管されていました。
それが次々と砕かれていくわけです!
流石に院長もその行動は黙ってみていられない様子。
辞めろ定助、これから「新ロカカカ」が手に入ったとしても、それらはいまだ医学会にとって非常に重要な治療アイテムだからな、試験管一本2億円以上だ。
世界中のアスリートからすでに予約も入っている、社会が必要としているテクノロジーだ。
……その言葉は、定助にとってむしろいい報せです。
フーン、俺のスニーカーはアウトレットでナナキュッパだ、とあえて自分の靴が安いことを強調し、その安い靴で2億以上の試験管を破壊することでより屈辱感をあおりました!
まずこれらのロカカカは全て破壊してやる、他の場所に保管してあったとしても、それもすべて見つけ出す!
定助の行動の目的は、もちろん院長を近寄らせるため。
それは院長自身もよくわかっているわけですが……
院長はソフト&ウェットのしゃぼんをゆっくりと回避しながら、じわじわと近寄ってきます。
そして、こんなことを言うのです。
私の方からお前に近づけと言うのか?
その前にこの世で間違いのない事実を教えてやろう。
広瀬康穂が、今東方邸にいるぞ。
君はそんなことをしてる暇があるのか?
彼女、間もなく死ぬぞ。
厄災の流れの順番だ。
……焦りが生まれたのでしょう。
定助はさらにスピードを上げて、試験管を破壊していきます!!
その間も院長はゆっくりと近づいて行き、転がっている試験管に手を触れました。
と同時に、定助の破壊の手が止まります。
いつの間にか、定助の喉から鮮血がし当たっているではありませんか!!
どうやら院長が触れたものを破壊する、という行為が「攻撃」とみなされ、ワンダー・オブ・Uの能力の対象になってしまったようです。
その結果、試験管の破片が、定助の喉に突き刺さり……!
院長は次々に、残った機材に触れて行きます。
こうすればもういたずらにロカカカを破壊することはできなくなると言うわけです。
余裕を取り戻した院長は、定助に飽きれたように語りかけるのです。
豆銃礼も、次に死ぬ広瀬康穂も、東方蜜葉も、ただ私を追跡しなければそれで無事で幸せに過ごせたのだ。
たったのそれだけのこともできないのか?
……院長は、すぐ目の前、手の届く所に立ってそう言いました。
定助はとっさに、院長の頭部にハイキックを叩き込んだ……はずだったのですが、なんということでしょうか。
そこには自らのスタンド能力であるしゃぼんが浮いていて、それによって院長にキックが届かないのです!
jl2
しかもそのしゃぼんによって定助の足の肉がえぐられてしまいました!!
たまらず後ろに倒れこむ定助!
すると今度は、背後にあった破壊された機材の尖った部品が定助の体に突き刺さります!!
部品は定助の肩を貫通し、大きなダメージを負わせてしまうのです。
大きなダメージを受けてしまった定助、身動きができなくなってしまいます。
それを見て院長は、そのままでいればいいじゃないか、と幸福を進めるような声をかけるのです。
……すると、その時でした。
定助のしゃぼんが突然動き出したのです。
それは、どこからともなく吹いてくる風のせいでした。
そしてその風は、
jl3
突如現れた「ボーン・ディス・ウェイ」……虹村京のスタンド能力!!
京は東方邸の康穂から連絡を受け、ここに駆け付けてきていたのです!!
ボーン・ディス・ウェイの能力で、凍結したしゃぼんは一斉に院長に向かって飛んでいきます!
とっさにガードする院長、ダメージこそ受けていない様子ではありますが、その手に持っていたステッキはへし折られてしまいました。
院長は、京の方へ振り向き、攻撃してきたのか、この私を、とつぶやきました。
そしてその振り向いた院長の右側頭部には
jl4
えぐれたような傷があって……!?
院長、ワンダー・オブ・Uの能力は、近寄るものに厄災が降りかかる能力。
その能力は絶対で、この世に存在するものならば院長に触れることすらできない……はずなのです。
だと言うのに、攻撃を受けた……?
このダメージの受け方は、京のスタンド能力ではありません。
明らかにそれは、定助のしゃぼんの痕です。
そのダメージにうろたえる院長ですが……同じように定助も驚いていました。
そして驚きながら、再び礼の言葉を思い出すのです。
「定助は気付いていない」。
「見えていないヤツがある」……!!



というわけで、院長に初めてのダメージを与えることに成功した今巻。
ですがだからと言って一気に逆転とはいかないようです。
何故ならこのダメージを与えたしゃぼん玉、定助も今だ「気付いていない」しゃぼん玉なのですから。
厳密に言えば存在には気が付いたわけですが、定助本人がどうやれば出せるのか、どうやればコントロールできるのか、それがまだわからないのです。
そんな攻撃を、院長の致命傷になる部分にあてなければならない……?
そもそも攻撃を放つだけでこちらの生死にかかわってしまうわけですから、それがいかに困難かは想像するだけでもぞっとしてしまいます。
駆けつけてくれた京ですが、彼女も相手が院長である以上、攻撃を仕掛ければ報いが待っているわけで、戦力として期待はしてはいけないでしょう。
さらに問題なのは、院長、ワンダー・オブ・Uの本体である透龍と対峙している康穂の命でしょう!
もはや新ロカカカを守れるのは康穂だけ。
ですが守ろうとして抵抗すれば、こちらにもワンダー・オブ・Uの能力が降りかかってきてしまうわけで……
どちらも絶体絶命の窮地に追い込まれてしまっているワンダー・オブ・Uとの決戦!!
果たしてこの戦いはどう決着するのでしょうか!?
鍵になるのは間違いなく「見えていないしゃぼん玉」!!
その衝撃の戦いは、今巻の中でさらにとんでもない展開へとなだれ込んでいき……!!
クライマックス真っ只中の本作、おそらくこのまま予想だにしない新たな展開でも無ければ次かその次の巻で完結となるはず。
今後の展開からもますます目が離せません!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!