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今回紹介いたしますのはこちら。

「SHY(シャイ)」第7巻 実樹ぶきみ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、アマラリルクの作り出したドームに突入していったシャイたち。
中に捕らえられた人々はまだ生きているものの、一刻も早くこのドームを解除しなければ命が危険。
ですがそれを阻むようにアマラリルクのメンバーが待ち構えており……!



シャイとブラック、曖の三人の前に、新たなアマラリルクのメンバーが立ちはだかりました。
真っ白ないでたちに、頭上には円盤が浮いています。
さながら天使のような見た目である彼女は、イノリ。
イノリは今までのアマラリルクのメンバーとは違い、なにやら「愛」を語ってくるのです。
夢には愛が必要です、そして人には「愛の輪」を。
そういうとイノリは天使の輪のようなものを三つ作り出し、三人のほうに飛ばしてきました。
あっという間にその円盤は、三人の胴を囲むように大きくなり、動きを制限。
そして三人の中から曖だけをを連れ出し、上でウツロがお待ちです、天にも昇る夢のひと時を、といって曖をウツロが待ち構えているタワーの頂上まで運ばれ始め……!
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曖を一人でウツロと対面させるのは不安ではありますが、もともと曖はウツロと話をするためにここに来たわけで。
平気だ、話をつけてくるから、自分にかまわず二人はこの世界を守ってくれ、と曖は二人に言い残し、タワーの頂上へと運ばれていくのです。
イノリは残った二人に私とともにすべてを見届けましょう、と静かなテンションのまま告げてきます。
もちろんそんなことをしている暇はありません。
シャイは全身の力を振り絞り、輪の拘束を強引に破壊!
こんなもので私は縛れません!と、曖を助けるため駆けだすのです!!
ですがもちろんイノリもそれを黙って見過ごすはずもなく。
そんな軽卒に動くなというブラックの声もむなしく、シャイは両足首を天使の輪で拘束されてしまいました!
そして動けなくなったシャイに向かい、イノリは弓矢を構えるのです。
いいでしょう、哀れな子羊には「愛の矢」を。
イノリの弓から、矢が放たれました。
脚が拘束されて身動きの出来ないシャイはそれを食らうしかない、と思われたのですが……
その射線に
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ブラックが割り込んだのです!!
矢を胸に受け、倒れてしまうブラック。
シャイはすぐに彼女に駆け寄って助け起こそうとしますが、ブラックは意識を失っているようです。
どうしてこんなひどいことを、とイノリを涙ながらににらみつけるシャイなのですが、
イノリは「愛」ゆえにですよ、とほほ笑むばかり。
何が愛だと言うんですか、と異を唱えようとするシャイ。
ところがその時、シャイに抱えられていたブラックが起き上がり、
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シャイの頬にキスしたではありませんか!!
何が起きているのか分からないシャイ。
ブラックはそんなシャイを熱っぽい表情で見つめながら、もっと優しく抱きしめて、とシャイに求めてくるのです!!
あまりに予想外な出来事に、ブラックから手を放して飛びのくシャイ!
するとイノリはこんなことを言いだしました。
私の心は「愛」で満ちている。
「愛」はこの世のなにより強い力。
「愛の矢」に貫かれたものは、愛に目覚めるのです。
いつの間にかブラックの頭上には、イノリのような天使の輪の様なものが浮いています。
あの輪によってブラックは操られてしまっているのでしょうか……?
まっすぐにシャイに向かった瑠衣てくるブラック。
やめてください、私は敵じゃありません、目を覚ましてください……!
そう言ってブラックをどうにか止めようとするシャイなのですが、ブラックは一向に止まる様子がなく。
たった今目覚めたところよ、アンタへの愛にね。
ブラックはそう言うと同時に、黒い包帯を投げ、シャイをキャッチ!
そして一気に
シャイを自分のもとへと引き寄せ、先ほど自分がされていたかのようにシャイを抱き寄せました!
ブラックはシャイの顔に傷を見つけると、痛いでしょう、我慢しないで、と囁き……
お注射しましょ、と巨大な注射を作り出したではないですか!!
ブラックの力は基本的に人を治療する力ですから、これを指されても致命的なダメージにはならない、と思いたいのですが……それでもこの注射を指されるのはあまりにも恐ろしすぎます!!
お注射こわい!!どこに刺すんですかそれ!!と泣き叫ぶシャイなのですが、ブラックは妖しく微笑むばかり。
そんなふたりの様子を見ながら、イノリはつぶやくのです。
なんと素敵なのでしょう。
今彼女は自らの内にある愛の雫を他社に施そうとしているのです。
愛の輪はこうして広がり、世界を覆い尽くすのですね。
……ブラックは、さあシャイ、恥ずかしがらずに力を抜いて、と囁きながら注射の針を近づけていくのですが、その瞳からはボロボロと大粒の涙が流れています。
こぼれる涙、近づいていく針。
そして、ブラックのふふふという妖しげな笑い。
それがやがて
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ふっざけんなぁー!!と言う、ブラックの怒りの叫びに代わったではありませんか!!
情けなくなって涙出てきたじゃないの!!
ナースの魂を侮辱したわ!
絶対に許さないんだから!!
恥ずかしさやら情けなさやら怒りやらで、イノリの支配を力づくで脱出したブラック!!
そして彼女はシャイに曖を追うように命じ……
自分はこの天使モドキをぶっ飛ばしてから行く、と祈りをにらみつけるのでした!!



と言うわけで、アマラリルクとの戦いが続く今巻。
今回の敵は、今までとはがらりと違う戦法で襲い掛かってきました。
なんとかその支配を逃れたブラックですが、イノリの力はいまだ未知数!
戦闘能力に関しては一枚落ちると言っていいだろうブラックは、どう戦うのでしょうか!?
そしてこの後もまだまだ戦いは続きます。
アマラリルクの脅威はドームの中はもちろん、ドームの外でもその恐ろしさを白日にさらすべく振るわれるのです。
ドームの外で行われるアマラリルクの凶行も恐ろしいものなのですが……もちろん外には突入していないヒーローが待機しているわけです!!
そこで行われるのは、新たなアマラリルクのメンバーとスターダストの戦い!!
新たなメンバーの能力も非常に不可解なもので、スターダストは苦戦を強いられるのですが……

その後本シリーズのクライマックスへ突入!!
曖とシャイがとうとうタワーの頂上で待つウツロと対面し、最終決戦が行われるのです!
ドーム内の人々の命もかかった、今まで以上に負けることの出来ない戦い。
果たしてヒーローか、アマラリルクか、どちらが勝利を手にするのか?
シャイたちは犠牲者を出さずに終わらせることができるのでしょうか!?
クライマックス突入の今巻、目が離せませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!