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今回紹介いたしますのはこちら。

「ヤンキーJKクズハナちゃん」第4巻 宗我部としのり先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、幼馴染の鶴橋円佳も穂高争奪戦(?)に参戦し、一層にぎやかになってきた本作。
ですが穂高には文化祭で作る服のモデルを誰にやってもらうか選ばなければならないという問題が迫っている上、華子の友人である清羅が現れて、穂高は華子にふさわしくないとちょっかいをかけてき始めるのです!
問題山積みの中、穂高は……?



穂高がどんな状況であろうとも、学校行事は行われます。
今日行われるのは、郊外の山で行われる秋の強歩大会。
一日かけて山を登って降るシンプルなイベントですが、運動不足の生徒にはなかなか厳しい行事なのです。
運動の苦手な牛込は、早くももう疲れた、と弱音を吐いておりました。
ですがそこは流石の牛込、オトメっち、引っ張って、後ろから押して、と言いながら、穂高にぴったりとくっついてアピールするのです!
そこですかさず鷹江が割り込み、アメあげるから頑張って、と牛込の口にアメを投入!
そして早乙女君もどうぞ、とこちらも穂高に自然なアピールを決めてくるのです!
そこに今度は鶴橋も参入。
お疲れ、特製ドリンク作って来たよ、と得意な料理法面でアピールしますと、すかさず例の話題に触れてきました。
ちょっと聞いたんだけどさ、文化祭のショーモデル困ってるんだって?
よかったら私が……
と鶴橋が言いかけたところで、慌てて鷹江があんまりおしゃべりして歩いたら危ないから、と割り込んで話題を中断!
それもそのはず、今日この三人がアピールしているのも、穂高のモデルに選んでもらうためにもうアピールしていると言うわけなのです!
そんな三人の気持ちを露ほども知らない穂高、今日はなんでこんなにみんな優しいんだろう、と嬉しいながらも不思議がり、ついでに前を行く女子たちのおしりが自然に見えてしまう環境にドキドキ……!
すると突然、近くの茂みからがさがさと何かが動く音が聞こえてきます!
まさか熊とかじゃないだろうか、と違う意味でドキドキしてしまう一同ですが、やがてその音の主が顔を出しました!!
……華子と清羅でした。
何でも二人して遅刻してしまったそうで、遅れを取り戻すために道なき道を駆けて近道したのだそうです。
熊じゃなかったのは何よりなのですが、清羅はもしかするとそれより厄介な存在かもしれません。
今の女子に取り囲まれた状況の穂高を見て、周りに女子を侍らせてまったりとハーレムハイキングか!クズハナの横に立つ男としてふさわしくない!と、またまたご立腹!!
山と言えば格闘家にとって修行の地、トレーニングするからついてきて!と、この場で穂高を鍛え直してやろうと目論むのです!
ですが穂高、男子とはいえ本格的な運動をしているわけでもなく、格闘技経験者の清羅についていくことなど流石に無理と言うもの。
素直にそう言いますと、清羅はおもむろに穂高の関節を決めて動けなくして、こう言いだしました。
文化祭のショーのモデル、誰にしようか迷ってるんだって?
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なんならこの強歩大会で最初にゴールしたコに任せるってのはどう?
そんな勝負みたいなのはダメ、と断ろうとする穂高なのですが、関節をギリギリと決められてしまうとどうにも逆らえず……
鷹江達も、お互い腹の探り合いをしているよりわかりやすいし、このままだと結局穂高も決められなさそうだし、とその考えに賛同!!
穂高の意見も聞かず、早速駆けだしてしまうのでした!!
華子は一連の眺めを呆然と眺めていましたが、そこでようやくいいのか早乙女、と尋ねてきました。
もちろん良いワケがありません!
競争で決めるのはもちろんの事、山道で競争なんてすることがそもそも危なくていけません!
清羅はこの状況にニッコニコ。
いち早く早乙女君がゴールすればモデルの件も無しってことになるんじゃないか、と穂高をせっつき……
結局清羅の思惑通り、穂高も山道を走ることになってしまうのでした!

三人の中でもいの一番で走り始めた牛込ですが、やっぱりすぐばててしまっていました。
水泳関係は得意な牛込ですが、どうにも陸の運動はダメな様子。
ですが鶴橋は割と平然として山をグイグイ登っています。
ギャルなのに料理ができて運動もできるなんて、ハイスペックすぎないか……?と鷹江が唸りながらも並んで進むんでおりますと、鶴橋の方も鷹江の体力を評価したのか、なかなか頑張るね、と声をかけてきました。
ですがその後に、私達より体軽いからかな?と、二人に比べてスレンダーな鷹江をちょっと挑発してみたりもするのです……!
スレンダーな方がモデルには有利だし!と苛立ちつつ反撃する鷹江なのですが、そんなことをしていると三人の脇を穂高がさっそうと駆け抜けて行きました!
オレが一番になったらモデルの件は無しだから!と言い残してそのままゴールまで駆け抜けようとする穂高。
華子としている早朝トレーニングの成果のおかげか、ここまでは順調にきた穂高。
ですが流石に疲れが来ていまして、負けじと追いかけてきた鶴橋に負けてしまいそうになるのです。
と、そんな時でした!
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後を追いかけてきた華子が、穂高の背中を押してくれたのです!!
お前が納得してないならこんな勝負意味ないからな、とっととゴールしちまおうぜ!
そう言って手助けして終わらせてしまおうとする華子なのですが、そこでまたまた清羅が邪魔してきました。
それこそ意味ないんだよ華子、と言って、
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華子のジャージのズボンをずり下ろしてしまうのです!!
さすがの華子もこれには足を止めざるを得ません!
この勝負は早乙女君のトレーニングが目的だからね、と言う清羅なのですが……
それを聞いて、穂高は言うのです。
獅子堂さんの言う通りかも。
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無理やりでも一度受けた勝負、助け借りてちゃカッコ悪いし!!
一人で駆けだす穂高!!
その姿を見て、清羅はぺろりと舌を出し……
いいね早乙女君、そう来なくっちゃ、とほほ笑むのでした!




と言うわけで、清羅の登場によっていっそうい振り回されることになってしまった穂高。
ですがここでまた男を見せてくれる穂高に、清羅も少しずつその態度を変えて行きそうな……?
ですが問題なのは清羅だけではなく、このレースにみんなが一生懸命になる原因、穂高のモデル問題の方!
誰かが一番になってモデルが決まるのか、それとも穂高が一番になって場を改めて決めなおすのか!?
強歩大会編、ラストまで見逃せません!!

そしてその後はすぐにモデルが服を披露する文化祭の準備編へ突入!!
ショーのモデルに関しては、鷹江、牛込、鶴橋の三人がやる気満々で、華子も十二分に選ばれる可能性がある、と言う現状ですが……
本作にはまだまだ個性豊かな女性キャラが存在しているわけで、彼女達もBショーのモデルに選ばれる可能性を秘めているのです!
結局誰がモデルになるのか、そして穂高が作る服とはどんなものになるのか!?
ラブコメ成分増量で描かれていくこのシリーズ、最後まで目が離せませんよ!

さらに今巻では、華子の過去が掘り下げられるエピソードも。
謎が多かった華子ですが、「100人斬りのクズハナ」と呼ばれることになった原因が明かされる注目の内容となっています!
こちらも含め。、今巻も見どころ満天なのです!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!