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今回紹介いたしますのはこちら。

「友達として大好き」第2巻 ゆうち巳くみ先生 

講談社さんのアフタヌーンKCより刊行です。


さて、結糸と「友達」になる為、彼の出す1000の決まり事を守ることになった沙愛子。
沙愛子はより結糸と仲良くなるため、なんと生徒会の副会長に立候補!
いろいろありまして、見事当選をしたのですが……?



ある日の昼休み。
突然沙愛子に一緒にお昼を食べないかと誘ってくる子が現れました。
クラスメイトのまゆりちゃんです。
沙愛子の演説を聞いて以来話してみたかったと言うことで……
御存じのとおり沙愛子はほとんどの生徒、特に女子生徒に壮絶に嫌われております。
そんな自分の人気の無さを良く知っている沙愛子、物凄い感動に襲われてしまいました。
感動に打ち震えて動けなくなってしまっている沙愛子に、いつも教室出て行くけどどこで食べてるの?言いたくないよね、ゴメン!と独り相撲を取ってしまうまゆり。
ですが沙愛子、毎日違う場所で好きなトコ!景色と雰囲気重視、行く!?といつもの笑顔で返してくれました!
まゆりは慌てて、教室でいいよと答えるのですが、つまりそれは一緒に食べてくれると言うことなわけで。
ていうか話すの初めてだね、と今になって確認。
同じクラスにいたのに変な感じだね?でも、わあ……勇気出してよかった!
そうにっこり笑うまゆりを見て、沙愛子は可愛いしやさしい!食べよ!とこちらもにっこりするのでした。

まゆりは沙愛子を自分たちのグループに加えたいようです。
沙愛子の机をくっつけ、仲良くお弁当……と行きたいところでしたが、やはりそう甘くはありません。
あからさまな嫌悪を現したりはしないのですが、まゆりの友達は何だかどう反応していいかわからない感じ。
ともかくその日はそのまま何事もなく終わったのですが……

翌日、まゆりのところに友達たちがやってきて、こう尋ねたのです。
今日も櫨さんと弁当食べる感じ?と。
まゆりは楽しかったしそうするつもり、でも球に入れたのは私もテンパり過ぎたかも、それはごめんね、と答えるのですが……
やはり友達たちは納得いかないようで、彼女が悪い子じゃないのはわかるけど、ノリとか合わないものはあわないんじゃん、性に奔放な感じをウチらのグループで出されてもさ、ていうかまゆりが一番櫨さんと正反対じゃね?と一緒にお弁当を食べたくない理由を並べてきます。
そしてその後に一凧の言葉が、決め手となったようです。
あんだけ好き放題名乗って、もはや悪みたいなものじゃん?
……その言葉を聞いて、まゆりはにっこりと笑って言いました。
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そっか、それもそうだよね、ごめん!
私も調子にのっちゃってた。
それじゃあね。
そう言い残して、まゆりは今までの友達たちのもとを去って行くのでした……

まゆりは沙愛子に、屋上に行くところの階段でお弁当を食べようと持ち掛けます。
今日も友達と5人で食べると思っていた沙愛子は、女子5人でわざわざそこで食べるのはウケるかもね、とにこにこ受け入れるのですが……
まゆりは、沙愛子と二人で食べたいと思って……と、言いづらそうに返すのです。
その顔を見て、沙愛子は10秒待って、と考え始めます。
これは結糸との約束の一つで、何か大事そうなことをする時は相手の顔を見て10秒考えてから行動しろ、と言うものがあったからの行動なのですが、そんなことを知らないまゆりは背筋を凍らせてしまいます。
まさか沙愛子まで自分の考えを否定するようなことを言うのだろうか……?
そんな考えがよぎったのかもしれません。
ですが沙愛子の口から出てきたのはこんな言葉でした。
いいよ!
まゆりちゃん、大事ななお話したそうな顔してるから!
違う?違ってたらごめーん!
……その言葉を聞いた瞬間、まゆりは沙愛子の手を取って駆けだしていました。
そして屋上に続く階段まで行くと、屋上に出るドアを少しだけ開いて……
沙愛子ちゃんはいい子なのに……!
と叫んだのです!!
みんな、何にも知らないで……
力なくそう呟いてうなだれるまゆり。
沙愛子はそんなまゆりを心配しながらも、私のこと庇ってくれる感じだったら嬉しい!とにっこりするのです。
そんな沙愛子のやさしさにふれたまゆりは、かえって落ち込んでしまったようで。
自分は間違えてしまったかもしれない、沙愛子ちゃんは私よりもっと心優しい人と一緒にいるべきかもしれないし、私一人の行動でみんなに変化を強制しちゃったし。
ごめんね、昨日話し始めたばかりなのにこんな話……
沙愛子はそこでまた10秒考え……こう答えます。
まゆりちゃんは私が今まであった人の中でも、トップクラスに優しすぎの女の子だよ!
人のこといい子って叫ぶ子初めて見たもん!
……沙愛子の底なしのやさしさに気が緩んだのもあるのでしょうか。
まゆりはとうとう、その10秒ルールって笑っちゃダメなやつだよね、と吹き出してしまうのでした……

その後二人は、沙愛子と結糸の間にかわされている規則についての話をしながらお弁当を食べました。
ですが、その最中にまゆりの様子がおかしくなってしまいます。
凄いなぁ、規則を考える会長さんも、規則を守る沙愛子ちゃんも。
やさしいだけじゃなくて、ちゃんと正解に向かって動いているもん。
そう言ったかと思うと、涙を一粒こぼし……お弁当、味しなくなっちゃった、と漏らすのでした。
その瞬間のことでした。
沙愛子は突然猛ダッシュ!!
そして教室に戻ると、
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まゆりの友達のグループにまゆりの机をくっつけ、叫んだのです!
まゆりちゃん、みんなと一緒に食べないとごはんの味しないって!寂しいって!
だからその、いったんは、これで!
……後を追いかけてきたまゆりは……
涙をこらえながら、何も言わずお弁当をかき込み、美味しかった、と言うと、すぐにたちあがるのです。
沙愛子を追うのでしょう。
何となく彼女の気持ちを察した友達の一人が、まゆりに苺を差し出しました。
これ、デザート、櫨さんと食べなよ。
まゆりは泣きながら笑い、苺を受け取って、ありがとう、と沙愛子のあとを追うのでした!!
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ダサくてもイタくても本心で動いていたい。
でも学校っていうのは、それをすればほぼ間違いなく傷つく場所。それでも、私は……
自分を好きでいたい。
全力で走りながらそう考えるまゆり。
彼女の辿り着いた先は……生徒会室でした。
そこでは結糸と沙愛子がこれからどこでお弁当を食べる香的な話をしていたのですが、まゆりはそこに飛び込んでこう尋ねたのです!
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生徒会庶務って、今からでもなれますか?



と言うわけで、新キャラクターが加わった今巻。
最初に自分から沙愛子に友達になろうと声をかけた存在であるまゆり、心優しい彼女の存在がきっと今後の生徒会に、そして結糸と沙愛子の関係にいい影響を与えて行くことでしょう!
そんなまゆりの活躍も気になるところですが、やはり本題は結糸と沙愛子の関係、そして何よりも生徒会の一員となった沙愛子の仕事ぶりでしょう!
学校のために働くと言うガラではない沙愛子ではありますが、根は真面目な子ですので、しっかりやろうとはしてくれるはず。
ですが彼女の良いところでもある独特なノリなどが、生徒会の仕事にしっくりくる買おうかは別問題なわけです!
季節は体育祭に文化祭とイベントが目白押しの時期。
果たしてその数々のイベントをこなすことができるのでしょうか?
結糸との距離は少しでも縮まるのでしょうか!?
今後の展開からまずまず目が離せませんね!!

ちなみに今巻で生徒会関連のキャラも続々と登場するのですが。個人的には書記のほのかさんがイチオシ!
本編のみならず、カバー下の本体のおまけ漫画でも彼女の魅力が存分に発揮されておりますのでお見逃しなく……!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!