sh0
今回紹介いたしますのはこちら。

「SHY(シャイ)」第6巻 実樹ぶきみ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、東京を覆う黒いドームに突入したシャイたち。
中に入ってみると、閉じ込められた人々は皆真っ黒な塊のような姿に変えられてしまっています。
一刻も早く人々を救うため、一同はドームの中心にあるタワーを目指すのですが……?



シャイたちの前に、アマラリルクの一人が立ちはだかりました。
彼の名はドキ。
sh1
「怒れる竜」と名乗る彼、出会うなり敵意をむき出しにして、てめぇら全員ぼこぼこにしてぶっ壊してやる、と構えるのです!!
一気に緊張感が走る一同ですが、ドキはすぐに構えを解きました。
と、言いたいところだが、お前らなんぞに用はねえ。
そこのオヒメサマよ!あんたをさらいに来たんだぜ!
そういながら、曖を指さすドキ。
一体アマラリルクが何故曖を連れて行こうとしているのか?
ドキによれば、当の上で待ちわびている「あいつ」の願いなのだそうです。
あいつ。
……曖にはその人物が誰なのかわかっているようです。
さあ来るか、それともオレにぶっ壊されるか!?
ドキはそう凄むのですが……
そもそもシャイたちの目的はその塔に行くことです。
ブラックは冷静に、っていうかアタシたちもともとそこ目指してたんだけど?と突っ込みますと、ドキは固まってしまいます。
やっぱりあの塔にこの事件の元凶がいる様だ、早速向かおう、とドキを無視してサッサと進もうとするブラック。
ドキは慌ててそれを止めようとするのですが、ブラックに塔に行ってほしいならこれから行くからいいじゃないかと言われると、またよくわからなくなってしまい……
バカみたいで助かる、とドキが首をかしげている間にさっさと通り過ぎようとするブラックなのですが、流石にみんなで塔を目指されてはまずいことには気付けた様子。
そいつ1人を連れて行くんだ、ヒーローはいらねーの!!と指摘してきましたので……ブラックは、だったらどうするわけ、かわいいトカゲさん?と挑発で返しました!
するとドキ、ピクリと動きを止め……
てめぇ、今なんて言った?
sh2
そんなにカワイイかぁ?
目を輝かせながら、にっこりと笑ったではありませんか!!

予想外に上機嫌になったドキ、みんなを連れて安全な道で塔まで連れて行ってやると言いだします。
バカを見ると耐えきれなくてああいう挑発的な口を聞いてしまうブラックなのですが……あいつはバカじゃなくて大バカだった、と評価を検め、彼について行きます。
その道中にも、黒い塊になった人々がたくさん見かけられました。
あの人たちは無事なんですよね、と恐る恐る尋ねてみますと、ドキはこう言います。
まあまだ無事だろうぜ、だがもうずっとウツロの心に触れてるからなあ。
あと一時間もすればカラッポになるだろうぜ。
……空っぽになると言うことはどういうyことなのでしょうか。
ドキは「心をなくす」、それがウツロの心の性質だ、と言うのですが……それ以上は言えないとのこと。
その意味はよくわかりませんが、何か恐ろしい事を言っているのは間違いありません。
そして、なにより恐ろしいのは皆を救うタイムリミットがおよそ一時間である事が判明したことでしょう!
ともかく当の上で待っているのは「ウツロ」で、曖を狙っていることは間違いなさそう。
その目的は何なのか知りたいところですが、アマラリルクは幹部同士でもお互いの心に干渉せず、ただ手伝いをするだけだとのことで、ドキ自体も知らないようです。
そんな時、何故かドキが友好的になった事で、気が緩んだのでしょうか、スピリッツがドキにカワイイものが好きなのかと尋ねてみました。
するとドキ、楽しそうに夢を語ってくれます。
折れにだって夢があんだよ、いつか国中、いや世界中の
sh3
カワイイぬいぐるみを集めて、そん中でくうくうお昼寝すんだあ!
ウラヤマシイだらあ?
……なんだかメルヘンチックな夢です。
シャイはそんな夢を聞いて、けっこう女の子なところもあるんですね、と話を合わす感じでにこやかに話しかけてみるのですが……
すると再び、ドキの動きがピタリと止まるではありませんか!!
ですが今回は、先ほどまでとは明らかに空気が違うような。
張り詰めた空気の中、今なんつった、と問いかけてくるドキ。
シャイはその気配の変化に気が付けず、ぬいぐるみ好きなんて女の子らしくてカワイイなって、と答えるのですが、それが止めとなってしまったようです!!
「女らしくて」カワイイ?
そう言うと、
sh4
振り向きざまに恐ろしい迫力を伴った攻撃を放ってくるではありませんか!!
スピリッツに救われ、すんでのところで
その攻撃から逃れることの出来たシャイですが、ドキの怒りは収まりません!
女らしいとかよお、まるで男がカワイイもの好きじゃいけねーみてえな言い方しやがって!!
殺すほどムカつくぜ!!
オレの男心を土足で踏みにじりやがってぇ!!
前言撤回、皆殺しだ!!!


と言うわけで、ドキとの戦いを回避できたと思いきや、やはりそううまいことはいかなかった今巻。
カワイイものが大好きではあるものの、それが女の子っぽいと言われるのが大嫌いなドキ。
その性質は、シャイたちのチームにいるあの人物と反対の悩みを持っているような?
残り時間がわずかな以上、ここでみんな足止めを食うわけにはいきません。
そこで立ち向かうのは、その人物を置いてほかにはいないでしょう!
少年漫画の王道ともいえる、ここは自分に任せて皆は先に行け、というステレオタイプながらもみんなが大好きな暑い展開が待っているのです!!
そのまま東京編はどんどんと盛り上がって行きます。
アマラリルクのあの人物が再び登場して一同の道を阻んだかと思うと、そんな中で曖とウツロの関係が明かされると、この後も見どころ満天!!
激しい戦いとドラマチックな展開、息抜きとばかりに挿入されるコミカルな場面にキュートなキャラクターの活躍などなど、今巻もたっぷり楽しめますよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!