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今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第25巻 荒木飛呂彦先生 

集英社さんのジャンプコミックスさんより刊行です。


さて、院長を追うのではなく、追わせて出会うことに成功した定助と礼。
ですが対面することはできても、攻撃しようとすることが「追う」ことになり、主導権を握ることができません。
院長は奇妙な習性を持つ岩昆虫を放ち、一方的に攻撃を仕掛けてきて……!!



常敏によって瀕死の重傷を負い、右腕を失ってしまった康穂。
そんな彼女のもとに、常秀がやってきました。
ガレージ裏口のすぐ後ろに、常敏兄さんが血だらけで死んでたよ。
もう東方家はムチャムチャだ、つるぎも体がボロボロだった、中でみんな泣いている。
父さんは……オレが何もできなかったせいだ、オレのせいだ!
さっき父さんのためにオレは何もしなかった、何もできなかった!クソ!
そう言って、常秀は自分自身を痛めつけ一うのです。
正直を言えば、今この場にいるものの中で最も頼りにならない人物である常秀。
ですが、今は彼を頼るほかありません。
今起こっている全ての悪い出来事はスタンドの攻撃だけれど、その「新ロカカカ」の果実は、敵が直接奪いに来るわ。
これからきっとくる、そのフルーツのために、最後の最後に、何者かが!
定助を探して、お願いよ、ここを知らせるのよ、どうしても定助と連絡を取りたい!
本当なら話すのも嫌な相手に懇願する康穂。
そんなお願いを聞いた常秀は……こんなことを言い始めました。
俺の家がこんなことになっているんだから、あいつはアイツですでに襲われていて、死んでいるかもしれない。
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君のことは、オレが守る。
あいつは全く必要ない。
ここに来てなお康穂にいいところを見せようとする常秀。
彼は康穂の腕に気が付き、その腕は大丈夫かと聞くのですが、もちろん聞かれるまでもなく激しすぎる痛みが康穂を襲っています。
それを確認すると、常秀はまたとんでもないことを言い出すのです。
よく見てよ、これ、既に「2個」だ、なってるぞ。
さっきはどうしていいかパニクってわからなかった、でも今はハッキリわかる!
この「新ロカカカ」を持ってるのが俺だってことがな!
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これを使えばきっと助かる、君の腕は治る、そうだろ?
……思いもよらなかった言葉。
康穂はもちろん、物陰から様子をうかがっていた「敵」もその言葉には動揺を隠せません!
常秀は一応この「ロカカカ」のことを知っているようで、吉良吉影がこの「枝」で等価交換して「定助」になったと言うことを知っていました。
これを使えば皆が治る、つるぎも治せる、オレがみんなを助けるんだ!
そう表明するのです!
とその直後、康穂の後方の雑木林から物音がしました。
それは……「敵」が敢えて立てて見せた音です。
敵がすぐそばにいる、そうなれば……一刻も早く、新ロカカカの実を使わなくてはならない、と思うはず。
「敵」は、新ロカカカの力がいまだ未知のものだけに、試しに一つ食べさせてみて、その効果をしっかり確かめてみようと考えたのです!
実はこれからもなるし、康穂もまだ自分のスタンド能力の及ぶ中。
ここで新ロカカカを食べて腕が治ったとしても、全く問題はないと言うわけです。
……康穂はその身を食べる前に、常秀に確認します。
新ロカカカは、「誰か」ともう一人の「誰か」が、岩化などせずに等価交換するんだ、と。
ですが常秀、顔色一つ変えず、俺と等価交換するんだ、と言いだすではありませんか!!
まさか常秀が、自分自身の体を犠牲にして誰かを助けようとするだなんて。
驚く康穂なのですが……やはり常秀は常秀でした。
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オレが康穂ちゃんと一つになれるってことがうれしい、康穂ちゃんと等価交換、きっと甘くていい匂いでベチャベチャしてヌルヌルしてて、スゲェいいかも。
君の肉体と俺の肉体が交換し合うんだろ、体をくっつけ合う必要があるぜ!
体位だよ、どうやるんだ?形!!
そう言って常秀は康穂に圧し掛かってくるのでした!!
やはりどうしようもない下衆だった常秀……
そんな常秀に、恐ろしさや嫌悪感がないまぜになった悪感情を感じてしまう康穂。
その様子を見て「敵」はしびれを切らし、再び物音を立てました!!
……そこで康穂はある可能性に思い当たりました。
敵は初めからずっとそこにいて、東方家と康穂のことを見ていた。
ずっとあそこに潜んでいるのは、あたしが助けてもらおうと待っている、彼……!!
常秀がこんな状態で、定助を呼ぶことは期待できず、助けになってくれると思っていたあの人物が敵だった。
そう確信した瞬間、野洲穂の決意は固まったようです!!
康穂は……新ロカカカの実を食べました!!
すると、康穂と常秀の足が溶け合うように一体化。
そしておそらく、その部分を通じて「等価交換」が始まったのです!!
みるみると再生していく康穂の腕!!
逆に、ミイラのように小さくしぼんでいく常秀の腕……!!
府灰汁考えてなかった、俺の右腕がなくなっちまってるじゃねえか!とここにきてうろたえまくる常秀ですが、もう康穂は常秀のことなど見てはいません。
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見据えるのは、雑木林にいる「敵」……!!!
新ロカカカの効果を確認し、よし、とつぶやくその男を睨み付け……康穂の戦いは、再び始まるのです!!




と言うわけで、最終ボスと思われる院長「ワンダー・オブ・U」との戦いが続く今巻。
定助と礼に襲い掛かっている院長と、康穂の行動を監視している敵、その能力は同じ。
全く別の場所で、二者が同時に同じ敵と戦う、と言うのはジョジョシリーズでも非常視珍しい戦いとなっています。
そしてその能力も、追えば厄災がぶつかってくる、と言うもので、そもそも「攻撃すること」自体ができません。
あまりに強力過ぎる能力の打開策はいまだ見つからず。
ですがそれでもロカカカを渡すわけにはいきません。
定助と礼の戦いは、まさかの方向へ!!
二人は難攻不落の能力の打開策を見つけることができるのか、それとも……!?

康穂の方も依然ピンチは続いています。
ペイズリーパーク水没の危機から脱し、片腕も再生したものの、目の前には敵。
攻撃能力を持たない康穂ができる事は、定助たちに連絡を取って敵の所在などの情報を教えることくらいでしょうが……
その定助たちも苦戦の真っ最中。
連絡を取ったところで何かできるのでしょうか?
そもそも連絡を取って院長に関する話をするだけでも「追う」範疇になるのでは……?
あまりにも強すぎるワンダー・オブ・U、どうやって倒せばいいと言うのでしょうか。
クライマックス突入の本作からますます目が離せません!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!