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今回紹介いたしますのはこちら。

「バキ道」第7巻 板垣恵介先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、大相撲とグラップラーの対抗戦が行われている本作。
1戦目はグラップラーちゅう最小かもしれない渋川と、現役力士最大の巨鯨と言う、壮絶な体格差のあるマッチメイクとなりました。
最初の戦いからこのミスマッチ、果たしてこの対抗戦はどんな結果となるのでしょうか……?



劇的な決着を迎えた、1回戦。
その興奮も冷めやらぬうちに、2回戦が始まりました。
その組み合わせは、武神の呼び声も高い生ける伝説、愚地独歩と、相撲博士の異名を取る角界屈指の技師、関脇の猛剣。
その戦いは……やはり、猛剣の立ち合いの構えから始まりました。
力士からすればもはやそれは当然の事。
そして、それがまた独歩の気分を高揚させるのです。
自分があの日本格闘議会のビッグネーム、「大相撲力士」、それも三役と戦える。
そう実感すると、よだれまで出てきてしまいます!
独歩はよだれを拭いながら、時間をかけてじっくり戦おうと決意します。
力士の心を、技を、体を、上から下まで余すところなく味わうために。
……ところが、そんな決意とは裏腹に、独歩の体は勝手に駆けだしてしまっています。
目の前に向かいあう力士。
実物を目の当たりにして、もう独歩の体は一刻も早く味わいたくて仕方がなく、抑えがきかなくなってしまっていたのです!!
気が付けば独歩は猛剣の目前まで距離を詰めています。
猛剣は即座にぶちかましに行くのですが、その力が完全に伝わる体勢になる前に、独歩の正拳突きがその額にさく裂しました!!
そのまま独歩は、
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猛烈な突きのラッシュを猛剣にぶち込んでいきます!!
それでは猛剣が倒れないと見るや、今度はすさまじい速度の足先蹴りをどてっぱらへ!!
さすがの猛剣がうめき声をあげると、すかさずハイキックを顔面にぶち込むのです!!
……が、猛剣もさるもの、
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その蹴り足をがっちりとキャッチしました!
独歩はそれに反応し、残った足で地面を蹴って飛び、蹴りを見舞おうとするのですが……
その勢いも利用し、猛剣は猛烈なスピードで独歩を地面にたたきつけるのです!!
ところが独歩、地面に向かって両手で政権を放ち、その衝撃を吸収。
そのまま体勢を立て直し、距離を取って、構えるのでした!

あの武神、独歩の正拳突きをたっぷりと浴び、強烈な蹴り技までまともにくらった。
だと言うのに、猛剣はいまだダウンをしていません。
それは力士の「打たれ強さ」の証明に他ならないでしょう。
撃たれる覚悟をした力士は倒れない。
力士は150キロを超える者同士で、全力で頭からぶつかり合う……そんなことを日常的にしているのですから!
ですが実際に目の当たりにすると、流石のバキや克巳も言葉を失わざるを得ません。
ブロックを砕き、垂木を切断し、焼けた鉄板をぶち抜く。
かつては、コンクリートの土管を「消して」しまった事もありました。
そんな独歩の攻撃を、ガードもせず目いっぱいくらってなお土つかず……
その頑強さはやはり脅威そのものです。
そしてバキと克巳は、相撲の「進化」のしなさにも注目しているようです。
どんな競技にもある「進化」が相撲にはない。
何百年たっても、スタイルに変化がない。
つまりそれは、相撲と言う競技は完成しているから。
対峙する相手が何であれ、変化する必要がない!!

バキ達がそんな会話をしているうちに、じわじわと間合いを詰めていた独歩が、猛剣の間合いの中に入っていました。
瞬間、再びぶちかましに行く猛剣!!
独歩は待ってましたとばかりに跳躍し、すさまじい飛び足刀を放ったのです!!
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やはりガードすることなく、まともにくらう猛剣。
すると彼の足元に、何かが落ちました。
それは……耳。
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飛び足刀でちぎれ落ちた、猛剣の耳です!!
着地とともに、ワリィね、と悪びれもせずつぶやく独歩。
猛剣は大量に出血をするものの、それでも仁王立ちのまま……笑顔すら浮かべ、ごっつぁん、とつぶやくのでした!!



と言うわけで、2回戦が始まる本作。
このシリーズ、いずれ来るであろう宿禰との戦いの前に、力士の凄さを描いて行くという趣旨だと思われるのですが、なかなかどうして難しいシリーズになっています。
あくまで表の世界の格闘家である力士たちに、裏の世界の格闘家であるバキ達が負けてはいろいろと角が落ちてしまいますし、かといって力士にいいところが無ければこのシリーズの存在意義がなくなってしまいます。
今巻の前半で繰り広げられている渋川と巨鯨の1回戦では、それぞれに見せ場がある戦いとなっていまして、きちんとその役割を果たしていましたが、この後の戦いでもそれがキッチリと出来るでしょうか……!?
2回戦では、バキシリーズの中でも多彩な技を持つ独歩と、技師の猛剣となっていまして、様々な技の応酬が予想されるところ!
この後もその二人ならではの戦いが繰り広げられることになるのです!
目まぐるしく変わっていく戦局、最後に立っているのはどちらなのか!?
今回も注目の一戦となっていますよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!