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今回紹介いたしますのはこちら。

「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」第6巻 遠藤達哉先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、突然現れたロイドのかつての教え子、フィオナこと夜帷。
彼女は何の感情もないアンドロイドのような女性……なのは外面だけで、実はロイドのことが好きで好きでたまりません!
その為、ロイドと夫婦役をしているヨルの存在がどうしても許せず、その地位を奪い取ろうと画策するのでした!



ロイドとフィオナの二人に与えられた、新たな任務。
それは東西戦争時代の大物の残した遺稿……通称「ザカリス文書」の回収です。
その所在は長らく謎とされていたのですが、とある絵画の中にその手掛かりがある、と言う情報が流れてきたのです。
ザカリス文書の内容は謎ですが、その文書を残した人物の功績から考えると、無視はできません。
東西どちらかに不都合な内容が記されれば、再び対立をあおることになってしまうでしょうから。

まずはその手掛かりとなる絵画を手に入れなければなりません。
絵画の所有者は、キャビー・キャンベルと言う大資産家。
彼は多くの美術品を所蔵しており、その絵画もその多くの美術品とともに厳重な管理のもと保管されております。
その厳重な警備だけならまだしも、キャンベルは保安局ともつながりがあり、押し入ったネズミなどはことごとく始末されてしまっているとか。
不可能……とまではいわないまでも、潜入して奪うのはかなりのリスクを負うことになるでしょう。
そこでフィオナは、ある策を提案するのです。

二人は
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変装してテニスコートに立っていました。
……ロイドはなぜこんなことになっているのか釈然としないようですが、フィオナによればこれが一番確実な方法なのだそうです。
キャンベルは富豪仲間たちと闇のテニスクラブを運営しておりまして、そこでは大金が動く賭けテニスの大会が行われています。
セレブお抱えのテニスプレイヤーたちに加え、大金を支払って参加資格を得た一般のプレイヤーも参加することができるとのこと。
大会で優勝すると、キャンベルの美術コレクションから好きなものを一つもらえるそうで、それで堂々と例の絵画を手に入れようと言うわけです。
何故テニスかは疑問が残るところですが……まぁキャンベルがよほど好きなのでしょう。
試合に勝つだけで任務達成になるのですから、願ったりかなったりです。
が、もう一つ気になるのは、なぜかロイドとフィオナが夫婦でのペアと言う設定になっている事。
ロイドは何でそんな設定にしたのかと疑問だらけですが……もちろんこれは、フィオナがロイドと夫婦として見られたいから、に他なりません!
そしてこの作戦、フィオナにはもう一つの狙いがありました。
それは……自分が有能である事を見せつける事!
二人の初戦の相手は、10年前グランドスラムを制覇した元トッププロ。
並大抵では勝てない相手です!
フィオナはロイドに、テニスの経験はどうかと聞くと、一応家出すこし練習してきた、すこしかじった程度だ、とのこと。
またまたこれは願ったりかなったり!
安心してください、先輩はすみでうずくまっていれば結構です、と冷たい返事をしながらも、いいところを見せようとやる気満々になるのでした!

で、ふたを開けてみれば……
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ロイドはものすごいパワフルなサーブでサービスエースを連発。
いきなりラブゲームを決めて見せました!!
さすがだわ先輩、「かじった」の概念が覆されたわ、好き!と心の中で思うフィオナなのですが……
対戦相手の元プロの二人もこのまま黙ってはいられません!
女の方を狙おう、とサーブをフィオナの方へ放つのです!
しかしもちろんフィオナも並じゃありません。
ロイドの様なパワフルさはないものの、とんでもないスピンがかかった球を打ち、予測不可能な変化で相手に球を触れさせもしません!
このままカッコイイ私を見せつけつつ秒で敵を粉砕、最短で絵画を手に入れ、そしてロイドと……!と妄想をはかどらせ、
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あっと言う間に勝利を手にするのでした!

さすがは「黄昏」と「夜帷」、いかに闇テニスの選手と言えど敵ではありません。
フィオナの言うように、ノーリスクで絵画を手に入れられる。
そう思っていたのですが……
二回戦の相手は
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バッキバキにドーピングをした、怪物同然の男達!!
しかも完全に決まってしまっているようで、口々に「殺す」「食べる」などと物騒なことを呟いておりまして……!!
……さすがにこれを相手にして、ノーリスク、と言うのは虫が良すぎるような……!?



と言うわけで、まさかのテニス編が始まってしまう今巻。
ヨルのライバル(?)であるフィオナですが、ロイドの印象を悪くしないために直接ヨルをどうこうはしないようです。
まずは正攻法……なのかはよくわかりませんが、ロイドの印象をすごくよくして、自らヨルではなく自分を妻役、と言うよりも妻にしてもらおうと画策するのです。
が、ロイド好き好きオーラを表には一切出さないフィオナですから、ロイドがそんなことに気が付くはずもなく。
思いはすれ違い放題のまま、テニス編はあれよあれよと言う間にクライマックスへと向かっていくのです!!

そんなフィオナがらみのお話が一段落ついた後、再び物語はアーニャを中心としたものになって行きます。
ステラを8つ集めるのが一番確実な、ターゲットとロイドが接触する方法なのですが、ご存知の通りアーニャはなかなかの傑物でして、うまいこと行きません!
そんなアーニャが今回はどんな騒動を巻き起こすのか、巻き起こさないのか……!?
彼女の日常にも注目です!!
……そして今巻収録の最後のお話には、とんでもない出来事が待っております!!
ますます目の離せない本作、早くも次巻が楽しみになること請け合いですよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!