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今回紹介いたしますのはこちら。

「瞬きのソーニャ」第3巻 弓月光先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスGJより刊行です。


さて、育ての親であるザイツェフをなくし、天涯孤独の身となってしまったソーニャ。
彼女をつけ狙うディアブロの存在もあり、これからは辛く寂しい生活が始まる、かと思われたものの……?


ここはシカゴ。
メモを頼りに、ソーニャは一人この街を自転車でうろついていました。
すると、そんな彼女を呼ぶ声が聞こえます。
以前知り合った、シスターイサベラでした。
イサベラは美人になっちゃって、よく見せて、とソーニャを歓迎。
なにしにシカゴに来たのかと問いかけてきましたので、シカゴに住むことになった、と簡潔に答えました。
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ですがイサベラ、ソーニャが一人でシカゴに住むつもりだと知ると、この国でその歳の女の子が一人住まいなんてできないし、ソーニャが良くても自分が許さない、とご立腹!
部屋は余ってるから教会に住むといい、と半ば強引にソーニャを教会に連れ込むのでした。

ソーニャはいろいろありまして、身元保証人が元大統領だったりと、いろいろと詮索されたくない事が山盛りです。
ですがそう言った点でも、教会と言うのは都合がよさそう。
シスターたちは仕事柄人の秘密を漏らしませんから。
早速生活のために部屋を用意しようとするイサベラ、手紙にあった学校もとてもいいところよ、とにこにこしながらソーニャを案内するのですが、その後のソーニャの言葉を聞いて絶句してしまいます。
……学校は初めてだから。

そんなシスターの驚きもどこ吹く風、ソーニャは当たり前のように学校に向かいます。
整った顔立ちに美しい銀髪、そしてしゃんとした姿勢は見るものの目を奪い、瞬く間に学校の注目の的になってしまいました。
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その様子を、ソーニャに好意的なシークレットサービスのアリスが監視していました。
他のメンバーはソーニャのことを良く知らないので、何が危険なのかがわかっていません。
危険なのはソーニャと言うよりも、ソーニャにちょっかいを出してしまう輩。
あの可愛らしい姿の中身はTレックスだ、と仲間に良く言い含めるのですが・・・・・・
勿論そんな話をしていることなど知らない生徒たち、その中から一人の優男が早速ソーニャにアプローチをしてきました。
教員室に案内しようか、と鼻の下を伸ばしながら話しかけてくる優男。
ソーニャは案内図持ってる、とその優男の間をすり抜けて行くのです。
友人たちからは、は何も引っ掛けられないねと笑われたのですが……当のアプローチをかけた本人は驚いていまいた。
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彼女の前を通せんぼするようについた腕。
その腕を、くぐるでもどけるでもなく、まるですり抜けるように通っていったのですから……!

ソーニャの学校生活は、平凡とは少し言い難いものでした。
ザイツェフの教え通り、最初に派手めな演出を一発かましたこともあり、教師たちにも生徒たちにも目をつけられてしまいます。
とはいえ、教師たちに「上」からの指示が来ていて、あまり手出ししないようにした方が良い、と言う空気になっています。
問題はもっぱら生徒の方で……最初に見せたパフォーマンスでとんでもない運動能力を持っていることが知れ渡ってしまっていますので、チアリーディング部に入らないか、と言う誘いを受けることになってしまいます。
全く興味のないソーニャ、スポーツ流はやらない、特に団体競技は無理、ときっぱり断ったかと思うと、コンピューターになら興味がある、と返答。
時代が時代だけに、今よりもさらにオタク方面の偏見が強いため、理解の無いものに反感を買ってしまうのです。
……さらにまだ、ソーニャの学園生活を脅かしそうな存在がこの学校に入るようです。
かつてソーニャを捕えようと企んだ狂気の科学者、Dr.ハル。
彼はこの学校で、バスケ部のコーチを務めているらしいのですが……そこでも何やら怪しげな実験めいたことをしているようで。
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彼がソーニャの存在に気が付けば……
とにかく、ただでは済まないでしょう!!
果たしてソーニャの学園生活は、どうなってしまうのでしょうか……!!



と言うわけで、実に6年10か月ぶりの新刊観光となった本作。
こう言った、ベテランの漫画家さんの、メインでない連載作の新刊が出ると、これで完結かと怯えるかとは思いますが……本作は帯に弓月先生自身の「ソーニャは完全に趣味、気晴らし(笑)」とあるように、まだまだ続くいてくれそうです!!

そんな本作ですが、学校編と言う今までのソーニャとはかけ離れた印象すらうける新シリーズが始まります。
ですがやはりソーニャはソーニャ、その規格外の力を持て余さないはずがありません。
勿論ソーニャが望んで事を荒立てているわけではないのですが、やはり他が彼女をほおっておかないわけです。
いろいろとしでかしてしまいそうな学生たち、何もしないわけがないDr.ハル……
ソーニャの学校生活はどうなるのか、不安は尽きませんね!!

そんな学校生活編、まだまだ続いて行きそうですが、今巻の後半では中断して別のシリーズもスタート。
コミカルな要素も多い学校生活編なのですが、こちらのお話は打って変わって一気にシリアスに。
今までの本作らしい、ハードな物語が展開していきます。
今回の敵は今までとは一味違う手ごわさを持っているようで、流石のソーニャも苦戦を強いられ……?
こちらも必見のエピソードとなっていますよ!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!