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今回紹介いたしますのはこちら。

「もういっぽん!」第10巻 村岡ユウ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、埼玉県新人戦を終えた青葉西。
悔しい結果には終わったものの、それぞれの成長を感じることの出来る大会となりました。
一同はまた新たな目標に向かって走り出すのです!



お正月です。
早苗は、個人戦決勝に進出し、永遠や南雲に激励されながら試合場に向かう……と言う初夢から目覚めました。
彼女を眠りから覚ましたのは、未知からのメッセージでした。
「初詣じゃ~!」。
今年の道も、昨年と同じく元気いっぱいの模様です!

4人で初詣にやってきました。
未知は神社の参道を歩きながら、おせちもたべたし、お年玉ももらったし、初夢も最高だったな、などと早くもお正月満喫ぶりを披露しておりました。
初夢なら私が一番だ、鷹になって富士山から噴火するなすびを食べまくる……と自分のペースに持ち込もうとするのですが、南雲の扱いに慣れ切っている未知は無視して自分の初夢の話を始めます。
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個人戦48キロ級、準々決勝では志穂ちゃんをぶん投げ、準決勝ではミドリコ支障をおさえ込み、決勝は何と、体重を落としてまで出場してきた柔戦車さんから見事一本!
みんなにも見せてあげたかった、とうっとりする未知に、永遠は素直にすごいねと感心。
南雲は一番スゲーのは柔戦車さんでしょ、と冷静なツッコミをするのでした。
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その間も、早苗は何か言いたげな感じで未知を見つめていたのですが……

それぞれの願い事はこうです。
未知は、今年こそイケメンの彼氏ができるように、お兄ちゃんの足が臭くなくなりますように、あとえーと……と欲張りに。
永遠は、今年もみんなと仲良く部活出来ますように、万が一未知さんに彼氏ができても部活はちゃんとやってくれますように、と部活優先(?)。
南雲は、テスト学年1位、部活県1位、といつも通りハイレベルなお願いをしつつ、それとまずは……ととある目標の成就を願います。
そして早苗は、家族も友達もみんな健康に過ごせますように、と一番平和なお願いをしまして、その後あと6~7キロ……と、階級的にも乙女の願い的にも重要なお願いをするのです。
早苗がしっかりお願いしておりますと、背後からまた未知達の盛り上がる声が聞こえてきます。
それは南雲の直近の目標、昇段審査に関してでした。
2週間後に黒帯のかかった昇段試験が迫っておりまして、まずはそれをゲットすると南雲は意気込んでいるのです。
覚悟しときな氷浦、今度の個人戦、黒帯になった新・神童南雲アンナが52キロ級を制す、あんたを倒してね!
そう宣言する南雲に、未知は同門対決の可能性があるのは燃える!とはしゃぐのです。
そして南雲と未知、ライバル全員倒しまくる!とく愈宙を指さして宣言するのでした。
……早苗はその時、ある人物にこんなことを言われたことがあるのを思い出していました。
ライバルが近くにいるの、面白いよ。
その言葉は早苗の心にモヤモヤを生み出していたのですが……未知はそんなことお構いなしとばかりに、ねえ早苗、九条さん57キロ級なら早苗とのキャプテン対決ありえるね!と早苗に迫ってきます。
そして永遠も、南雲さんと対決するのかもしれないのか、練習と試合邪全然違うんだろうなぁ、ちょっと怖いけど、楽しみ、と誰に聞かせるともなく呟いていました。
となりに立っていた早苗は、はしゃぐ未知を見つめながら、そうだね、とつぶやくのですが……

年明け初の部活動。
未知は年末年始充電していた元気をさく裂させ、元気いっぱいです!!
壁に貼りだした48キロ園田、52キロ永遠・南雲、57キロ早苗、青西三階級制覇!!!と言う目標に向かって、気合も充実している様子。
そんな中未知は、これから先に戦うであろうライバルたちに想いを馳せています。
ライバルはミドリコ師匠、多聞ちゃんとも中学以来やってみたい!
あとえーと、志穂ちゃんもライバル!正常にもう一人小さい来いたからあの子も!
朝霞商そっくりトリオも確か1利は48キロ級な気がする、ライバル!
ライバル安売りしすぎとまたまた南雲が突っ込むのですが……
そんな時、早苗の脳裏には未知との思い出がよぎっていました。
たまたま後ろの席にいた自分を勧誘してきた未知。
初心者だった自分を、いい感じ、思ってたより全然飲みこみ早い!と鼓舞してくれた未知。
また抑え込まれた、寝技じゃもう早苗にかなわないや、とおさえ込まれてうめく未知。
黒帯早苗爆誕、これでおんなじ初段だね!と喜んでくれた未知……
そんな未知が今、早苗に振り向きながらこう言うのです。
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それから、えーと、他に誰かいたっけ、早苗。
未知のその言葉で、早苗の決心はついたようです。
ごめん未知、その目標描き直していい?
そう言って、早苗は貼り紙の方へ向かって行きました。
早苗の性格から、もっと現実的な目標に書き換えるのかと思った道ですが、そうではありません。
……早苗はあの初もうでの後、姫野先輩にある相談をしていたのです。
そしてその相談に、姫野先輩は、もしかしたら明日とか来年にけがをしてしまうかもしれない、チャンスが毎回あるとは限らない、敵わないまま3年間終わっちゃうのはすごく寂しい、「やる」以外ない、と答えてくれていました。
姫野先輩のその答えと、未知への想い。
それにしっかり向き合って、早苗が打ち建てた目標は……
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未知に勝ちたい。
自らの体重の部分を48キロに書き換え、そう宣言したのでした!!



と言うわけで、まさかの10キロ以上減量……もとい、未知との勝負を挑む決意をした早苗。
早苗も一人の柔道家として、未知に親友と言うだけでなく、「ライバル」としても見てもらいたいと言う気持ちが抑えきれなくなったのでしょう。
そしてこの早苗の決意が、青西柔道部に思いもよらないムーブメントを起こすきっかけとなります!!
3階級制覇と言う大きな目標を書き換えた早苗ですが、この後また別の、ある意味でさらに大きな目標が打ち建てられ、一層青西一同は盛り上がって行くわけです!
新たな目標とは何なのか、早苗の想いを受けた未知は?
早苗の原料の行方なども含め、注目の展開となっております!

この後早くも全国大会埼玉県予選が始まるわけですが、紹介したエピソードの前にも注目のお話が用意されております。
それはあの立川学園との合同練習!!
正直を言えば合同練習をさせてもらえるとは到底思えない実力差、実績差のある両校ですが、そこは顧問の先生同士のつながりのおかげで実現することになりました。
チームとして大きな実力差があるとはいえ、永遠ならば立川にも引けを取らない実力を持っていますし、未知とエマのように相性のよさそうな相手もいますし、お互い得るものはありそう!
合同練習の模様も必見です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!