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今回紹介いたしますのはこちら。

「SHY(シャイ)」第5巻 実樹ぶきみ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。



さて、奇妙な少女、曖と友人になったテルと惟子。
異常なまでに世間知らずだったり、家出してきたと言いだしたり、ちょっと普通じゃない曖ですが……この出会いが、テルたちにどんな運命をもたらすのでしょうか!?



不思議な少女、曖の意外な正体が明らかになり、その目的や関係者の存在も明らかになりました。
驚きつつも絆を深めて行くテル達なのですが、そんな時とんでもないことが起きてしまいます。
東京の都心部が、突如として巨大な黒いドームのような何かに覆われ、その内部と一切の連絡が取れなくなってしまったのです!!

勿論こんなことができるのはアマラリルクを置いてほかにありません。
すぐにユニロードの元に各国のヒーローたちが集められました。
スピリッツ、レディ・ブラック、スターダスト、ミェンロンと言った今までシャイと共に戦ってきたヒーローたちの他、今回はアメリカのヒーローであるセンチュリーも加わっています。
それだけ今回の事件の規模と危険が大きいと言う事。
あの黒いドームの中にはどうしても入れませんし、入れたとしても中には数万人の人がいるはずで、救助するだけでも大変なはず。
侵入方法を見つけて、その方法に応じた救助を考えなければならないわけですが、中でどんな罠が待っているかもわかりません。
ですが慎重になり過ぎれば、おそらく中ではアマラリルクの何らかの作戦が進行しているはずで、その作戦の進行を許すことになってしまいます。
どうすればいいのかと言う意見の交換を行っているヒーローたちですが、誰しもがうなずける作戦などそうそうあるはずがありません。
と、そんな中でシャイは、空気を読まずに自分の想いを明かしました。
私は今すぐにでも突入して、みんなを助けだしたいです……!!
すかさずレディ・ブラックから、「したい」話じゃなくて、何ができて何を選択すべきかの問題なんだ、とツッコミは入るのですが、それでもシャイは主張を続けました。
こうしている間にも中で閉じ込められている人たちが苦しみ続けているかもしれない、そう思うともどかしくて……
そんなシャイの言葉に、意外にもスターダストが理解を示しました。
その考えもわからなくもない、考えるよりまず動くべき場合もある。
そう言ってスターダストはより現実的なアイディアを提案するのです。

スターダストの出した案は、6人のヒーローを二班に分け、一方はあの黒いドームに急行してなんとか侵入して救出とアマラリルクの撃退を狙い、残ったもう一方は周辺で待機して警戒しつつ、周辺住民の避難誘導を行う、と言うものでした。
確かに慎重さと大胆さの両方を求められる現状、その作戦が最善でしょう。
そこでユニロードは二つの班のリーダーを指名しました。
待機班のリーダーはセンチュリーです。
そして突入班のリーダーは……
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シャイが任命されました!!
勿論リーダーなんてやる柄ではないシャイは大慌て!
とはいえ、シャイも今までの戦いで成長していますし、なにより事件の現場が東京である以上、日本のヒーローであるシャイが適任なのは間違いないでしょう。
各リーダーに各班のメンバー選出するよう命じ、会議は解散となるのでした。

スピリッツとスターダストは、センチュリーに確認したいことがあると求められてそちらに向かいました。
シャイは一人、人気のない絵廊下でうつむいています。
自分が人前に立って皆を率いるなんて、一番苦手なことなのにどうすればいいのかな……
と、考えていたところに、レディ・ブラックがやってきました。
そして彼女は、シャイにこう言うのです。
リーダーの仕事は人を頼る事でしょ。
経験がないならある人間を、弱いなら強い人間を集めなさいって言ってんの。
自分の限界を見極めて、不足分を補える人材に任せる、それがリーダーであり、あんたに求められてることでしょ!
そう言ってはくれるものの、やはりシャイはまだ勇気を出すことができません。
自分でもできるのか、と恐る恐るレディ・ブラックに尋ねますと……
ぶゎっかじゃないの?
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できないと思ってたら、さっき死ぬほど反対してるわよ!
そう言い残して、彼女は去って行くのでした。

その後、ミェンロンもシャイを励ましに来てくれまして、ようやくシャイも勇気を振り絞ることができるようになったようです。
センチュリーたちのもとに向かい、震えながらも自分の意見を告げました。
以前の空間では、外との連絡が一切不可能でした。
一度中に入ると戻れない場合も考えて、今のうちに決めておきたくて。

時間を超えても連絡がない場合、なによりも一般人の救助を優先してほしいんです!
全力は尽くしますが、私が倒れた場合でも中の人が救出できるように第2部隊が必要だと思って。
絶対なのは一般人の命ですから……
その言葉を聞いて、センチュリーは少しだけ考えた後、了解した、と頷いてくれました。
ですが直後に、こちらからも要望がある、とシャイにこう言いました。
ただ一つ、
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必ず生還せよ、と!!
すっかり一人前のヒーローになったシャイ。
スピリッツはそんなシャイを、温かい目で見送るのでした。

勇気を振り絞ってのお願いが聞き入れられ、その勇気振り絞りっぷりで早くもドキドキで倒れそうになってしまうシャイですが、本番はこれからです!
突入のメンバーを決めて、中に入る方法を探して……と、やらなければならない事を指折り数えておりますと、そこに声をかけてくるものが現れるではありませんか。
話は聞かせてもらいました!
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天王寺曖!!同行させてもらいます!!!
ここはユニロードに選ばれたヒーローなどの関係者しか入れないはず。
なぜここに、曖と惟子がいるのでしょうか……!?




と言うわけで、あらたな戦いが幕を開ける今巻。
前巻での愛の登場から始まっていたと言っていいこの東京編ですが、ここからが本番です!!
シャイがリーダーとなって、この後メンバーを選出。
そしてドーム内に突入し、アマラリルクと激突することになるのです!
今までの戦いも激戦ばかりでしたが、今回は突入人数に見合うほどの数の敵が控えていまして。
そこには曖の目的の存在も待っていて……!!
閉鎖されたドームの中で、本作史上最大規模の大激戦が繰り広げられます!!

そんな決戦の前には、テルと惟子、曖の絆が深まっていくお話がたっぷり収録。
曖の正体や目的、曖を追っている人物の登場などの他、彼女の魅力を掘り下げるアレコレが描かれています!
そのキュートな様を見れば、愛に一層感情移入出来るはず。
本シリーズのもう一人の主役といえる彼女の活躍も必見です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!