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今回紹介いたしますのはこちら。

「不倫島」第1巻 原作・真中みのり先生 漫画・高山としのり先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスGJより刊行です。


「i・ショウジョ」で知られる高山先生の最新作となる本作。
今回は原作付きの作品となるわけですが、原作の真中先生はいっさい情報がない謎の原作者さんとなっております!
そんな本作は、今までの高山先生のイメージからはがらりと変わる、インモラルサバイバルゲーム系の作品となっているのです!!
気になるその内容はと言いますと……?




大学サークルのマドンナ的存在だった華と、そのサークル内で華を狙っていた数多くの男子の1人だったケンジロウは、めでたく結婚することになりました。
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サークル仲間だった友人たちに祝福されたり羨ましがられたりしながらの結婚式はつつがなく終わり、2人は早速新婚旅行の準備を始めます。
ですがその新婚旅行、実は普通の旅行ではありません。
それほど大きくない会社の営業職に就いているケンジロウの収入は決して多いとはいえず、裕福な暮らしとは程遠い生活を強いられています。
二人で節約して、週末ささやかに遊ぶ程度のがせいぜい。
昨今の日本の景気事情からすればこんなもの、なのかもしれませんが……もしもっとお金があれば、花をもっと幸せにしてあげることができるかもしれない、とケンジロウは考えるのです。
そんなケンジロウに、あるイベントに参加する資格が当たられました。
それは無人島のサバイバルリアリティショーで、無人島で複数の夫婦が一か月生活し、最後まで残った夫婦が10億円獲得できる、と言うネット配信番組の企画。
あまりに胡散臭い話ですが、今回声をかけられたのは、2人が開いた結婚式の際使った式場を運営している大企業、カマクラグループが力を入れて催す一大イベントなのだそうで。
大企業主催となれば警戒心も薄れますし、気になる参加夫婦数は10組とさほど多くないこともわかると、徐々にやる気も出てくると言うものです。
1カ月も仕事を休む可能性がある事を考えると少し迷いも出ますが……それでも10億円と言う、普通に生きていれば一生お目にかかれない金額を手にするチャンスがあるとなれば……
ケンジロウは、参加の決意をするのでした!

そのリアリティショーが、二人の新婚旅行の代わりと言うわけです。
集合場所にやってきますと、既に参加者たちは集まっていました。
いろいろな夫婦がいるようですが、意外なことにその中に知り合いも……いや、知り合いと言うよりも、親友と言っていい間柄の人物、
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伊達山がいたのです。
彼はケンジロウたちと一緒のサークルだった男で、かつては伊達山も華に想いを寄せていたこともありました。
ですが結婚式では二人を心から祝福してくれましたし、なにより伊達山には美沙と言う奥さんもいます。
過酷になるであろうサバイバル生活で、気の置けない友人がいると言うのは心強い……と思われたのですが……

出発の飛行機が飛び立ち、およそ三時間。
カマクラグループ所有のプライベートアイランドだと言うアナタハン島、なる島がイベントの会場のようです。
飛行場からさらに車で、未舗装の道を飛ばしていくと、ようやくサバイバルの舞台となるビーチにたどり着きました。
そこで早速、衣服以外の持ち込んでいた様々な機器は没収に。
そして、ナビゲーターの女性、ヘンナから驚くべきゲームのルールが明かされたのです!

1カ月サバイバル生活をして最後に残ったカップルが勝者で、リタイアは常設されている巨大モニターのところにあるインターフォンでその意思を告げることでいつでも可能。
ルール違反や、毛が、病気などで続行不可能となると強制リタイアで、島にたくさん仕掛けられているカメラで参加者は常に監視され、モニターにその状態が表示される。
……ここまではよかったのです。
ですがその後、このゲームがただのサバイバルではない事が思い知らされるルールが明かされることになりました。
夫婦のどちらかがリタイアした場合、もう一方も強制リタイア。
……だが、72時間以内に他の夫婦からパートナーを奪って、新たにカップルになることが許される……!
パートナーを奪われた者は、また72時間以内に元の相手を取り戻すか、あるいはほかの夫婦からパートナーを奪えば生き残れる!!
そんなルール必要なのか、とヘンナを睨み付けながら尋ねるケンジロウ。
するとヘンナはさらにとんでもないルールを明かすのです。
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1億。
一回パートナーを奪うたび、奪った人に1億差し上げます。
これは優勝書金とは別に、です。
まるで、略奪を推奨するかのようなルール……!!
そんなこと起こるわけないじゃないかと食い下がろうとするケンジロウですが、ヘンナはみなさんの良識に任せる、これでルールは全てだ、これ以降リタイア時に迎えに来る以外には現れない、と言い残し、その場を去っていってしまうのです……!!
騒然となる残された参加者たち。
ですがそこで、伊達山は過去起きたとんでもない出来事を話し始めました。
大戦末期、南洋開発を兼ねて32人の兵隊と会社員夫婦一組がある島に派遣された。
終戦を迎えた後も彼らは島に立てこもったものの、その間島唯一の女性である会社員の妻を、32人が取り合って殺し合いにまで発展した。
その島の名は、「アナタハン島」……!!
わざわざその女性の取り合いが行われた島の名を名付けた島に複数の夫婦を送り込んだ、と言うことは……
そう、運営は最初から、10組の夫婦がパートナーを取り合うことを想定し、期待している!!
言うなればこれは、
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不倫サバイバルゲームだ……!!
運営の企みを知り、参加者たちは思い思いの表情を浮かべます。
不安そうなもの、不敵に笑うもの、自分たちは大丈夫だと肩を寄せ合うもの。
金と肉、そして愛。
それぞれの思惑と欲望にまみれたサバイバルゲームは、こうして幕を開けるのです……!




と言うわけで、不倫をさせるためのサバイバルゲーム、と言うとんでもないゲームに参加することになってしまったケンジロウ達。
ケンジロウと華を含めた多くのカップルは不倫をする気などない……と言いたいところなのですが、なにせ10組に1組しか手に入らない10億よりも、パートナーを奪った時点で手に入る1億の方がハードルが低いわけです。
当然その1億狙いで蛮行に走ろうとするものもいるでしょうし、この先談合してパートナーを交換しようと言いだす者もあらわれるかもしれません。
さらにこのカマクラグループは相当ダーティーなことも辞さない企業のようで、このがーむの中継も一部のVIPの好事家のみに配信されているだけで、その為普通ならば法に触れるようなことでも許容されるらしく……!!
そんなとんでもない環境の中、どんな卑劣な手段でもかまわず打ってくるもの、何やら企んでいそうなもの、何やら普通の参加者ではない雰囲気を持つものなど、それぞれが不気味な動きをし始めます。
奪い、奪われ、適応できないものは脱落する。
そんなとんでもない不倫サバイバルが容赦なく繰り広げられてしまうのです!!
最後に笑うものは誰なのか。
砲の外にあるこのゲームで、誰がその毒牙にかかるのか、毒がにかからずすむものなどいるのか!?
こう言ったゲームには確実に介入してくる運営側の動向も気になるところですし……
金を取るか愛を取るか?
高山先生の可愛らしい絵柄からはなかなか想像できなかった展開を繰り広げて行く本作。
これからの展開から目が離せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!