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今回紹介いたしますのはこちら。

「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」第19巻 赤坂アカ先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、かぐやと白銀が付き合い始めた後も大団円とはいかない本作。
そんな中学生の一大イベントである修学旅行に行くことになった白銀達なのですが、突如この修学旅行を最後に早坂がかぐやの付き人を辞めることになったと宣言し……!?




かぐやの一族、四宮家は今、三人の男兄弟による跡目争いの真っ最中です。
三人がお互いを出し抜こうと、様々な手を弄しながらお互いをけん制し合う……
そんな争いのカヤの外に置かれているかぐやですが、跡目の継承権がない彼女が一族内で一定の地位をいじするには、三兄弟の争いに勝ち抜いたものの陣営につくこと……勝ち馬に乗る以外の手段がありません。
その為かぐやは誰が最終的な勝利の座につくかをしっかり見極めるため、三兄弟の動向をつかみ、弱みを握り、より有利なポジションをつかみ続けることが必要なのです。
その情報収集において大きな役割を担っていた早坂。
彼女がかぐやの付き人を解任されると言うことは、かぐや陣営以外の三兄弟にも大きな衝撃を与えることになります。
早坂が持っている、三兄弟の情報。
それを手にすることができれば、他の兄弟との争いで優位に立つことができる事は間違いありません。
四宮の一族は全員その事をわかっているわけで。
まず動いたのは、三男の雲鷹でした。
雲鷹は部下に命じます。
早坂愛から情報を引き出せ、手段は問わない。
俺の陣営に引き込めるならそうしろ、拒むなら……
半年くらい閉じ込めておけばあらかた吐くだろ。
……いかにあの早坂愛だと言っても、まだ年端もいかぬ高校生。
流石にそこまでやるのは、としり込みする深なのですが……
雲鷹は表情一つ変えずにこう言うのです。
お前も覚えておけ。
四宮に背を向けるってのはそう言う事なんだよ。

そのころかぐやは、ホテルで同室になった女子たちに質問攻めにされておりました。
会長とはどうなの、もしかしてもう付き合ってたりするの!?と!
かぐやは外用の表情を崩さず、努めて冷静に答えます。
この際なのでハッキリ言っておきましょう、会長は尊敬していますが、それは一人の人間として。
男と女の関係も恋愛だけが全てではないでしょう?
ましてや公債なんて、私はこう見えて四宮の人間ですよ?
ため息混じりのその言葉、女子たちを納得させるには十分な説得力を持っていたようで。
まあそっか、絶対厳しいもんね、と納得してくれたのですが……ちょうどそのタイミングで、女子の一人が白銀と早坂が二人きりで何やらあっている場面を目撃してしまいました!!
瞬間、血相を変えてどこです!?と顔を出すかぐや!!
世闇の中、2人きりで何やら話している様子を見たかぐや……
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この盛りのついたメス猫!!
私が今どんな思いでいると思って……早坂やっぱり会長の子とそう言う目で見てたのね!と激昂!!
あげくの果てに、先ほどまで言っていた言葉とは180度違う、男女間の友情なんて所詮幻想なんだ、と言う始末なのでした!!

で、その当人たちはと言いますと、シリアスなお話の真っ最中でした。
今まであれこれとつかれていた嘘の全てを明かされた白銀は意外にも冷静さを保ったままそれを受け入れていました。
ですがそんな数々の嘘はいいものの、一番嘘であって欲しかったこと……早坂が四宮かぐやの情報を本家に流している、と言う部分だけが本当だったのはショックです。
幻滅したか、と問いかけてくる早坂に、当たり前だろ、正直キレてる、これでもお前を友人だと思っていたが全部裏切られた気分だ、とはっきり答える白銀なのですが……
その後すぐにこう付け加えたのです。
で、どうすんだ、これ見よがしに俺の前に現れたんだ。
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ヘルプサインじゃないのか?
助けが必要なら素直にそう言え。
なんだかんだ自分を助けてくれる白銀。
嬉しさのあまり、早坂は思わず白銀に縋りついてしまうのです!
……その様子をかぐやが見ていたことも気が付かず……!

翌日。
かぐやに冷たい視線を向けられながら白銀と二人きりで行動する早坂。
周りにはかぐやと早坂と白銀の三角関係か、と囁かれますが、そんなことはしったこっちゃございません!
2人きりになったところで、早坂は白銀に自分の目的は明かしていきます。
1つ目はかぐやと早坂の関係がばれないようにすること。
2つ目は、今も尾行している、四宮家から逃げ切る事。
そして3つ目が……
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やり残している「最後の仕事」をやり遂げる事!
相手はあの四宮家ですから、白銀ひとりには正直言って荷が重いような気もしますが、早坂ははっきりとこう言いました。
他に頼れる人なんていないよ、と。
他の人は自分に手を貸しても特がない、白銀は部分的にとはいえ関係者だし、かぐやを守ると言う点でメリットがあるし……
と、そう理由を並び立てる早坂に、その言葉を遮るように白銀は言いました。
そうやってすぐ尊徳に結び付けるのは癖か?
相手に何か提供しなければ何も要求できない?
自分から人を遊びに誘うのが怖いタイプか?
まずはその億秒差をどうにかしないと、お前の「願い」はかなわないんじゃないのか?
「願い」とはなんなのか。
早坂が自分自身の心の中に気付く暇も与えず、白銀は彼女の手を引いて走り始めます。
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早坂と……そして、かぐやの運命を左右する鬼ごっこ。
その火蓋がこうして切られれたのでした!!
……ついでにその様子を見ていた、もう自分のキャラ設定なんかもすべて忘れて後を追いかけて行くかぐや本人も巻き込んで!!




と言うわけで、早坂辺ともいえる修学旅行編が本格スタートする今巻。
今巻のおよそ半分を使い、その物語が描かれていくのです。
今までも数々の困難を乗り越えてきた白銀ではありますが、今回の相手は四宮家の三男と言うかなり厄介な存在。
今までのように半端な策略が通じる相手ではなさそうですし、なによりも錠や情けが通じる相手ではないのが難しいところ。
狂気すら感じさせる雲鷹を相手に、白銀と早坂は3つの目的と早坂の願いをかなえることができるのか!?
最後の最後まで目の離せないドラマが描かれるのです!!

そして修学旅行編が終わりますと、再び石上とミコを中心とした物語がスタート。
当人たちのみならず、周りの人物の想いもやたらと絡み合って複雑かつままならない状況になって行くこちらのお話もまた、一筋縄ではいきません!!
いつものコメディパートも織り交ぜながら、石上編が進んでいく後半も必見ですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!