「比羅坂日菜子がエロかわいいことを俺だけが知っている。」第3巻 紺矢ユキオ先生
KADOKAWAさんの電撃コミックスNEXTより刊行です。
さて、表面には決して出さないながら、お互いの事を思いあっている央樹と日菜子。
魔女の意味深な様々な言葉は気になるものの、2人は本当に少しずつですが、その距離を縮めて行き、やがて……と思われていたのですが……?
不思議な夢を見ていました。
ふにふにとした足場に、いつの間にか立っていた央樹。
何が何だかわからないまま歩いていますと、足場と同じような感触でできた盛り上がりを見つけます。
そこに体を預けると、奇妙な安心感のような、幸福感の様な、そんな物がこみ上げてきまして。
得体のしれない楽しさを感じながら、盛り上がりを登る央樹なのですが、やがてその山が
日菜子の体であることがわかりました!!頬を染め、央樹が体を這う感触に耐えているかのようにも見える日菜子。
その直後、日菜子は大きな声をあげ、体を震わせました。
央樹はバランスを崩してしまい、日菜子の「山」から落下して……
というところで目を覚ました央樹。
終わり方はあれでしたが……
最高の夢を見てしまった、と夢の感触を思い出しながらつぶやく央樹。
そして登られた方の日菜子はと言いますと……
むくりと起きだした後、御ぼられていた左の胸を触り、その感触を思い出します。
立ってる……?
ご褒美、早く考えないと。
練る度にあんな夢見てたらおかしくなっちゃう。
……どうやら日菜子も同じ夢を見ていたようで。
魔女の力なのか、二人の想いがシンクロしているからなのか。
とにかく、二人の気持ちが一致し、近づいているのは確かなようです。
が、そんなある時の体育の授業での事。
女子のバスケットの試合を観戦する形になっていた男子たちですが、その中でも央樹の仲のいい友人である坂本たちは目を輝かせています。
男女合同の体育はいいねぇ、年々楽しくなっていくな、つまり来年はさらに楽しいわけだ、などと、揺れる女子たちの肉体に視線を走らせています。
むっつりな央樹も当然視線はそちらに集中。
あまりに熱心にある女子の胸を見つめていたため、友人もちょっと引くくらいです。
しかし坂本の方は理解を示してくれました。
央樹が見つめていた胸の持ち主は、当然日菜子……ではなく、芥川という校内屈指の大きなお胸を持つ、眼鏡の似合うショートカットの女子でした。
そんなアレな台詞を臆面もなく放つ坂本。
するとそこに、ちょうど試合を終えて休憩になった芥川含む女子たちが央樹達の方へと向かってまいりました。
すると坂本、さらなるアレな台詞を発します。
こっちに来るぞ、深呼吸の準備だ。
奴のかぐわしい汗が体温によって蒸発し周囲に漂っている、合法的にそれを摂取するチャンス!!
……流石にこれには引かずにはいられません……!
そんな差すような視線に気が付いたらしい芥川、央樹達の方にやってきました。
何見てるの?とズバリ聞いてくる彼女に、央樹は思わず視線をそらし、俺は別に……とごまかそうとしました。
ですがそこでまた坂本がやらかします。
胸。
刃はなるものを求めて何が悪い、俺はただ好きなんじゃない、崇拝しているんだ!!
それは廣瀬も一緒だろ、いや広瀬だけじゃない、善男性を代表して宣言する、皆おっぱいが好きなんだ!!
……友人ですら引くのですから、女子たちがその言葉を聞いてドン引きしないわけがありません。
もはや相手をするのすら……と言った風情で、大半の女子たちは発言を無視して引き上げて行きます。
日菜子もその中に交じり……密かに央樹のことを気にしながらも立ち去ろうとするのです。
ところがそこに、芥川と彼女と仲のいい友人二人だけが残っていました。
そして芥川は言うのです。
重いだけなんだけどなぁ。
とりあえず……
触る?指で襟元を押し下げ、胸の谷間を見せてくる芥川!!
思いもよらなすぎる行動に、思わず口にしていた水を吹き出してしまう央樹!!
もちろん友人たち、芥川以外の女子、そして日菜子も、それぞれ反応は様々ながら、びっくり仰天です!
戸惑い口ごもる央樹に芥川は少し考えて、こう続けます。
流石に早すぎるか……
じゃあ、まず付き合ってみるとか、どう?
あまりにも突然すぎる発言に、自身の友人にも突っ込まれる芥川。
ですが彼女、まじまじと央樹の姿を見つめながら、最近の廣瀬は悪くない、とつぶやき、どうかな?とお付き合いするかどうかの返事を求めてくるのです!!
央樹は言うまでもなく、日菜子が好きです。
ですがお胸が好きなのも言うまでもありません!!
返事はしないながらも、視線はしっかりと彼女の胸元を見ていて……!
と、そこで日菜子が現れました。
芥川さん、ちょっといいかな?
そう言って、少し離れたところに芥川を連れて行く日菜子。
一応皆には真面目な人物として認知されているわけで、ここで芥川を止めるのはそれほど不自然ではないでしょう。
ですが相手が央樹ですから、なんといっていいか少しわからなくなってしまったようで……
さんざん考えた後、本気なの?というふわっという質問をするにとどまってしまいました。
問いかけられた芥川は……まだ結婚とかは考えたないかな、と答えて日菜子を少し安心させた後……
でも文化祭も近いし、高校生時代のパートナー候補としてはありかな、とそれなりの本気である旨を伝え、日菜子を落ち込ませるのです!!とりあえずその場はそれで立ち去って行く芥川。
そんな彼女の背中に何も声を掛けられないまま見送るしかない日菜子……
そんな、おうきちゃんが……
どうする?どうすればいいの!?
心の中で日菜子はそう叫ぶのでした……!!
というわけで、まさかの恋のライバルが現れる今巻。
今まで央樹はムッツリの適当男子と認識され、女子にそれほど人気がありませんでした。
だからこそ日菜子は安心して(?)表ではつんけんできていたわけですが……
いろいろな意味で魅力的な他の女子にグイグイ来られてしまったら!?
いくら央樹が自分のことを好きだとわかっていても、盛んな時期である男子高校生が、ステキな据え膳を我慢できるでしょうか!?
日菜子は焦りを募らせ、とうとう今までとは違う行動をとることにするのです!!
一方の央樹も、日菜子が好きなのは間違いないものの……グイグイ来る芥川に惹かれずいられるわけがありません。
この後さらに芥川は央樹にモーションをかけて行きまして、ついには「家に行く」とまで言い出します!!
そしてそんなやり取りの中で、「悪くない」レベルだった央樹への印象が変わっていくことになり……!!
知れば知るほど魅力的っであることがわかる芥川。
央樹は彼女の誘惑を振り切り、日菜子への操を立てる(?)事ができるのでしょうか!?
央樹と日菜子の間にも思いがけないトラブルも起こり、突如巻き起こった三角関係は一層複雑になっていき……!!!
状況が状況なだけにエロスなサービスシーンはちょっぴり控えめですが、もちろんk¥見せてくれるところではしっかり見せてくれます!!
芥川のあんな姿も披露され、いろいろな意味で見どころ満天!!
今後の展開に期待せざるを得ませんよ!!!
今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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