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今回紹介いたしますのはこちら。

「シャドーハウス」第6巻 ソウマトウ先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、亡霊騒ぎの犯人を見つけ、自らに降りかかった疑いを晴らさなければならないケイトとエミリコ。
二人は同期の仲間たちと密かに協力し、調査を進めて行こうとするのですが……



ざわつく屋敷内。
救護の係の者が、大急ぎで戦場の間に向かっています。
彼らの押す台車の上には、顔中すすまみれになった生き人形が二人寝かされています。
その二人は……
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先日の騒動の際、突然珈琲の瓶を床にたたきつけ、罰として過酷なすす掃除の係を命じられてしまった、二人のベルでした。
連日のすすとの戦いで、彼女たちはもう幾度となくすす病にかかってしまっているのでしょう。
二人の主であるイザベルとミラベルは、ベルたちを追いかけながら、係の者に懇願するのです。
もう許してよ、これ以上無理よ、と。
ですが救護の者達は、それはお前たちが決めることじゃない、と冷たくあしらうばかり。
それでも二人は救護の係とベルたちを追いかけて行くのでした。

そんな様子を見ていたケイトとエミリコ。
通り過ぎる際に、ふわりと二人から香水の香りが立ち上っていることを感じ取りました。
すすまみれのあんな状態でも香水をつけている。
つまりそれはシャドーの嗜み、いかなる時でも香水は欠かせない、ということでしょう。
一同はそこに目をつけ、香水の匂いから、亡霊事件の真犯人であろう謎のシャドー、通称「ローブ様」を探そうとしていました。
香水の特定は難しいかとも思われましたが。シャドーは頻繁に入浴をするため、自然と香水をつける機会も増えます。
香水がつけたての状態ならば、香水の匂いはほとんど原液のように感じられますから、ローブ様の匂いに近い香水を嗅ぎ分けるのも意外にすんなりいったようです。
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が、なにせシャドーも大勢いるわけで。
これだけであたりを引くまで続けるのはなかなか難しそうです。

翌日、ケイトたちは四組の同期で同期会を行っていました。
ですが、約束の時間になってもなぜかジョンとショーンが姿を見せません。
手短に済ませないと怪しまれるかもしれないから、とジョンにはあらかじめ言っていたにもかかわらずこの体たらく。
圭人は苛立ちで頭からすすを立ち昇らせてしまうのです……!
このまま待って居続けるのも時間がもったいないですから、とりあえず今いるメンバーで情報の交換を始めることにしました。
どうやらこの館では、煤を出す量が多いものがこう評価を受けるようで、煤量が多ければ多いほど処分されにくいらしいのです。
そして、亡霊がらみの事件の発生する条件を考えると、黒幕は煤量の多い人物だと言う考えられます。
そこで館の者達の大まかな煤量でランク分けした表や、誰と誰が同期なのか、というようなリストを見て考えてみることにしました。
バーバラとローズマリーが同期、しかも最年長者だと言う意外な事実が発覚しましたが、興味深さは置いておいて、この剣はローブ様探しに直接関係はなさそう。
ですが同期関係がわかれば、誰が何のために事件を起こしたのかが見えてくるかもしれません。
しかしこいつらは絶対に違う、というものが数名見つかったくらいで、まだまだ犯人を特定するには材料が少なすぎる、と思われたのですが……?

少し遅れてようやくやって来たジョンが、ここで意外な事実を明かしました。
それは、
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煤が多いからと言って亡霊が作れると言うわけではない、という事。
ジョンが期せずして知ったその情報によれば、「こびりつき」が集まっても密度の濃いこびりつきになるだけで、巨大化して亡霊の様にはならない、とのことで。
ではどうすると亡霊になるのでしょうか……?
ともかくこの情報によって、煤量の多い人物がローブ様である、という手がかりも消えてしまったことになりました。
振出しに戻った……と思われたその時、部屋に飾られていた一輪の花に大きな手掛かりが隠されていたことがわかります。
ショーンは、この花の匂いこそがローブ様の匂いだと言うのです!!
ローブ様の匂いは香水のものではなく、花の匂いだった……?
そこでケイトは新たな推理を始めます。
自分の正体を隠すなら香水の匂いも隠すはず。
これで候補だった香水のリストのシャドーは消えました。
正体を隠すなら、もともとの匂いに近い匂いの花は選ばないはずですから。
そこで消去法で当たって行くと……
犯人に当たりをつけることができました。
ですがなぜこの人物が亡霊騒ぎを?
決め手となる動機、そして確信に至る手掛かりがないため、まだ本当にこの人物がローブ様であるとは言い切れないのです。
が。
そこで、エミリコがおずおずと話し始めたのです。
気のせいかなと思っていたし、余計なことを言って混乱させてはいけないと思って言っていなかった、という、その「変かも知れない」と思ったこと。
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思い返すと、顔が……綺麗だったんです。
エミリコはそう言うのでした。



というわけで、ローブ様探索が大詰めを迎える今巻。
この後ケイトとエミリコ、そしてジョンとショーンはローブ様にコンタクトを取るため手掛かりを探り……そして、いよいよその正体を暴くことになるのです!!
ですが正体を暴いたからと言ってそれで終わりなわけがありません。
あれだけの騒動を起こした人物、それには相応の目的があるわけで。
正体がばれたからと言って大人しくお縄につくはずがないのです。
そして始まる、まさかのローブ様との戦い!
ローブ様が操る亡霊とは何なのか、そしてその目的は?
エミリコたちはローブ様を倒し、身の潔白を証明し、なおかつ反お爺さまの真意を隠し通すことができるのか?
ローブ様編、今巻で一気に決着まで突き進みます!!!

そして本作、とうとうアニメ化が決定!
独特の世界観が魅力のソウマトウ先生作品ですが、アニメになってその雰囲気がどれだけ再現されるかなど、興味は尽きない所!
本編のみならず、今後の本作の展開からも目が離せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!