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今回紹介いたしますのはこちら。

「DEAD FLAG(デッド・フラッグ)」第1・2巻 原作・holico先生 作画・ニシカワ醇先生 

スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスUP!より刊行です。


ニシカワ先生は97年にデビュー後、いくつかの名義を使いながら成年向け漫画や女性向けホラー漫画、そして青年漫画に少年漫画と様々なジャンルで活躍されてきた漫画家さんです。
「王様のオーパーツ」「しこたま」など、残念ながら長期連載には至らなかったものの、光るもののある作品を生み出しておられます。

そんなニシカワ先生が、名言はされておりませんが、おそらく「甘夏」「ホリユウスケ」の冥芸でも活躍されていたと思われるholico先生とタッグを組んで描くのは、ずばりデスゲームモノ。
「シャッフル学園」でデスゲーム系作品を書いた経験のあるholico先生の描く新デスゲームとは一体……!?



学校は騒然としていました。
突如として学校の中庭に、宙を舞う海賊船が現れたのです!!
ですがその海賊船、突然現れて宙に浮いていると言う事以上に奇妙なことがあったのです。
それは、携帯などでムービーを取ろうとしても映らない事、そして……教師などの生徒以外の人物にはまったく見えていないらしい、ということです!!
一体何事なのか?
戸惑っていますと、その海賊船の中から何かのマスコットキャラの様なものが登場。
そして、そいつは高らかに名乗ります。
陽新入りども、俺様の名はゴールドリッチ、キャプテンゴールドリッチだ!
ゴールドリッチは突然生徒たちに「デッド・フラッグ」なるものの説明をしようとするのですが、そこに不良生徒が口をはさみます、
どこのTV局だ、なんか喉っきりか、それとも映画か?
撮影許可とか撮ってんのんか、不法占拠じゃね?
聞いてる?コスプレ野郎。
そう言うと、ゴールドリッチはその「コスプレ野郎」という言葉が気に入らなかった様子。
あからさまに不機嫌になると、コスプレって何だ、俺様の話を遮って、しかもコスプレ野郎とは何だこのくそ新入りが!!
そうゴールドリッチが絶叫すると、なんと海賊船から大量の砲弾が発射されました!!
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その砲弾は校舎を直撃し、不良生徒の頭はぐしゃぐしゃに……!!
さらに多くの生徒たちも巻き込まれ、あたりは一瞬にして地獄と化してしまったのです……!!
と、思ったその瞬間でした。
砲弾が当たった後などまるでなく、何事もない風景に戻っていたのです。
ゴールドリッチは、今のは自分が見せた幻覚で、警告だと言います。
今のようなことは、ゴールドリッチにかかればいつでも実行可能だから、大人しく話を聞け、と。
……本当にそうなのかはわかりません。
ですが、あんなものを見せられては……どうしても、もしかするとと言う考えがぬぐいきれません。
自然とあたりは静まり返り、ゴールドリッチの話を聞く形になりました。
ゴールドリッチは言います。
貴様たちは「デッド・フラッグ」の参加者に選ばれた。
参加者の腕にはその証であるタトゥーが浮かび上がっているはず。
参加者はリアルタイムで更新される「海賊ランキング」の上位を目指し、海賊行為に励むべし。
その海賊行為とは……
財宝の発見、怪物退治。
そして……
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略奪、破壊、暴行、殺戮……!!
……あまりにもショッキングな要求に、戸惑わざるを得ない生徒たち。
そんな中、生徒たちの中の一人、息長レオは幼馴染の天渡に「一緒に試してみないか?」と持ち掛けてきました。
そう言ってきたレオの瞳はあまりにも冷たく……天渡が答えあぐねていますと、レオは待ちきれなくなり、一人でやると歩きだしました。
向かった先は、海賊騒ぎなんて関係ないとばかりに漫画を読みふけっている、もう一人の幼馴染……種田です。
なんでもレオは、小さいころ種田にいじめられていたとのこと。
今や二人の立場は逆転、とまではいかないものの、お互い嫌いあってほとんど会話もない状態なっていたのですが……
いじめ動向というのはあくまで昔の話、
そこだけはレオも種田も共通していたようなのですが、レオは「だからこれは昔のこととは関係ない」と前置きして
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ただの海賊行為だ、と思い切り種田に椅子を叩きつけたのです!!
さらにレオは倒れ込んだ種田に馬乗りになり、殴り続けます。
お前をぼこぼこにして金を奪う、立派な海賊行為だろ?
あまりにも突然すぎるレオの行動、たまらず天渡はレオに組みついてそれ以上の暴行を止めました!
するとレオはすかさず天渡の腕をとって投げ飛ばし、こう言うのです。
お前は昔からちっとも変わらないな。
前任ぶって、争いを止めるだけ。
……いじめを止めきることの出来なかった当時の天渡に、レオは不満を抱いていたのでしょうか……
そしてレオは予告通り、種田の財布から金を抜き取ります。
額は2000円と多くはなく、子供時代にレオが種田にカツアゲされた金額の10分の1にも満たないそうです。
不満げなレオですが……その行為はしっかりと「海賊行為」だったようで、レオに「3000」ポイントっが与えられたようです。
ですがレオのランキングは4位。
つまり、少なくともレオ以上のことをしでかしたものが3人いる、という事……!
まだこの時、天渡たちは知りませんが、2位の弓場が行っていたのは、うあんきー3人をぶっ飛ばして食べ物を奪い取ると言う行動。
そして3位の灰子がしていたのは、ストレス解消と称してパソコン教室のパソコンを破壊して回ると言う、確かにレオ以上といえる行為でした。
そのポイントは、6000と5000。
何となく見えてくるポイントの加算方式ですが……1位のポイントは文字通り桁が違います。
なんと「100000」。
100000なんて、一体どんな行為をしたと言うのでしょう。
早速行われ始める海賊行為に、ゴールドリッチは機嫌を良くしたようです。
そこで彼は、さらにもう一つのデッド・フラッグのルールを明かしました。
今から10日後、ランキング13位以内に入れなかった者は
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全員処刑!!

その頃、学校で起きているとんでもないことを知らず、遅刻してしまった少女・ユニが学校にたどり着いていました。
ですがそこで彼女は、いきなりとんでもない人物に出くわしてしまうのです。
それは……海賊ランキング1位、三雷誉。
彼女の左手には、海賊ポイント100000をもたらした成果がぶら下げられていました。
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物言わぬ亡骸となった、男の生首が……!!!



というわけで、海賊ゲーム「デッド・フラッグ」に巻き込まれてしまった学生たち。
本作の主役となるのは、どうやら天渡とユニのようです。
そして中心人物としてレオや誉が絡んでいき、この海賊ゲームを戦っていく、そんなお話になるようです。
突然始まったこのデッド・フラッグですが、あまりにも謎が多すぎます。
何が目的で行われているのか、なぜこの学校を選んだのか、そもそも何者なのか?
海賊行為という、普通ならば許されない悪辣な行為でポイントを稼がせる、そしてその結果上位に残らなければ処刑される、となればこれからさらに学校は大変なことになって行くはずです、
そしてこのゲームに隠されている謎や秘密はそれだけではないのです。
海賊行為がよりやりやすくなる、驚くべき秘密がこの後明かされていき……
物語はますます混迷!!
命懸けのこのゲームに、さらなる血の惨劇が繰り広げられてしまうのです!!!

そして恐ろしいことに、ポイントのやり取りだけがこのゲームの全てではありません。
様々な「ミッション」が用意されており、それによって更なる窮地に追い込まれてしまうほか、「呪い」という何やら恐ろしげなものの存在も臭い始め……!!
holico先生らしい、血みどろの容赦ないストーリーテリングと、西川先生のキャリアを感じさせる丁寧で読みやすい筆致が合わさり、引きこまれること間違いなしの内容になっております!!
今後の展開にも期待せざるを得ませんね!!





今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!