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今回紹介いたしますのはこちら。

「見せたがりの露乃ちゃん」第1巻 降本孟先生

新潮社さんのバンチコミックスより刊行です。


降本先生は12年のマガジンの漫画賞で佳作を受賞したことを皮切りに、相次いでマガジン系の漫画賞で受賞。
その後16年にやわらかスピリッツの「8月のゴースト」で連載デビューを果たしました。

そんな降本先生の最新作となる本作は、最近増えてきた気がする女子高生と少年の掛け合いを描く、オネショタ系掛け合い漫画です。
こう言った作品では意図するにしろしないにしろ、年上の女性側が何らかの方法で少年側をドキドキさせて行く形でお話が進んでいきまが、そのあたりにおいては本作もしっかりと踏襲しております。
ですが本作はある部位に特化したフェチをメインに据えておりまして……?



電車に揺られる女子高生。
腰かける彼女の膝と膝の間からは、わずかに下着が見えてしまっています。
向かいの席に座っている高校生でしょうか、男子2人組は食い入るようにその足の隙間を見つめておりました。
女子高生がちらりと彼らに視線をやると、気まずくなったのでしょう、サッと視線をそらし、電車が駅に着くなり彼らはその場から立ち去ってしまいました。
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別に怒ってないのに、逃げられちゃった。
彼女はそう呟くと、心の中で今日は二人か、とつぶやきます。
が、直後に自分のいくつか離れた横の席に座っていた少年がこちらを見ていることに気が付き、3人、と数え直したのでした。

彼女……露乃が好きな事。
それは、視線を集めることです。
女の子はいつだって見て欲しいし、可愛いと思って欲しい。
どんな視線だってみられないより100倍マシ。
彼女は日々わざと隙を作り、視線を集めていたのでした!

その日は彼女の所属するバスケ部の練習試合。
本来特に注目されるような試合ではないでしょうが、体育館の2階にはちらほらと男子の姿が見えます。
彼らは電車の男子たちの様に露乃を見つめ、目が合いそうになるとすっと視線をそらしていました。
それを確認すると、露乃は密かにほくそ笑みます。
バスケのユニはガバガバだし、やっぱそうなるよね、と視線を集めていることを確信した露乃、今度は胸元をパタパタ開いてさらに視線を集めるのです!
男子たちは、露乃はやっぱいいよな、無防備だし、試合終盤になると汗でブラがすけたりしてヤバい!などと盛り上がっておりました。
そんな会話は露乃に丸聞こえでしたが、彼女からすれば望んで集めているのですから……ほんと男の子って単純、などと考えながら気分を高揚させるのです。
と、そんな時、体育館の中に朝方電車で見かけた、横に座っていた少年がいることに気が付きました!
そっか、私のコトしってたんだ?
見たカンジ中学生くらい?
休日にわざわざ見に来るとか、絶対ファンじゃん?
ちょっとアガるんだけど!!
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気分を良くしてシュートを決めに行く露乃、なのですが……

結局少年の視線が気になり、そのシュートは外れてしまいました。
反省しながら帰りの電車に乗ると、なんとそこに霊の少年が座っています。
キミが視界に入ったから、シュート外しちゃったぞ、ほんとはあそこで入れてファールもらって逆転だったのに……!!
と、八つ当たり気味な思いを抱きながら、少年の前に敢えて立つ露乃。
しばらくすると少年は露乃に気が付き……顔を真っ赤に染めながら……どこか一点をしっかり見つめているようです。
その視線の先を探ると……
露乃の、腋に注がれている……!?
そう言えば、最後のシュートを彼が見つめていたのも、シュートの際に腕を上げたことで腋が見えていたのではないでしょうか。
なんだか思いもよらない所に注目されていることに気が付いた露乃、見られるのは好きなはずなのに、思わずつり革を離してしまいました。
すると少年も露骨に残念そうな表情を浮かべ……
……なんだかこのままでは負けた気分になってしまいます。
露乃は再びつり革をつかむと、再び少年の視線が注がれ始めました。
得物を狙うスナイパーの様に脇に照準を合わせている……
露乃はそんな視線に顔を赤らめるのですが、そのとき隣に立っていたノースリーブの女性が、何の気持ちもなく、すっとつり革をつかみました。
電車はみんな自然につり革をつかむため、基本的にノーガード。
腋フェチにとって天国なのか……と分析をしていく露乃なのですが……どうしたことでしょう、少年の視線はとなりの女性には注がれず、とにかく露乃の腋に集中しているではありませんか。
なにそれ、私の腋大好きかよ。
いいよ、そんなに見たいなら
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見せてもいいけど?
そんなことを考えつつ、荷物を網棚にあげて意地うふりをしてたっぷり腋を見せてあげる露乃!!
あまり見えっぷりに少年がドギマギし始め、視線を外してしまったのを確認すると、今度はさらに大胆に
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袖口を開いて腋を見せつけるではありませんか!!
刺激が強すぎたのでしょうか、少年はフラフラと次の駅で降りて行ってしまいました。
露乃もまた、こういうのもあるのか、と新たな快感に興奮を禁じ得ない様子。
にげられた、彼をスナイパー君と名付けよう。
新たな扉を開いてしまった露乃と、そんな彼女にどうしようもなく惹かれてしまった少年の毎日を描いていくことになるのです!!

というわけで、腋フェチと露出癖のあるオネショタの日常と言う一風も二風も捻りを加えられた本作。
この後も露乃はあの手この手で(?)腋を見せ、少年はそれを食い入るように見つめ続け……二人のアブノーマル加減はどんどんと加速!
あんなシチュエーションやこんなシチュエーション、あんなポーズやこんなポーズ……
さらには少年の腋への渇望が露乃をあの伝説のメニュー作りに導き、さらにそのメニューが少年をものすごい勢いで引きつけてしまい……!!!
超特殊な二人の関係は、いろいろな意味で見逃せません!!
さらにこの二人の関係に引きずり込まれていく新キャラも登場。
二人の作り出す奇妙な空間に呑み込まれ、彼女もまたこっち世界にやってきてしまうのか……?
とにもかくにも、魅惑の変態世界はどんどんと広がって行きそうです!

降本先生のこだわりもこれでもかと感じられる作画で描かれていく数々の腋……
腋一点突破型フェチコメディ、腋がシチュがお好きな方なら避けて通る道はありません!!
……苦手な方は決して近寄ってはいけない、かもしれませんけど……!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!