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今回紹介いたしますのはこちら。

「キン肉マン」第72巻 ゆでたまご先生 

守衛社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、フルメタルジャケッツVSオメガ・グロリアスの決着から、サタンVSジャスティスマンと言う予想外のカードが始まった前巻。
謎の存在だったサタンが満を持しての登場となったわけですが、事態は思わぬ方向に進んでいき……?




サタンとジャスティスマンの戦いは予想外の結末を迎えました。
そして戦いを終えたジャスティスマンは、さらに驚きの誘いをかけてくるのです。
それは、ザ・マンから今までの出来事の全ての真相を聞きに行かないか、というもの!
オメガの戦士たちはもちろんの事、邪悪五大神によって戦いに巻き込まれたアタル、そしてここまで来て引くことのできないブロッケンとキン肉マンの5人はジャスティスマン共にざ・マンの下に向かうこととなったのでした。

超人墓場の奥地にザ・マンはいました。
玉座に腰を掛け、優雅にレコードでモーツァルトを聞いて待っていたザ・マン。
ですがその玉座は自ら構えた檻の中に据え付けられておりました。
6人にザ・マンは語りかけます。
モーツァルトの音楽は素晴らしい、完璧だ。
彼だけではない、人間の作りだ裂いた音楽という文化は素晴らしい。
このレコードプレーヤーと言うものも、かつては天界にも地上にもなく、こんな我々の想像を超えるものを作り出した人類は大したものだ。
私が守りたかったのは、こう言う実り豊かな未来であった。
すっくと立ち上がるザ・マン。
一同を歓迎すると言う彼ですが、檻の中から出ることはありません。
これは彼なりのけじめのようです。
ゴールドマンとの約束通り、ザ・マンはもうこの超人墓場から出ることはなく、人類たちに手を出すことはない。
未来を今を生きる者達に託す、その決意の表れなのです。
そもそもそれ、未来を自らの手から離し、自分を越えた弟子たちに託すことこそがザ・マンのもともとの悲願。
なのですが、ゴールドマンはさらにその先まで見通し、超人たちのさらなる進化を確信していたようだ、とザ・マンは言います。
そんなゴールドマンや、自らの信念を持って行動を続けているジャスティスマン、そしてパーフェクト・オリジンの戦士たち……
そんな彼らを思い起こし、ザ・マンは言うのです。
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私はいい弟子を持った。
そして、さらにこう続けました。
その事を気付かせてくれたのは、ゴールドマンともう一人。
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シルバーマンの子孫であるキン肉マン!
お前だ、改めて礼を言う、ありがとう。

そんなザ・マンの今の想いを知ることができたその後で、いよいよすべての真相に切り込むことになりました。
ザ・マンは、アリステラに語り掛けます。
オメガの民ははるか古代にこの地球の大部分を支配し、さらにマグネット・パワーに手を出そうとして、この世で最初の「神」を目指した民だった。
だがそれは許される思想ではない。
そう聞くとただ私が傲慢なように聞こえるかもしれぬ、だが有さぬのは私ではない。
それを許さぬ大きな存在が別にいるのだ。
そう言って、ザ・マンな指さします。
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天井……いや、そのさらにさらに上の、天を!!
そしてザ・マンはくわっと目を開き……
それがまさに天界の神!
そう告げたのでした!!
……天界の神。
それは、かつてキン肉マンをキン肉星の王子として認めるかどうかという際に現れた神たちです。
かつてはザ・マンもそのうちの一人だったと言いますが……
ザ・マンは神をやめ、天界を降って超人になったのだ、と言います。
何故ザ・マンは神をやめたのか?
その理由は……衝撃的なものでした!!

天界には、二つの大きな考え方があったと言います。
超人と言う種を、生かすか、殺すか……!!
流石に種の存亡をかけた願いことだけあって、天界内の神でも意見が割れ、生かすべきであると言う勢力と、殺すべきという勢力に別れました。
生かす方の勢力を取りまとめていたのが、当時「慈悲の神」と呼ばれていたザ・マン。
殺すべきという勢力をまとめていたのが、ザ・マンに匹敵する絶大な力を身に着けていたもう一人……
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「調和の神」!
ですがタイミング悪く、そんな二大勢力が激しい論争を巻き起こしていたころ、地上の超人たちがあれに荒れた時代訪れてしまいます。
その時に……あの事件が起こったのです。
超人を根絶やしにすべく、カピラリア七光線照射されたあの事件が……!!
結果としてごくわずかな超人と、ザ・マンとその弟子以外の超人が死に絶えてしまった、というのはかつてザ・マンの口から語られました。(第44巻参照!)
そのカピラリア照射の音頭を取り、計画を推し進めたのが調和の神だった、というではありませんか!!
そして今……再び調和の神が動き始めたようなのです。
……超人を殺すべきである。
そんな結論とともに……再びカピラリア七光線を、全宇宙に降り注がせようと言う動きを!!
さらに今回のアリステラたちを翻弄したサタンの企みも、その一環であったことがわかり……!!
キン肉マンたちは知ることとなるのです。
恐ろしい「神」の真実を。
そして…………これより現れる、最強最悪の敵の存在を!!!




というわけで、衝撃的な真実が明かされることとなる今巻。
個人的キン肉マン三大謎存在だった「超人閻魔」「裁きの神ジャスティス」「サタン」の全てが登場し、その正体(サタンは正直割とふわっとした正体しか明かされませんでしたが!)を明かしてくれました。
新キン肉マンのゆで先生は一味も二味も違うぜ、と感心しきりだったわけですが……
まさか登場当時「そんなのもいるのね」程度にしか思っていなかった神たちの正体にまで迫るとは、ゆで先生の未だ続く進化にはもう感嘆するほかないでしょう!
しかもそれが敵となって襲い掛かってくるとは……!!
残ったキン肉マンの未回収の謎はもうほとんどないと思われますから、このシリーズがキン肉マンの正真正銘の最終章になる、のかも。
運命の王子たちもこのまま出番が終わるはずもありませんし、悪魔超人たちも再び手を組んでくれることになることも考えられます。
そして、悪魔超人や正義超人二軍たちにもスポットライトが当てられた流れから、王位争奪戦のキャラたちにも活躍の機会が……!?
今までの中でおそらく最強の敵となるであろう、新シリーズの敵と、キン肉マンたちのオールスター戦になるかもしれないこのシリーズ、今までのシリーズ以上に注目せざるを得ないでしょう!!
数々の謎の真相、超人たちの激闘、脇役や噛ませ犬役だった者達のリベンジ……
今後の展開に期待ですね!!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!