vi0
今回紹介いたしますのはこちら。

「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミアILLEGALS-」第10巻 脚本・古橋秀之先生 作画・別天荒人先生 
集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。




さて、変わっていく周りの環境に焦りをわずかに募らせ、さらにすれ違う気持ちに不安も募らせていたポップ。
そんな心の隙間を付かれ、すべての黒幕である傷顔の男、ロックによってポップはヴィランのような姿に変質させられてしまうのでした……



突如として町に現れたポップ。
彼女は町に現れたかと思うと、跳ね回りながら爆発する蜂を操り、破壊の限りを尽くします。
ですが本番はこれからでした。
狡猾にして残虐な男、ロックはすべてを準備済み。
あらかじめ電波を操作する蜂も準備していまして、対象の地域にいる人々の携帯電話や、該当にあるテレビなどが一斉にポップを映し出したのです。
踊り、跳ね回り、爆発させて回る。
そんな中で、ポップは語り掛けます。
NEWポップ☆ステップのファーストライブ、始まるよ!
今日の一局は定番タイトルのニューアレンジ、マルカネ百貨店のうたINFERNO!
そして始まりました。
彼女の、地獄のようなライブが。

彼女は歌とともに、爆発を次々に巻き起こしていきます。
崩壊していく街、逃げ惑う人々、茫然と変わり果てたポップを見つめるしかないかつての仲間たち。
そんなすべてなどお構いなしとばかりに、
vi1
ポップは楽しい、と高笑いをするのです!!
ですがもう黙ってはいられない仲間たち。
ビルの屋上から、ポップに声をかけました。
ポップちゃん、降りてきて、そんなとこにいたら危ないって、家事とか爆弾とか……!
そう呼びかけるものの、ポップの心には響かなかったようです……
何言ってるの、アブナイのがカッコイイ、コワレるからステキ、消えていくモノが美しい、みんなホントはそう思ってるくせに。
ほら見てよ、私たちの町が、今夜はこんなにキレイ。
そういったかと思うと、再びポーンと宙に舞いあがり……
あなたたちももっときれいにしてあげる、と仲間たちに向かって直接爆発する蜂をけしかけたのです!!
それは脅しなどではありません。
彼女たちのすぐ頭上でそれは爆発し……ビルの一部が崩壊。
そして……落下した瓦礫が、美羽に向かって真っすぐ落下したのです……
が!
vi2
間一髪のところで航一が駆けつけていました!!
滑走で美羽をギリギリのところで救い出し、安全なところに下ろすと、今度はすぐ踵を返してポップのもとへ!!
能力をフル活用し、ポップに向かって文字通り飛んでいくのです!!
ポップ、俺は君のことがよくわからない!
けど、放ってはおけない男!!
ザ・クロウラー!!
いつもの今一つ決まらないきめ台詞とともに、ポップに手を伸ばす航一!!
ですが帰ってきたのは、冷たい視線と冷たい言葉でした。
今さらなによ。
必死になってしがみついてきたりして。
そういうのって見苦しいわ。
ポップは爆弾蜂を放ち航一の接近を阻むと……
vi3
あんたなんか、大ッ嫌い。
そう言って、舌を出すのです!
そんな様子を、ロックは少し離れたところでほくそ笑みながら見ていました。
来るのが遅すぎっスよ、王子さま。
彼女は女王(クイーン)、もうあんたのお姫様じゃない。
……変わり果てたポップの顔を、あぜんと見つめながら……落下していく航一。
それをつまらなそうな顔で見送った後、ポップは去っていきます。
なんだか邪魔が入っちゃったし、今日はここまでかな。
次回のライブもサプライズで始めるけど、しっかり盛り上げるから期待してね。
そう、言い残して。

最後の最後に大爆発、そして町に恐怖と崩壊をもたらしたポップ。
救急車や警察車両も大挙して押し寄せ、町はパニックになってしまいました。
鳴り響くサイレンもかすかに聞こえる程度の薄暗い路地裏。
その中の、うずたかくごみの積み上げられたゴミ捨て場に航一は倒れています。
運命なのか、それとも以前支障が言っていた言葉が無意識に体を動かしたのでしょうか。
ともかくこれならば、航一の命は助かりそうです。
ですがダメージは決して小さくありません。
航一は意識を完全に失い、時折ピクリと指先を動かす程度の余力しか残っていないようです。
……が。
そこに、一人の男が現れたのです。
vi4
その男は、黒いブーツをはき、ロングコートに身を包んでいて……!!!




というわけで、とんでもない展開となってしまった本作。
おそらくこのお話が、本作の最終章か、最終章に直接つながるお話となるのでしょう。
その淡い恋心が利用されてしまい、ヴィランのように変えられてしまったポップ。
彼女の意識自体は残っているようですが、このとんでもない破壊衝動は間違いなくロックによってもたらされた蜂の仕業でしょう。
ですが……警察やヒーローたち、詳しい事情を知らない人はそうは思わないでしょう。
いや、仮に事情を知っていたとしても、実際に町に甚大な被害をもたらした人物を、操られていたから無罪放免!とするわけにはいきません。
…………この後航一は、紆余曲折を経て、ポップを救うためにある人物と協力して作戦を練り、その作戦を実行することになります。
相手はあの危険極まりない蜂を操るポップと、容赦ない危険人物ロック。
さらにそこに、あの容赦ない実力派ヒーローが参戦してしまい……!!
航一はそんな状況から、ポップを救うことができるのでしょうか。
そして……救うことができたとして、そのあとポップはどうなってしまうのでしょうか。
悲しい未来しか思い描くことができない、あまりにもつらいこの戦い。
おそらくすべての決着はそう遠いことではありません。
そこにあるのはバッドエンドか、予想を超えるフィナーレなのか。
クライマックスを迎える本作、もはや目を離すことは許されませんね!!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!