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今回紹介いたしますのはこちら。

「ヤンキーJKクズハナちゃん」第1巻 宗我部としのり先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、「魔法少女サイトsept」以来の連載となる宗我部先生。
本作は宗我部先生の得意とする、女性キャラが多数登場する萌え系の作品です。
萌え系の作品と言いますと、主人公である男子の周りに、彼に好意を寄せる数人の女子が登場する、いわゆるハーレム系の作品が多いのはみなさんもよく知るところでしょう。
本作もそのハーレム系の作品に分類されるのですが、ただのハーレム系作品ではないようで……?




県立茂手城高校。
早乙女穂高は、圏内の公立校で唯一の服飾科のある高校だから、とここに進学しました。
ですがいざ入ってみますと、そこで早乙女は思いがけない現実に直面することになるのです。
なんとこの高校……男子生徒が、早乙女ただ一人!!
男女比1:359、というあまりにもとんでもない状況での学校生活を強いられてしまうことになるのでした!!

じゃあ何もしなくてもハーレムじゃないか、と考えるのはあまりにも浅慮と言うもの。
早乙女が度を越した物凄いイケメンとか、大金持ちとかでしたら事情は違うのかもしれませんが、たった一人しかいない普通の男子なんて、女子たちからすればいないも同然!
この茂手城にはギャル系ややんちゃ系の女子が多いこともあり、早乙女はちやほやされるどころか、まともな学校の一因としてすら扱われないのです。

その日も早乙女、始業のチャイムが鳴ったからと教室に入ったのですが、中では女子たちが着替えたり化粧を直したりと、ちょっと中に入ってはいけない雰囲気。
テメーと違って女子は着替えに時間がかかんだよ、と教室からけり出されてしまうのです。
しかもその蹴り出された勢いで、何やら怖そうな雰囲気の金髪の女生徒にぶつかってしまいました。
悪いことに、狙ったかのように顔が彼女の胸にうずもれてしまう形に!
早乙女をにらみつけてくる彼女、お胸も大きいですが、身長も早乙女が見上げるほど大きく……
いかにもヤンキーと言った感じの彼女に睨みつけられ、早乙女は死を覚悟するのです!!
が、そこでクラス委員の鷹江花澄現れて助け舟を出してくれました。
ヤンキーっぽい彼女もやりあうのは面倒臭そうだと考えたのでしょうか、その場を素直に立ち去ってくれました。
ほっと胸をなでおろす早乙女に、女子ばっかりで困ることあるよね、ワタシでよかったら何でも相談してね、とにこやかに話しかけてくれる鷹江。
早乙女はクラスの皆に押し付けられてクラス委員をやらされていたのですが、彼女が一緒にやってくれているおかげで大分助けられていました。
優しくて清楚で恥じらいがあって、この学校で数少ない癒しだ……
早乙女は鷹江にそんな印象を抱いていたのです。

……が、その印象はその日のうちに覆されることになりました。
クラス委員の仕事を、時間がないからお昼休みに昼食を食べながら、屋上でしようと誘われた早乙女。
彼女と二人、屋上で仕事を始めたのですが、その際に鷹江がしゃがみ込んで、スカートの中身が見えてしまったのです。
まるで見えていることに気付いていないかのようなそぶりの鷹江。
女子校だから警戒心が薄いのか、と驚きながらも、その下着から視線を外せなく案ってしまう早乙女……!
口では何とかその視線をごまかそうとする早乙女なのですが、鷹江はそんな早乙女にこう言うのです。
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ガン見しすぎ。
ナイショにしといてあげるから、1万円でいいよ、口止め料。
……何と彼女、清楚を装った悪女だったわけです!
今まで早乙女に良くしてくれたのも、カモにできるかどうか見極めていただけの様子。
鷹江はといいますと、よく知らない子のパンツよりも仲いい子の方が興奮するでしょ、サービスだよ、とうそぶくのです。
さらに鷹江、おしりの方を見せてきて、+3万出せば触ってもいい、とととんでもないことを言いだしまして。
早乙女も黙ってお金を払うわけもなく、そっちが勝手に見せてきたのに祓う若がいい、と突っぱねるのですが、鷹江は予想よりも狡猾でした。
この光景を仲間にこっそり撮影させておりまして、も支払わないなら自分のパンツを見つめている動画をネットにばら撒く、と脅迫!!
さらにその仲間たちもパンツを見せてきて、4人プラスで5万円払え、と迫り……!!
追い詰められ、顔面蒼白になる早乙女。
するとその瞬間、屋上の貯水タンクが置いてある高台から、あのヤンキー女子が飛び降りてきたではありませんか!!
彼女も仲間だったのか、と絶望する早乙女なのですが、そのヤンキー女子からは思いもよらない言葉が出てきます。
下らねーことで人の昼寝邪魔しやがって、撮ったモノ消して失せろ。
オンナ使って卑怯な真似するのは気に入らねえんだ。
そう言って鷹江をにらみつける彼女!
鷹江は一歩も引かず、黙って覗いてた彼は責めないのか、と笑うのですが……
ヤンキー女子は突然、早乙女に目をつむるように指示。
彼が目を閉じた瞬間、。鷹江の携帯をハイキックで蹴り上げ、宙に舞ったそれをキャッチ!!
そのまま屁理屈ではなしそらすなボケ、と毒づきながら、携帯を操作して動画を消去してしまうのでした!!
してやられてしまった鷹江ですが、さすが鷹江、ヤンキー女子にあんたの恥ずかしい写真を代わりにとってもいいんだけど、と反撃を試みるのです。
……が、やってみろよ、とにらみつけてくる彼女の迫力を前にするとなかなか手を出すのは難しそう……!
それでも彼女の背後に立っていた鷹江の仲間が密かににじり寄って行きまして……!!
このままでは大変なことになると思った早乙女、女の子同士で県かなんてよくない、ととっさに間に割り込んでとめようとしました!!
……が。
その背後からの奇襲も察知していたヤンキー女子の反撃を、
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早乙女がくらってしまい……!!

早乙女が気絶してしまったことで、その場はとりあえずケンカするムードではなくなったようです。
早乙女は、思わず殴ってしまって恐縮しきりのヤンキー女子に介抱してもらいました。
すっかり落ち込んでしまっているヤンキー女子を元気づける意味もかね、早乙女は助けるならもっと早く出てきてくれても良かったんじゃない?とおどけながら声をかけるのです。
すると彼女、上にいてよく聞こえなかったけど、2人がいい雰囲気っぽかったからじゃなしちゃ悪いかと思って出られなかった、というではないですか!
……ちょっと頬を染めながらそう言う彼女に、早乙女はつい、君って意外といい人?と口に出してしまいました。
すると彼女早乙女に壁ドンしながら、助けてやったのに意外とってなんだよ、と文句を言ったかと思うと……
さっきあたしのオッ……ムネ、触っただろ、それで殴った借りもなしだ、と顔を真っ赤にして告げたてくるではありませんか!
………何も答えない早乙女。
なんとか言えこの野郎、舐めてんだろ、と恥ずかしさのあまりうっすら涙まで浮かべながら凄んでくる彼女。
早乙女は追い詰められ、ここでもついつい思った通りのことを口走ってしまうのです。
ナメてるとかそう言うんじゃなくて、なんていうか、この学校ヤバイ女子ばっかりで。
鷹江さんのこととかマジでショックだったんだよ!
でも君はそうじゃなくて、何が言いたいかっていうと、その……
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君が一番女の子らしいなって、可愛いなって思っただけ!!
自分がとんでもないことを口走ったことに気が付き、またも顔を青くする早乙女。
彼女は……顔どころか、耳や胸元まで真っ赤にして……
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階段から飛び降りて去っていってしまいました。
その去り際に、彼女は自己紹介していきます。
あたし、1年B組九頭竜華子。
またさっきみたいなことあったら尋ねてきな。

彼女の後ろ姿を見送りながら、こんなことを考える早乙女。
ヤバイ女子ばっかりのこの学校、彼女もやっぱりその一人なのかもしれない。
でも……ああいうパンツ穿いてる子に悪い子はいない!!
すっかり弱気になってたけど、これで逃げたらカッコ悪すぎるぞ俺。
辞めないで踏ん張ってやる、この学校!!




というわけで、自分以外全員女子、というとんでもない環境の学校に通う早乙女の日常を描いていく本作。
ただでさえ奇妙な環境で肩身の狭い思いをしていた早乙女が、悪女に目をつけられてしまってより大変な状況に追い込まれた……とおもいきや、この九頭竜華子との出会いをきっかけに、早乙女の日常は一気に変わっていくことになります。
鷹江はここまであからさまにではないもののまだ目をつけていますし、この後もう一人ちょっと厄介な女の子にロックオンされてしまい、早乙女のピンチは続く……かと思いきや、華子の存在のおかげでいろいろと状況が変わっていくのです。
ハーレムのように見える地獄、から、徐々にその色は変わって行きまして……
この敵ばかりかと思われた学校で「友達」と呼べる人物が何人かできて行きます。
そして、徐々にその友達だったはずの女の子たちは……!?

宗我部先生の持ち味である可愛らしく、個性豊かな女子キャラたちが続々登場。
そんな女子キャラたちがただ可愛いだけでなく、一癖あるのも本作の特徴でしょう。
個性的で可愛く、一筋縄ではいかない。
そんな魅力的なキャラたちが、早乙女を交えていきいきと描かれていくのです!
さらに場所が場所だけに、新キャラはいくらでも増やすことができそう。
今後ますますにぎやかになって行くであろう本作、今後にもきたせずにはいられませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!