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今回紹介いたしますのはこちら。

「呪術廻戦」第11巻 芥見下々先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、渋谷地下鉄駅構内で繰り広げられている、呪霊たちと呪術師の大激戦。
呪霊たちは生きた人間たちを戦いに巻き込み、人質のように使うことで有利に戦いを進めようとしていました。
ですが「最強」五条悟はそれでも呪霊たちに引けを取らない戦いを悔いひろげていたのです、が……!



突如として電車の中に閉じ込めていた人間たちを解放した真人。
こうなれば人々が戦いに巻き込まれてしまうのを防ぐことはできないでしょう。
ですが呪霊によって人々が犠牲になって数が減れば、その分人質が減って、五条が動きやすくなります。
五条にとって「ありがたい」と入ってはいけないものの、こと戦いにおいては都合がいいと言えてしまうのです。
すかさず襲い掛かってくる真人でしたが、いくら攻撃しても一向に五条にダメージが与えられない事に気が付き……笑います。
そして、今度はこんなことを言うのです。
人間のキショいところ1つ教えてやるよ。
いーっぱいいる所。
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直後、塞がれていた天井の穴が開き、たくさんの人々が落下してきました!!
人間が減れば、また追加すればいい。
そんなあまりにも邪悪な策が用意されていたわけです!!
直後、真人、漏瑚、脹相の三人が五条へ一斉に攻撃!!
無数の人々の躯とともに真人と脹相の術式が襲い掛かり、上空から漏瑚が殴りかかってくるのです!!
すかさずその手をつかもうとする五条ですが、漏瑚は自らその腕を千切って早々に離脱。
改めて人間とともに襲い掛かる手を仕掛けようと人波に紛れるのです!
五条が呪霊を祓うために「大事の前の小事」とばかりに「多少の犠牲」を厭わない性格であることは真人たちも知っています。
ある程度の犠牲を払ってでも、真人たちを祓いに来る……
それならば、「ある程度」では済まない犠牲が生まれる状況にしてしまえばどうでしょう!
本来ならばまだ「ある程度」で済む手段……すぐに領域を展開し、呪霊たちを一網打尽にして、これ以上新しい人間がこの場に連れてこられることを防ぐと言う手を打つのがベター。
ですが、いかに五条と言えども、呪霊の攻撃によって犠牲になる人間は割り切れても、自分の攻撃、領域に巻き込まれて死んでしまう犠牲は生み出したくないはず!!
その迷いを突いて、五条を倒す!
それが呪霊たちの作戦なのです……
が。
流石の真人も、次の五条の行動にひきつった笑いを浮かべるしかありませんでした。
なんと五条は
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迷いなく領域を展開したのです!!
領域内の存在の感覚を閉じ、自分以外の存在の行動を許さない領域、「無量空処」。
本来ならその領域に巻き込まれただけでただの人間は甚大な被害を受けてしまうところですが……
五条はそこで、0.2秒だけの領域展開を行うことでリスクを最小限に収めたのです!!
何の根拠もない、野生のカンと言うほかない0.2秒。
ですが普通の人間が後に後遺症なく復帰できる程度の被害しか負わないギリギリの線、それはまさに0.2秒だったのです!!
そして五条は、領域展開による身動きできない状態になった敵を、あっと言う間に皆殺しにしてしまうのです!!
実力者の呪霊は攻撃の瞬間目を覚まして反撃を見舞ってくる恐れがあるため見逃さざるを得ませんでしたが……人間たちをおそう改造人間、その数1000体を5分足らずで全滅させた五条。
これで真人たちに集中できるため、反撃に転じることができる……と思ったその瞬間でした。
いつの間にか、五条の足元に小さな箱が置かれていて……
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獄門彊、開門。
その声とともに五条を封印する術式が開かれたのは!!
五条ならばこの虚を突かれた状況でも、脱出することはできたでしょう。
そのタイミングを狙って……自らがその手にかけたはずの親友、
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夏油が姿を現さなければ……!!


というわけで、絶対的な最強の象徴、五条がまさかの不覚を取ってしまう今巻。
あまりに強すぎる五条悟の存在と言うのは、現在の呪霊と人間の戦いの状況を作り上げているようで、彼がいるからこそ暴れまわる呪霊の数が少なくなっているようなのです。
ここでもし五条が完全にやられてしまうような事態に陥れば、戦いのパワーバランスが一気に崩壊、呪霊が一艘幅を利かせる、人類の窮地に陥ってしまいかねません。
このまま五条はやられてしまうのか?
最強たる五条らしく、この場から脱することができるのか?
あるいはここで戦っている悠仁たちが救出するのか?
なんにしても、今後の戦いを左右するバトルになって行くのは間違いありません!!

さらにこのあと、呪霊と呪術師だけではない第3の勢力も動き出し、戦いの様相はますます混沌としていきます!!
真人たち、五条、悠仁たち、夏油、そして新たなる勢力。
一瞬も目の離せないバトルは、まだまだ続いていくようです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!