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今回紹介いたしますのはこちら。

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」第2巻 原作・中村力斗先生 作画・野沢ゆき子先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、お付き合いしなければ「なんやかんやあって死ぬ」という運命の人が100人もいる壮絶な定めを背負わされた恋太郎。
第1巻で早くも3人の運命の人と出会ってしまうのですが、恋太郎はその三人も、そしてこれから出会うであろう残り97人も、全員と付き合って幸せにして見せる!と恋愛モンスターの二つ名に恥じない(?)決意を固めます!!
恋太郎とともに、3人の彼女たち同士もとっても仲良しで、このままいけばそのとんでもない決意も結実してしあうような気もするのですが……
なにせ残り人数は97人!!
そして今巻でもやっぱり新しいヒロインが当然登場するわけで……!!!



今日も今日とて、三人の彼女と仲良く学校生活を営む恋太郎。
先日行われた試験結果が貼り出されましたので、さっそく見に行くことになりました。
が、いざ行かんというところで恋太郎は教室に携帯電話を置いてきてしまったことに気が付きます。
そんなの後でいいじゃないかと三人の彼女は言うわけですが、恋太郎はそこであれにはみんなとの写真や思い出が詰まっている、命より大切なモノなんだ!と力説!
キュンキュンしまくる三人は、それをとがめることなどできないのです!

で、一人でささっと携帯電話を取りに来た恋太郎。
すると学校中が試験の結果発表に沸き立っているにもかかわらず、教室に一人残っている女生徒がいたのです.。
誰もいない教室で、一人ひたすら勉強をしている様子の彼女。
一応彼女に試験の結果が張り出されていることを告げる恋太郎なのですが……
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無意義。
どうせ1位、行くだけ時間の無駄。
彼女はそう答えながら恋太郎の方へと振り向くのですが……
その瞬間のことです。
二人の間に、衝撃が走ったのは!!
これは間違いあるません。
初めて目が合った瞬間に感じるこの衝撃……「運命の人」であることの証です!!
こうなっては、彼女とお付き合いして幸せにしなければ、彼女はなんやかんやあって死んでしまいます。
もしよかったら、一緒にテスト結果を見に行かない?と誘う恋太郎なのですが……
彼女から帰ってきたのはこんな答えでした。
だから、時間の無駄。

運命の人の筈の相手だと言うのに、取り付く島もありません。
止む無くその場を後にして、恋太郎はみんなと一緒に試験結果を見に行きます。
皆の成績は上々、4人の中で一番順位の低い恋太郎でも240人中88位と悪くない成績です。
そこで一安心したところで、気になってくるのは先ほど「どうせ1位」と言っていた彼女です。
1位に名前があるのは、栄逢凪乃(えいあい なの)。
その点数は、なんとびっくり700点、全教科満点!!
あまりの頭の良さと、効率を何より求める性格から、実はAIなんじゃないかと言う噂まであると言う凪乃。
運命の人にもかかわらずあの態度は、やはりその性格にあるのでしょうか……?

その後、やはり運命の人だからなのでしょう、生物の授業で恋太郎は、凪乃と組んで玉ねぎの表皮細胞の観察とスケッチをすることになりました。
近くで見ると息を飲むほど美しい彼女に、恋太郎は緊張してしまいます。
今までの運命の人はみんな想像を絶するほど「可愛い」彼女達なのですが、この凪乃は「美人」と言う感じで、また違った味わいがございます。
その緊張を隠しながら、観察に使う顕微鏡を持ってきたのですが……
なんと凪乃、教科書に載っていた玉ねぎの表皮細胞を模写しているではありませんか!!
顕微鏡で見るより効率的、実験なんて無意義、先人たちの出した答えがあるのに再現するなんて時間の無駄、となんかとんでもないことを言い出してしまうのです!!
ですがこれは授業ですから、さすがにそれで済ますわけにはいきません。
じゃあ形だけ、と言いながら顕微鏡をのぞいてくれる凪乃なのですが、今度は教科書を顕微鏡で見だしまして……!!
これは確かに、美人さよりも都市伝説まがいの「AIかもしれない」と言う噂の方が先行するのも納得できるというもの。
もはや突っ込むこともできず、恋太郎はカミソリの刃で玉ねぎの表皮細胞を切り出そうと作業を進めるのです。
が、凪乃に気を取られ過ぎたせいでしょうか、その刃で恋太郎は指を切ってしまいます。
保健室で消毒してくるか、とその場を離れようとする恋太郎なのですが……
凪乃はその傷を見て、こっちの方が効率的、と
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傷ついた指を咥えてしまうのです!!
唾液には殺菌作用がある、この程度の絆ら消毒液は不要。
そう言って、指をなめてくる凪乃……!!
表情一つ変えない彼女に対し、恋太郎はこんなきれいな子が俺の指を咥えるなんて、これは夢なのか!?とドギマギするばかりなのです!!

授業が終わった後、絆創膏で応急処置をした恋太郎、お礼がしたいからジュースでもどうかな、と凪乃を誘うのですが、水分補給にジュースは非効率的、とまた乗ってきません。
それでも今度は、凪乃が嫌でなければもっと話したい、と食い下がって行きます。
しかしやっぱり、無意義、とあっさり却下されてしまいました。
誰かと楽しく話したりする時間と言うものを経験したことがない、という彼女。
ですがそれが無意義だと言うことはわかっている、楽しい時間をどれだけ過ごしても、どんな評価とも結びつかない。
「楽しい」からは何も得られない。
そう言って、一瞬も恋太郎と目を合わせることはないのです。
テストの点数や評価だけが全てじゃないはず、とそれでもなお食い下がって行く恋太郎なのですが……
そんな議論も時間の無駄、と言い放ち、凪乃は立ち去ってしまうのです。

その夜。
凪乃は一人、自室で勉強に打ち込んでいました。
ノートにペンを走らせる音だけが響く部屋の中で……凪の脳裏には、ふと恋太郎の笑顔がよぎります。
するとその直後、
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凪乃は顔を真っ赤に紅潮させてしまうではありませんか!!
なぜ自分は、彼の指を咥えるなんてことをしてしまったのだろう!?
彼の野kぅに立ちたくて、彼に好かれたくて?
この感情は何?理解不能……!!
凪乃は高ぶるその感情を抑えるため、落ち着きを取り戻すため、円周率をひたすら書いていく、というルーティーンを行うのですが……
一度取り戻した冷静さも、すぐに乱されてしまうのです!!
その夜は何回円周率を書いたでしょうか。
やがて凪乃は決意するのです。
私は今、著しく時間を無駄にしている。
こうなったら……!!

愛城恋太郎、私はあなたが好きみたい。
私と交際してほしい。
突然の告白でしたが、恋太郎はこちらこそよろしくお願いします、と当然それを受け入れました。
が、
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凪乃はマッハでごめんなさい、と逆にフってくるではありませんか!!!
凪乃はフラれるつもりで告白してきたのです。
それが最も効率的で理想だった、でもそれがかなえわなければ私からフるだけ。
私は今日、この恋を終わらせに来た。
学生のする恋愛なんて無意義、ただの時間の無駄。
私は絶対にあなたと付き合ったりなんかしない。
そう言って、恋太郎と、恋に別れを告げる凪乃。
……ですが恋太郎は、その程度で諦めたりはしないのです!!
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残念だけど、俺は過去に100回もフラれてきてるんだ。
こんな失恋程度で、君との恋を終わらせる事なんかできない……!!





と言うわけで、新ヒロインが登場した今巻。
まあ100人もヒロインがいるのですから、新ヒロインが出ない方が事件かも知れませんが……
ともかく今回のヒロインである凪乃は、なんと向こうの方からお付き合いを持ち掛けてきながら断る、という変化球で襲い掛かってきました。
効率を追い求めすぎるあまり、恋愛を切り捨てるつもりの彼女……
他のヒロインに勝るとも劣らない強烈な個性を放つ凪乃の心を一層揺らし、無事4人目の彼女として迎え入れられるのか?!
凪乃編、開幕です!!

そしてさらに後半では第5のヒロインが早くも登場。
凪乃と言う変化球ヒロインが登場した直後ですが、この第5のヒロインはさらにとんでもない超変化球!!
その個性的ながらやっぱり魅力的なヒロインとしてだけでなく、トラブルメーカーや、何かトラブルがあった時にドラえ……便利なアイテムで解決に導く枠としての活躍が期待できる、ちょっと便利なキャラなのです!!

順調にヒロインが増えて行き、よりにぎやかになって行く本作ですが、今巻のラストにはこのまま順々にヒロインが出てくるんだろう、と言う予想を覆す驚きの展開まで用意されています!!
さらに描き下ろしの番外編10Pを含め、おまけ要素もたっぷりの本作、今回もサービス満点なのです!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!