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今回紹介いたしますのはこちら。

「宇宙戦争」第2巻 原作・H・G・ウェルズ 脚本・猪原賽先生 漫画・横島一先生 

エンターブレインさんのビームコミックスより刊行です。


さて、イギリスに突如降り立った、宇宙からの侵略者の脅威にさらされることとなった本作。
写真家は写真家としての使命を全うしようとカメラを手にしながらも、家族の身を案じながら逃亡の途を歩くのでした。



ロンドンへと向かう途中、騎兵隊と出会った写真家たち。
事情を説明し、妻を迎えに行くためにレザーヘッドによらなければならないともお願いもしたのですが、今一つ砲兵たちはぴんと来ていないようなのです。
一緒に命からがら逃げだしてきた砲兵が、先遣部隊どころかカーディガン連隊もやられて全滅なんだと伝えても、圧倒的な戦力を持っているはずの無敵の連隊が打ち砕かれるはずもないと半信半疑のまま。
ここで写真家の撮った写真が証拠になる……ところだったのですが、逃げ出すときのドタバタで写真はすべてなくしてしまったのです。
今カメラに入っているフィルムに映像はあるものの、現像しなければ見ることはできません。
騎兵隊は結局、自分たちの目で敵とその規模を正しく見るのが自分たちの仕事だから、と一同を置いて火星人たちの蹂躙している土地へと向かってしまいました。
砲兵に、敵の兵器の情報は言葉だけでも早いうちに伝わったほうがいい、お前らはウェイブリッジに向かえ、と言い残して。

三人は今まで通り、その足でウェイブリッジに向かいます。
騎兵隊には肩透かしを食らった形になりましたが、それも仕方のないことなのかもしれません。
見たものにしかあの恐怖は伝わらないのだろう。
無くした写真や、このフィルムをいつか誰かが見るのだろうか……
写真家はそんな思いを胸に、歩を進めるのでした。

ウェイブリッジまであと5マイルという場所まで差し掛かると、そこにはずらりと大砲が配備されていました。
圧巻の物量を誇る配備を横目に見ながらウェイブリッジにつきますと、そこには大勢の兵士たちと、なかなか非難の進まない多くの住人たちがいました。
砲撃に備えて地下室に避難せよと命令をする兵士たちなのですが、明らかにいら立っている様子。
「火星人が攻めてくる!」といわれたところで、やはり住人達には現実感が感じられないようですし、そもそもよくわからないものが来ても軍が追い払ってくれるだろう、と全く危機感を感じていないようなのです。
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火星人が間近に迫っているにもかかわらず、いまだごまんと残っている人々。
あの地獄を見てきた写真家たちは、ここを同じような地獄にはしたくないと必死に住人たちに訴えかけるのです。
ですがやはり人々は全く信じることはありません。
砲兵は自分の目で見なきゃわかりゃしねえよ、とため息をついて、頼まれていた報告に向かうのでした。

報告をする相手、マービン代将は川向うの街にいるとのこと。
船に揺られて三人はそちらに向かうことになりました。
さっさと報告を済ませて三人でロンドンに行こうぜ、と砲兵は言うのですが、写真家はここで別れて妻を迎えにレザーヘッドに行こうと考えて、いたのですが……
そこで、ウェイブリッジに轟音がとどろきました!!
……どうやら、もう始まってしまったようです。
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やってきた火星人の兵器、トライポッド!!
兵士たちはありったけの武器をトライポッドに撃ち込み始めます!!
ですが……やはりその戦力差は明らか。
トライポッドは巨大すぎる足で隊を踏みつけにし……
そして、
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あの熱線を放ったのです!!
建物は崩壊し、人々は一瞬のうちに消し炭に。
一瞬で今までのどこか余裕のあった状況は一変し、阿鼻叫喚の地獄絵図となったのです!!
逃げ惑う人々の中、写真家は立ち上がります。
その手には……カメラが握られていました。
圧倒的な戦力差がありありと浮かび上がったこの戦い。
絶望の色に支配される中……写真家の中には、写真家としての魂が燃え上がったのでしょうか。
目の前に迫る死。
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その中で、写真家は……!!



というわけで、再び火星人の恐ろしさが描かれる本作。
思わずカメラを手に取った写真家は、命の危険を顧みずに撮影に挑むのでしょうか?
すぐ隣にいる人が次の瞬間に死んでもおかしくない、絶体絶命の状況……
再び地獄へと足を踏み入れてしまった写真家たちは、無事に逃げることができるのでしょうか?
息詰まる展開は続きます!!

さらにこの後物語はウェイブリッジでの惨劇を経て新展開へ。
トライポッドの新たな脅威が描かれ、そして舞台はとうとうロンドンへ……!!
連続する驚愕の展開を、迫力満点に描いていく本作。
今巻でもダイナミックな作画で描かれる、ドラマチックな展開は健在!!
見るものを震わせてくれる内容になっております!!
原作付きの作品ということで、次巻で完結となるわけですが……
最後の最後まで見逃せない、読者の心を離さない作品になることでしょう!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!