jo0
今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第23巻 荒木飛呂彦先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、岩人間のボスと目される、TG大学病院の院長・明負悟。
「追いかければぶつかって来る」という、シンプルながら強力過ぎる力を前に、定助や礼はなすすべなくやられてしまいます。
ですが定助は、追いかけて駄目ならば、待ち伏せすればいいと言う作戦を打ち建て、あえて大怪我をすることで院長が講演を行う病院に運び込まれる、という手段に打って出るのでした!



院長の講演が間もなく始まるようです。
会場入りする院長は、当たり前のように人々に囲まれ、当たり前のように撮影されています。
……誰も彼の顔を覚えておらず、写真も見つからない。
そんな院長を探ろうとしないものには、一切「ぶつかって」来ないのです。
ちょうどその頃、警察官が定助の病室にやってきました。
窓から会場の様子を少し確認したあと、警察官は錠助の方へと近づいてきます。
そして囁きかけました。
今、窓の外を見ていたな、意識が戻ったようだが、ここがどこかわかるかな?
定助はぱちりと目を開き、ソフト&ウェットを発動!
警察官の意識を一瞬で奪いながら、どこかはわかる、と菊相手のいない答えを返すのでした。

どこかはわかるものの、怪我は決して軽くはありません。
痛む体に鞭打ち、なんとか上体を起こす定助。
今自分がこの病院の病室で寝かされていると言うことは、「追跡」すると「何か」が「激突」してくる攻撃が、今のところ止んでいて……院長に、近づくことができたと言うことでしょう。
とりあえずは一安心……したいところでしたが、「近づくことができた」と思ってしまったことが悪かったのでしょうか?
先ほど意識を奪った警察官が倒れこんできて、定助に「激突」してきたのです!!
jo1
警察官の体は定助の体に深く食い込みます。
既に重傷を負っている定助にとって、この一撃はかなりの痛手。
もはや致命傷と言ってしまってもいいダメージになってしまいました。
それでも定助は、少しでも先に進もうと這いつくばりながらも進みます。
居る、この病院に。
近づけたのに、明負悟!
定助は薄れ行く意識の中で考えます。
奴に近づいて、近距離で決着をつけなくては。
だが、いつからだ、このスタンド能力、こんな攻撃、この能力は。
このまま、オレは……
まさか、そんなことが。だめかもしれない、もし近づけなかったら、あいつに……
と、そんな時でした。
定助の傷口を指しながら、話しかけてくるものが現れたのです。
この傷は、ああ、なんてこと。
第11、12肋骨が砕けて、腹横筋を切断、脾臓に達している、
とても深いわ、吉影。
jo2
定助、答えて、クイズを出すわ、ねぇ。
フレミッシュジャイアントうさぎシンディちゃんの身長は?
……この女性は……まさか、ホリーさんでしょうか?
確かに彼女はこの病院に入院していたはず。
ここにいること自体は不思議ではないかもしれませんが、何故このタイミングで定助の下に現れ、定助を解きに吉影と呼びながら問いかけてくるのでしょうか?
ホリーは、昔吉影がシンディちゃんと遊んでいるときに肋骨を2本折って肺を傷つけたことがあって、その時も自分が治療した、だからすぐに治せる、と語りかけてきます。
そして、定助に手を貸して、治療できるところまで行こうと連れて行こうとしました。
ですがそこで定助は、ホリーの体のいたるところに刻まれた奇妙なものに気がついたのです。
それは……目盛り、でしょうか。
jo3
それも腕の先やおなかと言ったところからスタートして、「240sec」から「0sec」に減っていく……まるでタイムリミットを示すような……?
視線に気が付いたホリーはまるでなんてことはないことだとでもばかりにその目盛りの説明を始めるのです。
最近すごく忘れっぽくなったから、身体にサインペンでメモってるの。
そう言って、服をはだけるホリー。
するとホリーの体には岩化した皮膚が蠢いていて、その皮膚が徐々に頭の方へ上っているのが見えるではありませんか!
この数字は時間。
岩が転移を繰り返しながら頭に到達し、意識を失うまでの時間……!
ホリーはこうして意識を取り戻しては、岩が転移して昏睡すると言う一連の流れを繰り返しているようなのです。
残り時間は120秒ほど。
ホリーは定助を連れ、ある場所へと向かいます。
婦人科棟、研究室「A2室」。
そこには……あるのです。
実験として、ホリーに投与され続けた。
その結果として、ホリーに今のような奇妙な病状をもたらした……
jo4
「LOCACACA6251」が!!



と言うわけで、思いもよらない事態が巻き起こる今巻。
探し求めていたロカカカの実が、そのものではないとはいえ手に入り……命を繋ぐために自らが使うことになろうとは!
ですが定助にはこのロカカカから作り出した薬を使用する意外に生き延びる術がありません。
そもそもホリーを助けるために挑んでいるロカカカ争奪戦、
そのホリーに助けられたうえ、彼女にロカカカを与えられる……
この出来事は、定助に更なる決意をもたらすことでしょう。
ロカカカから作り出した薬で今の状態になっているらしいホリーを助けるには、やはり新ロカカカを手に入れるしかありません!

ですがいまだ問題は多く立ちはだかっています。
院長の底のしれないスタンド能力は、どうやって攻略すればいいのか。
なにせ懐まで潜り込んでも、追いかけようと言う意思を一瞬でも持てば攻撃が始まるのですから。
そして、常敏やつるぎといった東方家の面々にも時間は残されていません。
つるぎを救うために新ロカカカを求めている常敏、彼は手段を選ばないはずです。
礼や康穂もそれぞれ定助の手助けをしようと奮闘していますが……やはり窮地に追い込まれ!?
着々とクライマックスに向かっていく本作、ますます目が離せません!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!