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今回紹介いたしますのはこちら。

「呪術廻戦」第6巻 芥見下々先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、京都校の企みがわかり、一気にその毛色が変わってきた交流戦。
ただでさえ血生臭いにおいになってきたこの戦いですが、そこに真人率いる呪霊の集団が乱入!!
この緊急異常事態を前に、悠仁たちは……!?



伏黒、狗巻、加茂の前に現れた特級呪霊・花御。
何故この場に突然呪霊が現れたのか、は加茂にはわかりませんが……伏黒は以前五条から見せてもらった「人間と組んでいる呪霊の人相書き」と一致している為、ただの偶然や突発的なものではないことはわかります。
五条に連絡を取り、そこまで後退しよう、と相談、しようとし始めたその瞬間のことでした。
文字通り、目にもとまらぬ速さで
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花御が背後に回り、連絡のための携帯電話を弾き飛ばしてしまったのです!!
否応なく始まってしまった特級呪霊との戦い!
すぐさま狗巻が「動くな」と呪を放ち、花御の動きは止まります。
するとかもが得意の血を操る力で手裏剣の様なものを作って投擲しました!!
動けない花御はなすすべなくそれを受け右ほかないわけですが、その一撃はw2あず花菜かすり傷をつけるだけにとどまり……
その花御の防御力の高さに驚愕する加茂ですが、伏黒はすでに次の一手を放っていました。
高空から高速で襲い掛かり、雷電を纏った体当たりを直撃させる鵺!!
その一撃をくらわすと同時に足元に滑り込み、腿を刀で切りつけたのです!!
……が、それですら大きなダメージにはなっていない様子。
そして狗巻の呪の力からもすでに抜け出したようで、悠然と立ち上がった花御。
花御は、人間の使うことのない不可思議な音で語りかけてきました。
やめなさい愚かな児等よ、私はただこの星を守りたいだけだ。
……何を言っているのかは聞き取ることはできません。
だと言うのに、何を言っているのかは理解できる……!
これも花御の呪力なのでしょうか。
花御は、地球は悲鳴を上げていて人間と一緒には暮らせない、星に優しい人間がいても何の足しにもならない、だから地球の求めている「人間のいない時間」を作る……と、よく聞くような聞かないような、もっともらしいエコ系悪役の言うセリフを告げてきました。
言っていることは量産型かのようなそれですが、その力はとても量産型などというものではありません。
まともに戦えば、三人がかりでも勝つことは出来ない……
そんな実力差をありありと感じさせるのです。
そこで三人は、ある作戦を取ることにしました。
まず全力で逃げる。
花御が負って来たら狗巻の呪言でその動きを止め、加茂や伏黒が一撃与え、少しでも足止めをして再び逃走。
その繰り返しです。
このままこの空間を覆っている結界、「帳」の外に出て、学長たちと合流して花御を撃破する……
今の状況では最善と言える咲くかもしれません。
ですが、この状況がこのまま続き、逃げ切れるとは限らないのです。
呪言の危機が悪くすぐ回復されてしまいますし、その対処法に気付かれてしまったらそもそも使えない。
教員と連絡を取る手段もないためとにかく逃げるしかないし、そもそもこの花御の目的がわからないため、最悪教員たちが何も気づいていなかったり、動くことができなかったりする可能性だってあるでしょう。
そんな不安は、すぐに形になってしまいます。
狗巻の呪言に合わせて鵺の突進を放った伏黒。
それは狗巻の呪が動きを止めた瞬間に攻撃を当てる抜群のタイミングだったはずなのですが……
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花御のうごきは止まらず、鵺はあっさりと迎撃されてしまうのです!!
見れば狗巻は、口から大量の血を吐いています。
のどに相当な負荷のかかる呪言ですが、止まれとか、動くなと言った基本的な能力を使う分にはいくらかその負担は軽くなるはず。
それなのにもう限界が来たと言う事は……花御がそれだけ、各上の存在だと言う事……!!
狗巻が呪を使えないその一瞬の隙を縫い、花御は一気に加茂のもとへ!!
加茂にこれでもかと言う乱打を食らわせ、いっきに片づけようとしてきました!!
が、致命的なダメージを食らう前にギリギリで伏黒が救出に成功。
なんとか難を逃れたのですが……依然花音の脅威は去っていません。
伏黒は何とか一人でも立ち向かおうと構えるのですが……
そこで、限界を迎えたはずの狗巻が立ち上がり、前へと出たのです。
そして、あらん限りの力で、つぶやいたのです。
「ぶっ とべ」。
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直後、花御は凄まじい気負いで吹き飛びます!
同時に狗巻は今度こそ限界を迎えて倒れたのですが……花御にはほとんどダメージがないようで。
ですがそこで生まれた一瞬の空白の時間は、そこに真希が参戦する猶予を生んだのです!!
しかし真希の持ってきた刀での一撃はまったく効果がありませんでした。
そこで真希が手にしたのは、伏黒が影の中に入れて持ち運んできていたある武器。
これを使うのは、胸糞悪ィけどな。
そういって真希は、かつて自分を苦しめたある男の武器、
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三節根を構えたのです……!!



と言うわけで、姉妹校との交流戦がすわ殺し合いになったかと思いきや、今度は樹齢相手の総力戦となってしまった今巻。
伏黒達三人でも歯が立たず、真希が参戦したもののそれだけで状況が好転するとは思えません。
そんな花御だけでも危険極まりない状況だと言うのに、侵入した敵は花御だけではないというのがまた難しいところです。
様々な場所で同時に命をかけた戦いが行われている為、誰かが都合よく助けてくれる、と言う考えも持ってはいけないでしょう。
ここで勝利の鍵を握るのは、やはり絶対的な力を持つ五条と……悠仁&東堂!!
五条はすぐに参戦するのが難しそうな状況ですが、東堂との出会いによって友人の力は急上昇中。
なんだかんだ東堂の言う通り「親友(ベストフレンド)」となりつつある悠仁、息の合ったコンビネーションを見せてくれそうな予感も!?
不安も大きいものの、悠仁が何かをやってくれそうな期待も大きい本シリーズ、、クライマックス目前です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!