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今回紹介いたしますのはこちら。

「La vie en Doll(ラヴィアンドール)」第4巻 井上淳哉先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックス・ウルトラより刊行です。


さて、父を探すため、ミカエルとともにミラベルグへ向かうことになったかすみとくすみ。
ですがそこに、最強と言われるエリザベータと、ジェレミィの二人のシャンデリアのパージィナが登場、襲い掛かってきました。
かすみとくすみはそこで、レベッカと協力して戦うことになるのでした。


くすみとレベッカは、まずミカエルとサミュエルの安全を確保するため、真っ向から敵を迎え撃つことにします。
余裕を見せるかのように、ふるまうレベッカでしたが、やはりエリザベータの力は強力そのもの。
その指先からレーザー光線のようなものを伸ばし、鞭を振るうかのようにレベッカを狙いました。
レベッカはペットボトルでそのレーザーをガード。
即座にその場から離脱したのでレベッカ自身にダメージはないのですが、レーザーに触れたペットボトルは一瞬で爆発してしまったのです!
恐ろしい威力に驚いたくすみですが、レベッカはその能力の正体を知っています。
マイクロウェーブオーブンのようなものだ……と言うそのレーザー、要するに強力な電子レンジのような力を持っているということのようです。
つまりあのレーザーを体に受ければ、一瞬にして高熱で焼けただれてしまう、ということ。
超ヤバいやつじゃん、と冷や汗を浮かべるくすみに対し、エリザベータはその力を思い切り振るってくるのです!!
両手のすべての指から放たれるレーザー!!
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様々な角度から二人に襲い掛かるそれは、逃げ場を見つけることすら不可能で……!!
とっさにレベッカはくすみに自分の後ろに下がるように指示!
そして彼女の能力である風を使い、レーザーをはじき返して見せたのでした!!

力では圧倒的に劣っているといわざるを得ないレベッカ。
ですが、エリザベータ曰く「一番実戦をやらされた」レベッカの経験が、その戦力差を埋めているのです。
エリザベータは苦笑いを浮かべながら、こんなことを言い始めます。
スラムで拾われた平民あがりのくせに生意気よ、調子に乗っちゃって。
飼い主は今頃無事かしら?
……そう言えば、エリザベータとともに襲い掛かってきたはずのジェレミィの姿がいつの間にか見えなくなっています。
彼女の能力は、離れた場所に移動することができるゲートを開く、空間移動。
まさかその能力で、サミュエルたちのところへ行ったのか!?
とっさにサミュエルのいる方向を振り返ってしまうレベッカ。
ですがそれこそがエリザベータたちの目的だったのです!!
ジェレミィはひそかにればっかの頭上からその様子を見ていて、彼女のリアクションを観察していました。
ああいわれれば、サミュエルを心配して隠れている方向を見ると思っていた。
にやりと笑ったジェレミィは、空間移動を繰り返してあっという間にサミュエルの居場所へ!!
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そしてサミュエルが対応する間もなく、拳銃で胸元を撃ったのでした!!

慌ててレベッカがそこへ駆けつけてきました。
幸いサミュエルはまだ息があるようですが……それは幸いと言えたものでしょうか。
ジェレミィはサミュエルに拳銃の狙いをつけたまま、大人しく降参をしろと迫ってきたのです。
レベッカは表情を変えないものの、流れる冷や汗がその心境を現しています。
膠着状態に陥るかと思われたその時、サミュエルは力を振り絞って声を上げるのです。
どうせこいつらは我々を活かしておくはずがない。敵の動きは止まっているぞ、やれ!!
その言葉がレベッカを奮い立たせました!
レベッカは迷うことなく、ジェレミィに突風の渦で攻撃を仕掛けます!!
……が、それもジェレミィの思惑通りの行動にすぎなかったのです。
サミュエルに被害が及ばないよう、攻撃範囲を狭めた攻撃。
それは、ジェレミィの空間転移のゲートに収まる範囲であることを意味していて……!!
ジェレミィは自分の目の前と、そしてレベッカの足元にゲートを展開!!
猛烈な突風はジェレミィではなく、
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レベッカ自身を襲うことになってしまったのでした!!

レベッカは意識を失ってしまいました。
しかもジェレミィ、今度はサミュエルではなくレベッカに拳銃を突き付け、くすみに降参を迫ってきます。
レベッカを人質に取られている上、敵は二人……
ただでさえピンチと言えたこの状況……果たしてくすみにここからの逆転はあるのでしょうか!?


というわけで、パージィナ同士による2vs2の戦いが巻き起こった今巻。
今までとは違うチーム戦、今までとは違う人目のある中での戦い……いったいこの戦いで勝利をつかむのはどちらとなるのでしょうか!?
史上最強とまで言われるエリザベータの力、そして瞬間移動と言う汎用性が高すぎる能力を持つジェレミィ。
この恐ろしすぎるタッグチームに挑むのはただでさえ厳しいというのに、なにせくすみはパージィナとしての訓練を全く受けていないといういわば初心者。
絶対的不利を覆すには、やはり楠美の戦闘中の成長にかかっているわけですが……
シチュエーション、戦力差、戦場。
異例尽くしのこの戦い、その結末までもが異例なものとなるのです!!

そしてこの戦いの後、物語は新展開を迎えることに。
この後物語はいよいよシャンデリアとの全面対決に入っていく……かと思われたのですが、なんとここで物語は「第1部 完」に!!
雑誌連載時の井上先生のコメントによりますと、力不足だったとのことで……どうやら打ち切りのようです……
ですが、第1部完と銘打たれたということは、ほんのわずかながら第2部開幕の可能性が残っていなくもないはず!
まだまだ能力すらわからないパージイナがたくさん残っている本作の続きが読みたい方々は、単行本……かうしかありませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!