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今回紹介いたしますのはこちら。

「うしおととら 完全版」第19巻 藤田和日郎先生 

小学館さんの少年サンデーコミックススペシャルより刊行です。



さて、白面の者によって獣の槍を打ち壊されてしまったうしお。
ですが獣の槍はバラバラになってなお戦うことをやめず、日本中の人々の脳に巣食う婢妖を打ち倒し、うしおととらの記憶をよみがえらせてくれました。
獣の槍を失ったうしおもまた、とらと獣の槍、そして白面の者の真実に触れて戦う意思を復活!
再び白面の者へと挑むのです!!


戦いは大詰めを迎えようとしています。
獣の槍は復活し、意識を失っていたとらも復活。
うしとととらの最強タッグが復活し、さらに鎧をその身に纏って今まで以上の力を発揮できるようになっていました。
が、それでも白面の者の強さは今だ絶大。
これ以上日本に被害を出さないためにも、そして完全なる決着をつけるためにも、その場にいる全人間、全妖怪がある目的に向かって動いていました。
白面の者を、真由子と須磨子のいる石柱の近くまで押していき、結界の中に閉じ込める。
巨大、かつ俊敏な白面の者に対抗するため、逃げ場のないリングを作り上げようというわけです!
が、その有効範囲に入るまではまだ400メートルほどの距離白面をさがらせなければなりません。
うしおととらたちは、必死に白面の者へと食い下がっていくのです!

白面の攻撃は一向に緩みません。
尾から斗和子やあやかしと言った巨大で強力な妖怪を作りだし、攻撃させて来るのです。
が、うしおととらはあくまで冷静。
特大の掌で叩き潰そうとしてくる斗和子の顔面に次々と大穴をあけ、あっさりと撃破してしまうのです。
大口を開けて二人を飲み込もうとしてくるあやかしも同じこと。
その両顎を一撃のもとに両断したのでした!
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勢いに乗って、白面への攻撃を続けるうしおととら。
西と東の長も、妖怪たちの指揮をとって一気呵成に攻め込んでいきます。
その雄姿は、電波に乗って日本中へ。
白面を相手に、雄々しく戦うその映像は、決して白面が手も足も出ない、恐怖するほかない絶望の象徴などではない、と多くの人々に勇気づけるものとなるのです!

じわじわと白面は後退を続けます。
うしおととら、妖怪たち、ハマー機関をはじめとする科学者、法力僧……
様々なせい直が一致団結して攻撃を仕掛けている……のはもちろんですが、それ以外の予想外の助力が多く加わったこともこの攻勢の一助となっていました。
先ほど顎を落として振り切ったあやかしに、絡みついているもう一体のあやかし。
いつの間にか現れたそれは、かつてうしおととらが海で戦った、あの時のあやかしでした。
うしおととらによってそのあやかしは倒され、解放されていった多くの魂。
それが再びアヤカ氏の姿を変え居て現れ、白面への攻撃を始めたのです!!
助力はそれだけではありません。
白面がうしおに攻撃を仕掛けようとしたその時、突如発生した結界。
法力の心得がないうしおは結界を張ることなどできないはず。
この突然発生した結界は、戦いの前にハマー機関から手渡された、キルリアン振動機のものだったのです!!

多くの助力のおかげで、白面を結界の中に閉じ込めることができました!
ひとつの目標は達成したものの、これはあくまで戦いの前段階にすぎません。
このリングの中で、真っ向から白面の者を倒さなければならないのですから!!
閉じ込められたことにいら立つ白面ですが、まだ日本の人々を苦しめる方法は残っていました。
巨大な白面を閉じ込めるための巨大すぎる結界は、その隙間も大きく、白面から生み出される下僕妖怪たちはその間をすり抜けて外に出ることができたのです!!
一刻も早く白面を倒さなければならない。
そんな焦りも生まれてこようとし嘘の時、またも援軍がやってきました!!
今度は、キルリアン振動機を搭載した兵器を積んだ、自衛隊の戦車や戦闘機です!!
さしもの白面と言えど、キルリアン振動機付きの兵器をまともに喰らってはそれなりのダメージを負ってしまいます。
白面は怒りをあらわに、豪炎を吐いて兵器を一層しようとするのですが……それを今度は、猛吹雪が押し返したではありませんか!!
その吹雪を放ったのは、依然うしおが戦った雪女を中心とした、雪妖の一団です!!
さらにそこへ、サンピタラカムイをはじめとした土地神たちの集団が。
キジムナーたち、雷信とかがり、鳥妖……
かつてうしおと戦ったもの、そしてわかりあえたものたちが続々と駆け付け、力を貸してくれたのです!!
サンピタラカムイは、うしおととらに語りかけます。
ここにきてようやくわかった。
獣の槍がお主を選んだのか。
奈が飛びまるよ、なぜおまえがうしおと共に戦わねばならなかったか。
獣の槍だけでは今まで同様、白面は討てなかったろう。
だがお前たちは戦いの中で、多くのものと深い絆で結ばれていった。
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お前たちの旅は、無駄ではなかった。

……徐々に追い詰められていった白面は、ここで予想外の行動をとってきました。
体の一部を「毒気」と変じさせて爆発、結界内を猛烈な毒気で満たしたのです!
その猛毒は、結界内に妖怪や人間たちを立ち入らせることすらできない状態にしてしまいました。
……が、同じく毒気をはらんでいた石喰いの鎧を、そして字伏の鎧を身に纏っていた潮ととらだけは、むしろその毒気の中で力を増し……!!
結界の中にいるのは、白面と、うしおととらだけ。
白面はそれを見て、よくよく汝らには宿縁があるらしい、だがそれもすぐに消える、と笑います。
そして、うしおととらもまた笑うのです。
人間の言葉にゃ「タイマン」ってのがあるよな。
じゃ、
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これがわしらとやつの……タイマンさ!!


というわけで、ついに最終決戦となるうしおととら。
今まで行ってきた、戦いの連続だった旅路。
そのすべてがこの戦いにつながっていき、白面を追い詰めていく……
一連の流れは、感動無くして読むことはできないでしょう!!
この後も、うしおととらの戦いはどんどんと熾烈なものになっていきます。
白面は強いです。
あまりにも強い白面にたいして、うしおととらはそれでも食い下がっていき……!!
物語のすべてが集約していくラストバトル。
様々な伏線や、つながってきた想いが一つになり、物語はクライマックスまったなし!!
少年漫画屈指のラストバトルと言ってもいいであろう本作、その手に汗握る感動の戦いが楽しめますよ!!
ファンの方が再び大判でこの感動を味わうのもいいのですが、やはりまだ未読の方にこの感動を味わっていただきたいところ。
うしおととらと言った主役、ヒョウや光覇明宗の僧たち、そして白面の者……あらゆる人物に決着がつけられる本作……これ以上言葉はいらないでしょう!
是非とも、是非ともご一読ください!!

ちなみに物語は今巻で完結ですが、外伝も完全版になるので第20巻が最終巻となります。
同日発売のアニメバックステージガイドとともに押さえておきましょう!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!