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今回紹介いたしますのはこちら。

「トリコ」第41巻 島袋光年先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、三虎VSジョア、次郎VSブルーニトロ、そしてドン・スライムVSネオと言った現在の最強メンバー同士の戦いが行われた前巻。
続々とその戦いが決着していく中、とうとうアカシアのメインディッシュ、GODがその姿を現しました!!
トリコたちが早速立ち向かおうとするのですが……!?


GODを前にした一同は、その圧倒的な存在感にどうしても気圧されてしまいます。
ですが同時に、もう一つの気持ちが沸き上がってきます。
……食欲が!
絶対にこれを食わなければいけない!そう考え、トリコはいの一番にGODに攻撃を加えます!!
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アカシアのフルコースを次々に食べ、成長したトリコが放つ「ジェットフォーク」の連射。
ですがGODは、難なくそれを弾き飛ばしてしまいました!
サニーは小松がGODの中にいるのにいきなり何をするんだ、とトリコをしかりつけるのですが、そうは言いながらもしっかりトリコの攻撃に連携をしています。
弾き飛ばされたジェットフォークを、フライ返しではじき返し、一層強烈な威力で再びGODに降り注がせました!!
が、GODは体を硬化させ、そのフォークをすべて跳ね返してしまいます!!
GODの恐ろしさはそれだけにとどまりません。
すかさずはなったゼブラのボイスカッターは身動き一つせずその身に浴びたものの、無傷。
すさまじい毒性を持ちながら、光の速さで射出されるココのモウルドスピアの連射も、山のような巨体を超高速で動かして回避してしまうのです!!
この圧巻の強さは、逆に言えばその体に閉じ込めたうまみが最上のものであるという証でもあります。
より闘志を燃やす一同なのですが、そこでジジが前に出て、GODの調理法を簡潔に伝える、と真剣なまなざしで伝え始め……ようとした時でした!
ジジの背後に、恐ろしいまでの悪寒が襲い掛かったのは!!
その瞬間、ジジは確信しました。
ワシは死ぬ、0.1秒後くらいか。
最後の役目は、GODの調理法を伝えること!!
ジジの目がカッと見開かれたその瞬間……ジジはその悪寒の主に食い尽くされてしまうのでした!!
必ず明日は来る、陽はまた昇る、と人間は言うが……
来ないんだよなぁ、永遠に。
ネオに食われるってのは、そんな感じかな。
そう言ってその悪寒の主……アカシアは姿を現しました。
同時に、ジョアもその場にやってきます。
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トリコたち、GOD、アカシアとジョア。
3つの勢力がとうとうここにそろったのでした!!

アカシアは一同を見て、GODにたかる蠅どもが、と吐き捨てます。
ですがその蠅の中でも、トリコとスタージュンだけは、「デカい蠅」だと感じ、ただの雑魚ではないと感じ取っていたようです。
が、アカシアに取って所詮蠅は蠅。
警戒しなければいけないような相手ではないのでしょう、その顔は緩み切っています。
そんなアカシアに、トリコは語りかけました。
次郎はお前の弟子だったはずなのに、なぜあんなことをしたんだ、と。
アカシアは少しの沈黙と、ジョアの様子をうかがったあと……人間と話すのもこれが最後かな、とポツリポツリと話し始めたのです。
いつも考えていたんだ、私がいったい何者なのか。
美食屋として初めて食材を発見したのは4歳か5歳くらい、捌食材は思いだせないが、すでに自分のうちに潜んでいた「食欲(バケモノ)」をどうやっても抑えられなかったことだけはよく覚えている。
私は誰なのか、その化け物が何なのか、それを問い続け、そいつから逃げるかのようにしゃにむに走り続け……
気が付いた時には、この世のすべての食材を食破し、山のようなからのさらと空っぽの自分だけしか残されていなかった。
そんな状況で、まだまだ知らない味や道の食材があるということを耳打ちしてきたのもそいつだった。
さんざんは知り続けてたどり着いたのは、ゴールどころかスタートラインだったのだ。
私はただ、自分の正体が知りたいだけ。
次郎がああなったのは運命、神は次郎ではなく私の行く末をてらしたのだ。
……いや、私こそが、神か……
気が付けば、トリコはアカシアの胸倉をつかんでいました。
さっきから聞いていれば何でもかんでも食欲のせいにしやがって!
俺たちはいつだって自分で決めて。自分の意思で歩いている!!
お前は美食の神なんかじゃない、たった一人の、キモいB級美食屋だ!!
そんなトリコにココ達も賛同し、アカシアにこう言ってのけます。
彼は美食四天王のトリコ。
今はもう、アカシアの時代じゃない。

アカシアがそうやって語っていたのは、実はジョアの菌による攻撃の時間稼ぎのためでした。
ですが菌を操る愛丸によって対策が施されていまして、その攻撃は不発に終わり、アカシアは激昂します!!
そしてトリコたちの表情を見て、さらに怒りをあらわにします。
希望に満ち溢れた顔をしてる、そう言うやつは不味いんだ。
さっきの奴もそうだった、なぜ絶望しない!?
ジジが死んでなお絶望しなかったのは、彼が自分の中で決めた最後の仕事を全うしたからです。
GODの治療法は、ジジが死の間際のわずかな瞬間に、全身で伝えることに成功していました。
トリコの鼻で、ゼブラの耳で、ココの目で、サニーの髪で!
それを知ったアカシアは、さらに醜悪な表情で言うのです。
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希望に満ち溢れたヤツは、それを絶望に変えてやらねば旨くならねぇ!!
見せてくれ。お前の歪んだ顔を、魂の悲鳴を!!
全身から迸る殺気!!
対するトリコたちも、そして、ジョアも戦闘態勢に入り……
最終決戦は開幕するのです!!


というわけで、いよいよラストバトルが始まる今巻。
トリコたちVSアカシアとジョア。
その世界の行く末を左右する戦いに、まだまだ戦士たちは集結してくるはず。
グルメ界を好き放題にされた八王たち、ネオを封じんと画策するブルーニトロたち。
そして今は別行動をしているブランチと愛丸も、この戦いを左右する要因となるかもしれません。
それらが集結し、どんどんと盛り上がっていく戦い。
文字通り地球を揺るがすこの戦い、最後に笑うのは誰なのか!?
食うか食われるか、その激戦から一瞬も目が離せませんよ!!

そして、肝心のGODの調理のほうも着々と進んでいくようです。
GODに呑み込まれてしまった小松、外から調理にかかる大竹、そしてその二人の親友であった仲梅。
激戦のすぐそばで行われる、調理も注目せざるを得ませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!