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今回紹介いたしますのはこちら。

「進撃の巨人」第15巻 諌山創先生 
講談社さんのマガジンKCより刊行です。

さて、現在の体制を打ち砕くことこそが、すべての謎を解く道へつながると考え、反逆者の汚名を着せられながらも奔走しているリヴァイたち。
そんな中で最も重要なカギであるエレンとヒストリアを奪還すべく、とうとう調査兵団は人間との戦いに手をそめることとなってしまったのでした。


憲兵団のヒッチとマルロは、森の中を捜索していました。
その目的は、調査兵団を見つけ、とらえること。
とはいえマルコは志願して自ら巨人と戦うような道を選ぶものが、民間人を殺して逃げているという事実を信じられません。
半信半疑のまま森を歩くマルロに、ヒッチはきっぱりと言い切ります。
アイツらがしたことを忘れたのか?
ストヘス区を戦場に変え。
多くの亡骸を憲兵団に搬送させ。
……アニがいまだに見つかっていないこと。
アニと同質であるヒッチは、まだアイツの荷物が部屋にあって邪魔なのだ、と憎まれ口をたたくものの……やはり仲間を失ったことが面白くないのでしょう。
マルロもまた、あの街に起きた惨劇は許しがたく思っています。
が、それでも潜伏していた巨人を見つけ出し、とらえたという功績は大きいとも思っていまして。
壁の内部に潜んでいた巨人が暴れだせば、もっともっとすさまじい被害が出ていたことでしょう。
いち早く隠れ潜む巨人を発見し、捕縛する。
そんなことが他の兵団にできるのか?
もし調査兵団がこのまま解体されてもしたら、人類は……
そこまでマルロが言いかけたところで、ヒッチは言葉を遮ります。
水音がする。
人など本来住んでいないはずのこの森の奥で、この音がするということは……!
そこには、水をくむアルミンがいました。
銃を突きつけ、動くなとけん制するマルロとヒッチ……
探し求めていた調査兵団。
二人はようやく任務を果たすことができたと思ったことでしょう。
それが、罠だとも知らずに!

リヴァイたちが待ち望んでいた存在、それは憲兵団でした。
憲兵団にもぐりこみ、エレンたちが運ばれた場所を探り出す。
はっきり言って、かなり望みの薄い作戦です。
が、もはや他にまともな作戦を打つ手段も人員もありません。
ヒッチとマルロの服を奪い、アルミンとミカサに潜入させる……
となると、服を奪った後の二人は……?
消す、のが定石でしょう。
ヒッチとマルロも当然その可能性に行きつきます。
漂う緊張感の中、口を開いたのはヒッチでした。
あなたたちのせいで、ストヘス区の住民が100人以上死んだのを知ってますか?
……この期に及んで、挑発とも取れる言葉。
青くなるマルロですが、ヒッチの言葉は止まりません。
あなた方は正義の味方のつもりでやっているかもしれませんが、あの街の被害者や家族は突然地獄に落とされたんですよ?
ささやかな抵抗のつもりだったのでしょう。
ですがその抵抗も、リヴァイの「ああ、知ってる」という言葉で何も効果を見せなかったことがわかってしまうのです。
次にヒッチは、アルミンたちに噛みつきはじめました。
あんたたち、アニと同じ団出身だってね。
あの子とは仲良かったの?いや、友達なんていなかっただろう、アイツ愛想悪いし、人とかかわるのを怖がってるようだったし。
アイツのことまだ何も知らなかったのに……
あの日以来見つかっていないのは、彼女が巨人にぐしゃぐしゃにされたからなんでしょう!?
話している間に湧き上がる怒気を抑えきれず、最期はそう叫んでしまうヒッチ……
ですがその言葉にも。リヴァイは平然と事実で返すのです。
いいや、潜伏していた巨人の正体がアニだったからだ。
ヤツは今とらえられている、末端の新兵まで知っていいことじゃないがな。
その発言に、言いようのない真実味を感じたマルロ。
民間人を本当に殺したのかと尋ねると、リヴァイはやはり顔色一つ変えず、殺したのは中央憲兵だが、何が事実化を決めるのは戦いの勝者だ、と淡々と語るのです。
それを聞き、マルロは決意するのです。
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俺に協力させてください!
この世界の不正をただすことができるのなら、俺は何だってやります!!
……もともとマルロはそんな目的のために憲兵団に入った男。
本当に彼ならば協力してくれるかもしれません。
ですがこの作戦に必要な、命を懸ける覚悟が本当に備わっているのか……それを知るすべはリヴァイにはないわけで。
このあたりに彼らを拘束し、潜入に向かおうとするのですが……
その役目を、ジャンが買って出たのです。
人気のないところに二人を連れだしたジャン。
そこで突然ジャンは豹変したのです!
兵長はお前らを逃がすつもりだったが、やはりそれは危険だ。
俺の独断で殺すことにした!
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そう言ってナイフを振りかざすジャン!!
こんなことをする男ではないはずのジャン……いったい何があったのでしょうか!?

こうしている間にも、それぞれの運命は進んでいきます。
反逆の首魁として断罪されることになるエルヴィン。
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新聞記者と接触し、なにやら行動を起こそうとしているハンジ。
そして、エレンとヒストリア……!!
それぞれの戦いは、どんな結果を生むのでしょうか?
調査兵団の孤独な戦いは、間もなく決着することとなりそうです!!


というわけで、革命編が決着する今巻。
人間同士の醜くも不毛な戦いの決着は、どんな形にせよ皆の望むところだったはず。
絶体絶命の状態に追い詰められた調査兵団は、大逆転を果たすことができるのでしょうか?
それには今までのような、調査兵団の力だけでは何もできません。
多くの存在の力を借りることが重要ですが……
ともかくこれで巨人との戦い、そして巨人に変身する外の存在との戦いに備えることができるでしょう。
ですがその前に、ヒストリアやエレンの状況がどうなるのか、を見届けなければなりません。
さらわれたエレンとヒストリア。
そこで彼らは驚くべき真実を見ることとなるのですが……!?
いよいよ明かされていく、巨人化の謎。
今後の展開は、物語の謎に迫っていくことになるはず!
果たして世界の命運はどうなっていくのか。
これからの展開に目が離せません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!