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今回紹介いたしますのはこちら。

「魔法少女・オブ・ジ・エンド」第7巻 佐藤健太郎先生 
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行です。

さて、魔法少女に襲われなかった過去に戻ってきた児上達。
そこでこの一連の騒動を収めるために、つくねの母にあわなければならないという目的を得ます。
そんな児上達の前に現れた、芥を神とあがめる美羽と寄生型魔法少女。
彼女たちに、より事件に詳しいという男に引き合わされたのですが……?


現れたのはぼさぼさ髪が特徴的な男は、殿ヶ谷悠二と名乗りました。
彼は、20年後の未来でつくねたち「魔女の一族」、そして魔法少女を研究しているのだとか。
今はこの時代で「亜種魔法少女(オルタナティブ・マジカル)」を作っている科学者なのだそうですが……
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魔法少女を連れているという時点で素直に信頼できるわけもありません。
ですが、美羽は彼に様々な情報を得て導いてもらったそうで、危険な人物ではないと太鼓判を押してきます。
そんなことを言われてもすぐには信じることはできません。
疑いのこもったまなざしで見つめてくる一同に、殿ヶ谷は語り始めました。

つくねは、第8世代と呼ばれる魔女。
同じ世代の中にもある程度の年齢差は当然ありまして、子供を持っているものもいます。
その第8世代の子供、第9世代。
その第9世代の魔法少女が、次々に消えているという今の事態は、非常にマズイというのです。
殿ヶ谷が見せてきたのは、魔女や魔法少女について書かれた古代の文献。
そこには悪魔と人間、魔女と魔法少女、始まりと時の流れのすべてが記されていたといいます。
ですが問題は、破り取られ失われているある部分。
そこには、13の魔法少女を終結させる儀式についての記述がされている部分でした。
13人の、世代の一番下に位置する魔法少女を「時の祭壇」なる場所に集める。
……殿ヶ谷が知りえた情報はそこまでです。
一体集めればどうなるのか、それはわかりません。
ですが、何らかの脅威や絶望、それに銃ずる何か、であることは間違いないのだとか。
20年後の未来、魔女の血族や家族が次々に惨殺されるという事件が起きた。
そんな無残な事件を起こしてまで手に入れたいものが、平和な何かであるはずがないのですから……
そして20年後の未来では、12人の第9世代の魔法少女が消えたとのこと。
残すのはあと一人……そう、つくねの子供です。
20年後の未来で、つくねはまだ未婚。
儀式に必要な人材が、いまだ存在すらしていない……
この事件を起こしたものにとって、それは問題です。
そこで考えたのが「過去を変える」という手段。
つくねが子供を産むという未来を作る……
そのために、つくねの中に残忍な策士「あすか」の人格を埋め込んだ、というのです!!
あの多くの被害者を生み、恐怖と絶望の世界を作り上げた魔法少女襲撃事件……魔法少女・オブ・ジ・エンド計画の目的はただ一つ。
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児上とつくねを結ばせるためだけ……!!

衝撃の事実が明かした後、殿ヶ谷は3つのやるべきことがあると言い出しました。
一つは、いつ襲ってくるかもわからない敵から身を守ること。
そのために、利害の一致から仲間に入った寄生型魔法少女や、オルタナティブ・マジカルによる護衛をつけてくれるとのこと。
オルタナティブ・マジカルは命を懸けて児上達を守ってくれる上、かつて襲ってきた魔法少女と比べて少しだけ「格が違う」とのことですが……
二つ目。
この戦いは、おそらく敵が死ぬか自分が死ぬかしなければ終わらない。
だから、魔法少女13人の回収という計画を阻止し、敵を滅ぼす。
敵がどこにいるのかはわからないが、20年後の未来の人間であることは間違いない。
そこで三つ目です。
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20年後の未来へ向かう。
……タイムスリップをする、というのです!!
その手段はすでに出来上がりつつありました。
いわゆるタイムマシン……完成は一週間後!
最終決戦の時は間近に迫ってきています。
児上達は一週間の間生き延びることができるのでしょうか。
そして、その先に待つ黒幕を倒すことができるのでしょうか!?


というわけで、新展開を迎える本作。
今回も謎が明かされる展開がメイン……ではありますが、後半は魔法少女と血や肉が飛び散るバトルが繰り広げられます!!
オルタナティブ・マジカルの力、敵の魔法少女の驚くべき事実……
以前の絶望的な虐殺とは違った方向の、血肉爆ぜるシーンがたっぷりです!!

物語の謎のほうも着々と進展。
児上達はまだ知りませんが、事件の黒幕はクラスメイトだった姫路です。
今回は姫路が何を為そうとしているかも明かされまして。
果たしてその邪なる企みを児上達は防げるのか?
その戦いが始まろうとしているわけです!
が、まだまだ問題は山積み。
まず目の前にそびえる問題は、一週間の間生き延びていくことができるかというものです。
容赦なく襲い掛かってくる、姫路の仲間の魔法少女……
いくら護衛がいるとはいえ、その魔手から逃れることができるのでしょうか。
そして情け容赦のない姫路のことですから、何かとんでもない作戦を立ててくるかもしれません。
さらに言えば、姫路は本当に黒幕か、という疑問も残ります。
あれだけ不可解な力を持っている姫路、言っては何ですが、物凄い科学者とか、魔法が使える、とかそう言った人物には見えません。
後ろにもっと巨大で、残酷な存在がいるとしたら……?
戦力の差だけではない暗雲……今度の動向が気がかりです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!