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今回紹介いたしますのはこちら。

「ワールドトリガー」第7巻 葦原大介先生 
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。

さて、ネイバーの大規模侵攻が幕を開けた本作。
新型のトリオン兵は強力で、木虎を含む何名かがキューブ上の物体に封じ込められてしまいます。
厳しい戦いが続く中、その戦線にボーダー最強の部隊といわれる玉狛支部の面々が参戦したのですが!?


千佳を守りながら戦っていた修。
ですが相手は強力なうえ学習能力も高く、千佳の砲撃を避けながら突進!
近くに民家があるために連発をためらった千佳にトリオン兵が襲い掛かるのですが、そこにレイジが駆け付けてくれました!!
巨大なトリオン兵をがっちりと受け止め、レイジは千佳に狙撃手の基本の確認を行います。
狙撃手は居場所を知られたら負け、まずは姿を隠すこと。
相手に見つかったまま戦ってはいけない。
千佳がそう答えるとレイジは何かを命ずるでもなく、覚えているならいい、とトリオン兵を殴り飛ばしました!!
吹っ飛んだトリオン兵は、修と交戦していたもう一匹のトリオン兵に直撃!
折り重なって大地に倒れるトリオン兵。
そこに小南が現れ、トリオン兵を思いっきり踏みつけ、炸裂弾、メテオラを打ち込んだのでした!!

修に現状を小南。
ですが新型のトリオン兵はまだまだ健在!!
起き上がってレーザーを放ってきますが、そこに烏丸が現れてガード。
勢ぞろいした玉狛第一トリオ、木虎は自分たちが助けるから修はC級のフォローに回れと指示をしたのですが……
そこで、ついに現れたのです。
強力なトリガーを持つ……人型ネイバーが!!

いくつかあるネイバーの国。
その中の一つ、アフトクラトルに籍を置く人型ネイバーには大きな特徴があります。
頭部に生えている、角。
厳密にいうとトリオン受容体なのですが、外見上は動物などに生えているつ角そのものです。
生まれた時に頭部にトリオン受容体を埋め込むことにより、後天的にトリオン能力の強い人間を生み出す……
アフトクラトルで行われているその施術は、トリガーと使用者の相性を格段に良くし、トリガーを武器というよりも体の一部と言っていいほど自在に使いこなすことを可能にします。
黒トリガーと適合した場合は角も黒く変色するのですが……
どんなトリガーと適合していたとしても、その戦闘力は普通のトリガーとは格段に違う戦闘能力を持っているとのことで。
対峙するときはくれぐれも用心しろ、とレプリカはアドバイスしてくれていたのです。

が。
その角付きを含む人型ネイバーが4名、この線上に乗り込んできたではないですか!!
修たちのところにやってきたのは、ヒュースという角付きの若い男と、角はないものの達人の空気をはらむ年配の男、ヴィザ。
B級隊員数名がいる場所にやってきたのは、大柄な角付きランバネイン。
そして風間隊のところにやってきたのは……長髪に、「黒い角」を生やした男、エネドラが現れたのです!!

まずその強大な力をふるったのはランバネインでした。
手にした銃のようなものからレーザーを放つのですが、その銃撃は一発でB級隊員をペイルアウトに追い込むとんでもない攻撃力を持っているうえ、当然のように連射をしてくるではないですか!!
交戦していた東はうまいことランバネインを誘いだし、大勢の狙撃手に一斉に狙い撃たせるのですが……
その一斉射撃をランバネインは完全に防御!!
しかもその射撃から狙撃手がいる場所を冷静に分析し、そのとんでもない威力を持つレーザーを無数に打ち出して一気に反撃をしたのでした!!
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とんでもない破壊力と防御力、そして油断すらしない。
こんな協力極まる敵に打つ手はあるのでしょうか!?

ヒュースとヴィザの力はまだ未知数。
ですが本格的な攻撃を仕掛けてくる前の段階でも十分に協力であることがうかがえます。
小さな楔のようなかけらを無数に操り、それを固めて反射させ、さらに跳弾させて攻防一体の盾にしてみたり、発射して弾丸にしてみたりと、多彩な性能を垣間見せるヒュース。
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烏丸とレイジが二人でヒュースを相手に時間を稼いでいる間に、小南はまだ生きている新型トリオン兵を片付けることになったのですが……
小南はなんとあの強力なトリオン兵二匹を、一分あれば撃破して見せると言い切ったではないですか!
自信をみなぎらせる小南。
その自身はもちろん根拠のないものなどではなく……?

そして問題の黒い角付き、エネドラはと言いますと。
絵ねどらの攻撃もまだまだ未知数ではありますが、その実力の一端は垣間見えました。
地面から突き出す、無数の刃!
どうやらエネドラは、地面や壁の中などを伝って自由自在に刃を出すことができるようです!
自分が立っている地面、弾除けなどのために身を隠すための壁。
それらが全く役に立たないどころか、敵の武器にまでなりえるという圧倒的な力を持っているエネドラ……
ですが、風間隊はそんな予測不可能なはずの攻撃を、全員が何の戸惑いもなくかわして見せて……?
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予想外の回避にいら立ちを見せるエネドラ。
風間隊は一体なぜこの予想不可能の攻撃を回避することができたのでしょうか……?

三方で突然始まったボス戦。
果たしてこの戦い、どのような方向に進んでいくのでしょう。
同時にまきおこっていく戦い、その行方は?
そしてそんな激戦の中、迅が予知したとんでもない未来とは……!?


というわけで、まずます激化してきた大乱戦。
とんでもない実力を持っている人型ネイバーに対峙するボーダーたち。
人型ネイバーの目的である、C級ボーダー捕獲を阻止するためには、彼らは避けて通ることのできない敵。
ですが真っ向からぶつかればとんでもない被害が出ることは確実。
玉狛支部の面々や風間隊、そしてB級隊員たちはどれだけ彼らに食い下がることができるのか。
彼らの奮闘を祈るしかないわけですが……
圧倒的な力を、戦術でさばき切ることができるのか。
注目せざるを得ませんね!!

そして気になるのは、迅がした予知でしょう。
彼のした予知は、最悪の未来になればそれこそとんでもないもの。
C級隊員たちを守り、人的被害も最低限に抑えるというボーダー全体の目的の他、その最悪の未来を避けるという目的が生まれるわけで。
修たちはそのネイバーの侵攻を退けたうえで、その最悪の未来をさけることができるのか。
こちらも必見です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!