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今回紹介いたしますのはこちら。

「ブラック・ジョーク」第9巻 漫画・田口雅之先生 協力・小池倫太郎先生 
秋田書店さんのヤングチャンピオン・コミックスより刊行です。

さて、13人の巨人を撃退することに成功したものの、その背景に大きな存在がいることを知ることとなった吉良たち。
しかもそこで逃げ惑う天才少女、イドゥンを救おうとランオーバーやジョニー&ガンボートも参戦し、事態はどんどんと混沌化していくのでした!!


イドゥンの口から出てきた真実は恐ろしいものでした。
あの巨人を作り出したビフレスト王国。
彼らはイドゥンをはじめとした、数多くのクローンを作り出し、そのクローンの臓器をクライアントに移植する、というとんでもない商売を営んでいる……!
そもそもランオーバーも、このビフレスト王国をたどっていけばもう動かない自身の両足を治癒することができるかもしれない、といううわさを聞きつけてここにやってきていたわけです、が。
真実を知った今、自分の分身を犠牲にして両足を取り戻そうとしていた、という己の愚かさに怒りを禁じえないランオーバー。
自分が次の臓器提供者として連れていかれそうになったため、逃げ出してきたというイドゥンの話を聞き、ランオーバーは彼女を全霊を持って助けることを決めるのでした。

そのひと月ほど前のことです。
吉良はその独自の情報網を駆使して、ビフレスト国王と一対一で会っていました。
とはいっても実際は吉良が生身で出向いたわけではなく、ホログラムで安全を確保しつつ、なのですが。
吉良がビフレスト国王にあったのは、ある提案をするため。
巨人を返り討ちにして見せた吉良たちが申し込むのは、「報復はやめよう」というもの。
ビフレスト王国のあの巨人計画のクライアントは吉良たちの母国でもある「アメリカ」。
そんな背景もあるため、もともとビフレスト王国としてもこれから後の吉良たちに関与する気はなかったとのことです。
そして吉良は、ビフレスト王国の本業……クローン製造による臓器売買のこともつかんでいました。
先ほどの提案で、こちらが100%お願いする立場にならないようにするためか、その事実を握っていることをあえて口に出す吉良。
ですがビフレスト国王は、その仕事は国の繁栄のためにしていることではない、と胸を張って答えるのです。
自分が守っているのは国の繁栄ではない。
偉業をなし続ける天才たち。
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ビフレスト王国が守っているのはその天才たちの「才能」そのものだ、と!


時は戻り、国王との会談からひと月と数日後。
基本的にはいつも余裕を崩さない吉良がうろたえていました。
拉致された後苦労して生還し、ビフレスト国王との話も付けた。
アメリカとの交渉はまだではあるものの、ここまでさんざん骨を折ってきたというのに……
冷や汗をたらしながらそんな言い訳を繰り返す吉良。
そんな綺羅を何も言わず見守っているのが……小玉、あかり、ジョニー、ガンボート、そしてイドゥンという今回の一連の出来事に巻き込まれたメンツたち。
そして吉良が必死に説明している相手は、あのランオーバーです。
部下がどんなに窮地に立たされていようと、その提案が自らを追い詰めかねない苛烈なものであろうとも、彼はいつだってこう言います。
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オレへの返答は、スィ(はい)だけだ。
こうして吉良たちと、ビフレスト王国の全面対決が幕を開けることとなるのでした!!


というわけで、第2段階に入ってきたこの「第四の果実」編。
オールスターキャストで立ち向かうこのシリーズ、相手はビフレスト王国だけでなく、そのクライアントも敵に回すことになります。
ランオーバーやジョニーたちはいいとしても、吉良たちにとっては自らの母国とも事を構えることになるわけで。
自分の母国を相手に、本気の戦いを挑むことになるのでしょうか。
ですがいかに百戦錬磨の吉良といえど、無限と言っても遜色のない国家との戦いに勝利することができるとは思えません。
上司も何かあれば容赦なく吉良を切り捨てるでしょうし、ランオーバーの力をもってしても吉良たちを守り切れはしないでしょう。
本作きっての頭脳派である吉良のひらめきに期待したいところです!!
そしてみんなのヒーロー、ジョニーもかっこいいところを見せてくれます!!
正直言ってギャグ担当でしかないジョニーですが、そのしぶとさだけは本作随一!!
彼の一発逆転の活躍も期待したいところです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!