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今回紹介いたしますのはこちら。

「そんな未来はウソである」第4巻 桜場コハル先生
講談社さんのKCDXより刊行です。

未来の見える少女ミツキと、相手のウソがわかる少女アカネを中心に、様々な日常のアレコレを描いていくのんびり日常ものである本作。
なんとか未来の結婚相手である男子、高山とミツキをくっつけようと手を尽くすアカネですが、状況を引っ掻き回しまくるマドカなんかの存在もあってうまいこといかないでした!

あまりにもアカネが高山にミツキ攻略の世話を焼きすぎるために、一度はアカネと高山が結ばれる未来も実現しかけていたこのお話。
その未来が今はもう元に戻っている……かどうかはわかりませんが、高山とミツキの距離は確実に縮まっていました。
それもこれもアカネの頑張りのおかげ。
ミツキが自分のことが好きすぎるのを逆に利用し、姿をくらませる。
それをミツキと高山の二人で探させる……という、見事な(?)ミツキ操縦術を駆使してうまいこと二人でデート的なことをさせて見せるのです。
とは言えミツキのほうが高山に対して恋愛感情を抱いているかどうか、というのは別問題。
ここは恋人ステップアップすると言う高望みをとりあえず捨て、一緒にいても苦にならないいいお友達になれたことをよろこぶべきなのでしょうか!?
そんなカメの歩みのような二人の関係をよそに、時間は刻一刻と流れていきます。
気がつけば一同は2年生に。
学年が変わればクラス替えなんかもあり、アカネとミツキはなんと違うクラスに!?
アカネはこれでやっと静かになると嘯きますが、ミツキからすれば大問題!
今までべったり張り付いてなくてはならない存在になっていたアカネに、クラスという熱い壁を越えていかなければ会えないなんて!
このままではみんなが離れ離れになってしまうんじゃないか!?
心配性のミツキはふたたびみんなで仲よく遊ぶためにある作戦を考え付くのですが!?

というわけで、高山とミツキの距離が確実に近づいている今巻。
このまま順調に行けばアカネが目標としている二人の結婚も夢では無いでしょうが、最大の障害は自分自身だったりすることには気がついていなさそう。
ミツキと高山の距離が近づいているのに負けないくらい、アカネと高山の距離も近づいていまして……
これから先の展開がどうなっちゃうのか、気になって仕方のないところですね!!
さらに気になるといえば、学年が上がったことによるクラス替え、そしてはいってくる新入生です!
本作のハラペコキャラの座をほしいがままにする江口さんの妹さんも入学してきたそうですが、それよりも注目なのがハナという完全なる新キャラ。
彼女はミツキに対してある感情を抱いているのですが、問題なのは本作3人目(4人目?)となる特殊な能力餅であると言うこと!!
彼女がこれから先のこのお話になんらかの動きをもたらしてくれるのは間違い無さそう。
もはや完全に蚊帳の外のにぎやかしキャラになっている感のあるマドカを押しのけて、高山とミツキとアカネの関係をさらにややこしくする存在として活躍してくれるのでしょうか!?
そんな惚れたはれたのアレコレをおいておいて、ミツキと一緒に仲良しグループによる楽しい日常にただただひたすら浸るのも一興。
のんびりした日々に癒される……
何も考えずにそっちの方で楽しむのも十二分にありですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!