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本日紹介いたしますのはこちら、「ダーウィンズゲーム」第3巻です。
作者はFLIPFLOPs先生。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、別冊少年チャンピオンにて連載されています。

さて、特殊能力・異能(シギル)を駆使してポイントを奪い合う、命を賭けた「ダーウィンズゲーム」に参加させられることとなってしまったカナメ。
辛くも勝利をおさめて行き、ダーウィンズゲーム屈指の実力者であるシュカと協力関係になることができました。
徐々にルールやセオリーを理解し始め、安心したのも束の間。
突然渋谷に飛ばされ、宝探しゲームなるバトルロイヤルイベントに巻き込まれてしまうのです。

ゲーム終了までに、「リング」を3つ所有していること。
それがこの宝探しゲームの勝利条件です。
このイベントに参加している人数は300人。
そして、「第一回リング配布」とやらで配置されるリングの数も300。
単純に数えれば倍率は3倍、つまり自分以外の2人をどうにかして蹴落とさなければ、ゲーム終了時に何が起きるか判ったものではありません。
「ゲームオーバーです」と説明に明記してあると言うことは……おそらく命そのものが危険であると考えた方がいいでしょう。
ということは、参加プレイヤーの全員がリングを集めようと必死になるはずで。
ゲーム終了を待つまでもなく、その命が奪われてしまう恐れが大きいわけです。

リングを探すこと自体はそれほど難しくは無いようです。
ダーウィンズゲーム主催のよって勝手に追加されていたアプリ、「四次元カメラ」でリングのありかが表示されまして、カナメは実にあっさりとリングをひとつ手に入れます。
しかもそのポイントは500、換金すれば1ポイント辺り10万円になりますから、簡単に見つかったリングひとつだけで……5000万円の価値があると言うこと!!
命が第一とは言え、やはり少しうれしくなってしまうのです。
ですがそんなカナメの、ほんのわずかな浮かれムードはすぐに瓦解してしまいます。
すでにそこかしこに存在している、人型の奇妙な窪み。
これは、ダーウィンズのゲームの敗者が消えうせた跡で……
つまり、もうすでにリングを奪い合うための殺し合いが始まってしまっている、ということなのです!!
四次元カメラで周囲を見回してみれば、リングの反応を示す光が動き回っています。
他のプレイヤーがリングを手に入れて、移動している。
……もうすでに、のん気にリングを探している場合ではないと言う状況になっています!!
リングの反応があるからと高層ホテルに入って来たカナメ。
閉鎖された空間に多数のプレイヤーが集中しているこの場は危険きわまりありません。
2個目のリングをゲットしようなどと考えず、一旦逃げようと考えるのですが……今カナメがいるのは30階。
階段かエレベーターを使わなければ逃げ出すことはできません。
どちらにしろ危険は危険。
カナメは誰かがエレベーターに乗って下の階から登ってくるのを察知し、非常階段から逃げようとするのですが、闇雲に逃げるのも危険ではないかとその足を止めました。
逃げるのは、登ってくる相手を確かめてから。
シギルによって拳銃を作り出し、非常階段を少しだけ降りた場所から様子を窺うのですが……
エレベーターからでてきたのは、
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完全武装のマシンガンを携えた、見るからに厄介そうな相手だったのです!!
大慌てで非常階段を駆け下りるカナメ!!
完全武装の男はマシンガンを乱射しながら追いかけてきます!!
もはや全力で逃げる以外手は無いとダッシュするカナメなのですが、25階に差し掛かったあたりで
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非常階段が謎の植物の根っこのようなものでふさがれていることに気がつきました!!
この根っこが何か考えている暇はありません。
急いでもうひとつだけある非常階段に走るのですが、そちらも根っこでふさがれていて……
あの完全武装の男のシギルかとも思われましたが、どうやらそうでは無さそう。
だからと言って情況が好転していくわけではなく……
もうエレベーターに乗るしかない、とエレベータ前に移動したところで、完全武装の男に追いつかれてしまったのです!!
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カナメは、完全武装の男にリングを投げ渡し、命を助けてくれと頼み込みます。
バトルロイヤルでは相手を殺したところでポイントにはなりません。
わざわざ殺す意味も無い、と完全武装の男も理解を示した……かのように見えたのですが……
そこで、カナメが手にしていた銃が裏目にでてしまうのです。
銃を握っているやつは、銃で撃たれてもいいってことじゃねえの?俺間違ったこと言ってる?
……確かに正論でしょう。
この場で見逃した相手に、すぐこの場でではなくても、背後から狙われることも充分考えられるのですから!
じゃあ死んどけや、と完全武装の男は引き鉄を引きました!!!
が、ここで予想外の出来事が起こったのです!!
今まで快調に弾を発射していたはずのマシンガンが、突然弾詰まりを起こしたのです!!
まさかの好機、カナメは逆に銃を突きつけてマシンガンを捨てるように迫りました!!
が、完全武装の男はまったくあわてていません。
手が震えてるぞ、さっさと撃てよ。
そう言いながら、悠々とマシンガンの不調を治していく完全武装の男……
あっさりとマシンガンは元の状態に戻り、またかな目に銃口を向けてきたのです!
……しばらく沈黙は続きました。
膠着状態を破ったのは、カナメが下へ移動するボタンを押して呼んでいた、エレベーターの到着を知らせるチャイムの音でした。
完全武装の男はマシンガンをおろし、悠々とエレベーターに乗り込みながら吐き捨てるのです。
確かにテメエは殺す価値は無い。
たまにいるんだよ、引き鉄も引けねえ腰抜けがよ。
そのへんで野垂れ死にな。
一人エレベーターホールに取り残されたカナメ。
やり場の無い怒りを壁にぶつけ、そんなに殺し合いが楽しいのかよ!と怒鳴ることしかできません。
しばし無力感に苛まれたあと、ここをでようとエレベータを呼ぶカナメ。
もはや完全に闘志は消えうせ、ゲームオーバーもリングもどうでもいい、とこの場から立ち去ろうとするのです。
ところがその時、そんなカナメに声をかけてくるものが現れました。
エレベーターに乗る気なんですか?
忠告しますが、あなたにまだ生き残るつもりがあるならエレベーターで下の階に行かない方がいいですよ。
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その人物は、まだ年端も行かないように見える少女。
ですが彼女こそ、「解析屋」と呼ばれている、ダーウィンズゲーム界では有名なプレイヤー、レインなのです!!
ダーウィンズゲームで情報屋のような商売をしている彼女の言うことは、嘘やでまかせなどではありません。
その事実を、カナメはすぐに目の当たりにすることになるのです。
やってきたエレベーターの中には、
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植物に絡みつかれ、血を流したまま動かなくなった先ほどの完全武装の男が……!!
レインの分析によれば、おそらくもうホテル内の生き残りはカナメとレインだけだとか。
生き延びるためには、そのほかのプレイヤーたちをこのわずかな間で片付けた存在……「花屋」を倒すほかありません!!
戦闘能力に乏しいレインは、ここで戦える仲間がほしいところ。
カナメにもここで仲間が増えるのは非常にありがたいところなはず。
血を血で洗うバトルロイヤルから一転、カナメ&レインタッグVS「花屋」の戦いが幕を開けることとなるのです!!

というわけで、宝探しゲーム編が本格開幕する今巻。
カナメとレインは手を組むことになるわけですが、カナメが手を組もうと考えたきっかけが利害関係の一致で無いところが彼らしいところでして。
意外なところでレインと共通点を見出したカナメ、もしかしたら性格的な愛称はシュカ以上かもしれない二人のタッグ戦に注目です!!
とは言え、植物を操るらしい「花屋」の力は想像以上に強力なもので。
いくら相性のいいタッグとは言え、簡単に倒せると言うわけでもなさそうです!!

そしてカナメとレイン以外の動向にも注目です。
カナメとは別の場所に転送されたシュカの戦いはもちろんのこと、ダーウィンズゲームを探っていた刑事、タゴナカにも思いもよらないトラブルが降りかかって……
ダーウィンズゲームのオーナー側にも動きが見え、このシリーズを期に物語は大きく動いて行きそう!!
カナメは、レインは、シュカは無事生き延びることができるのか?
ダーウィンズゲームに首を突っ込んで行くタゴナカ、そして危険な一大勢力のドン、ワンの動きは!?
一瞬も目の離せない展開が続くのです!!

高層ホテルで繰り広げられるバトル、「ダーウィンズゲーム」第3巻は全国書店にて発売中です!
新たな仲間とともに戦いに挑むことになったカナメ。
目の前に立ちはだかる「花屋」、そしてまだまだ全貌の見えない宝探しゲーム。
勝利を手にするのは一体!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!