本日紹介いたしますのはこちら、「走馬灯株式会社」第9巻です。
作者は菅原敬太先生。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、漫画アクションにて連載されています。
さて、訪れた人物本人から見た映像を記録したディスクを観る事のできる走馬灯株式会社。
その謎多き会社を探っていくうち、次々に仕事仲間を失ってしまう探偵の澄川は、いつか走馬灯株式会社に取り込まれてしまった羽宮を救い出すため、そして消えたかつての恋人とそっくりな管理人、神沼に合うために調査を続けていました。
ですが「招かれなければ入れない」らしいその会社に、澄川は出会うことが出来ず。
本業の探偵の仕事も減ってきた今、半ば無気力に日々を過ごしていたのですが……
ある日のこと。
有り余る時間を公園のブランコでつぶしていますと、そこに近づいてくる人影がありました。
それはかつて全員揃っていた頃の澄川探偵事務所に、走馬灯株式会社を探してくれと調査を依頼してきた喜島です。
彼もまた、以前走馬灯株式会社に招かれた人物であったのですが、今までの自分の歩んできた人生を直視できず、人生を記録したディスクを一枚残らず破壊してしまったのです。
すると彼の人生はすべて「最初からなかった」ことになってしまい……
それ以来ホームレス生活を送りながら、もう一度あの走馬灯株式会社に行けば人生が取り戻せるに違いない、という希望にすがって生きていたのでした。
あの調査はどうなったときいてくる喜島ですが、走馬灯株式会社はあの人生を記録するディスクの力で、ありとあらゆる視界と音声を記録しているわけで。
ここでまだ諦めていないなどと口に出してしまえば、従順なふりをして会社を探っている羽宮に危険が及びかねません。
そんな理由もあって、もうあの会社のことは考えないようにしているんだ、と突き放そうとするのです。
……が、喜島が困窮し、絶望している様を見て放っておくことも澄川にはできず……
とりあえずファミレスに連れて行き、ごはんを食べさせてあげることにしたのです。
猛烈な勢いで食事を腹に詰め込んだ喜島。
お腹が満たされると、今度は口から文句ばかりがでてくるのです。
昔は俺も金を持っていて、もっといい物を好きなだけ食えていたんだ。
今尾がこんなザマなのも、全部あの走馬灯株式会社のせいじゃないか!
アンタの助手が消えたのもあの会社のせいだろう、人の人生を狂わす最悪の場所なんだあそこは!!
次々と喜島の口からでてくる罵倒の言葉……
澄川はそれを複雑な面持ちで聞いていたのですが、そんな時思わぬ人物が現われたのです。
それは、近くの席で食事をしていた親子連れ。
実は彼らも以前走馬灯株式会社にいっていた人物なのですが、彼らは喜島などとは違い、走馬灯株式会社のおかげで人生が好転した珍しい(?)事例の人たちです。
彼らからすれば、走馬灯株式会社は最悪の場所どころか最良の場所だったわけで……
そんな彼らの話を聞くと、喜島は不公平じゃないかと逆上!
大暴れしてしまい、せっかく情報を得られるかもしれない夫婦を逃げ出させてしまうのでした。
仕方なくファミレスをでる二人。
澄川はというと、人生を省みることでどうなってしまうのか、は人それぞれで、危険な場所であると決まったわけではないことに気がついていました。
この往来の中、あの会社に出会った人はどのくらいいるのだろう。
そんな物思いに耽っていますと、喜島の姿が無いことに気がつくのが遅れてしまいました。
きょろきょろと視線を走らせて喜島を探しますと……
なにやら、おっかない人たちに拉致され、車で連れ去られてしまっているではないですか!!
危険を犯して助けに行ってあげる筋合いはありませんが……いわゆる前任である澄川は無視できません。
そっとあとをつけていくのでした。
どうやら喜島は一昨日の夜、女性に暴行して財布を奪っていたようです。
それだけでも許されることではないのですが、なんとその女性はおっかない人たちのトップのお嬢さんだったそうで……
人気の山奥の林で、銃をぬくおっかない人……
このまま放っておけば、間違いなく喜島は殺されてしまうでしょう。
ましてや今の喜島は、戸籍も何もない存在。
ヘタをすれば、事件にすらならないかもしれません!
助けてあげたいのはやまやまですが、相手は銃を持っているわけで。
どうすればいいんだ、と脂汗を滴らせながら様子を窺うことしかできない澄川……
何か無いか、誰かいないか。
何かにすがるかのように周囲を見回す澄川ですが、その目にとんでもないものが飛び込んできたのです!!
捜し求めてやまなかった……
走馬灯株式会社!!
まさかのタイミングで登場した走馬灯株式会社、そして命の危険にさらされている喜島。
この状況、一体何をどうするのが正解なのでしょうか!?
そして実際にどんな方向へ物語は転がっていくのでしょうか……!!
というわけで、とうとう澄川の前に姿を現した走馬灯株式会社。
物語は最終章に突入していきます!
いよいよ対面する、澄川と神沼。
本当に神沼は澄川の元恋人なのか?
そして潜入している羽宮はなにかを掴んでいるのか、不気味な動きを見せている「株主」の正体は?
そもそも、走馬灯株式会社はなんなのか……
それらの謎の真相が明かされる日も間近のこととなっているようです!!
ですがその中で大きな波乱を呼びそうな存在が喜島です。
澄川だけで会社に遭遇すべきだったのか、喜島がいることによって謎に迫ることができるのか?
物語は緊迫の度合いを強めながら、クライマックスへと近づいていくのです!!
澄川と走馬灯株式会社が遭遇する、「走馬灯株式会社」第9巻は全国書店にて発売中です!
決着の日が迫る本作。
完結となる最終第10巻は、夏発売予定!!
謎多きこの会社の真相が明かされるその時が、楽しみでなりませんね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者は菅原敬太先生。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、漫画アクションにて連載されています。
さて、訪れた人物本人から見た映像を記録したディスクを観る事のできる走馬灯株式会社。
その謎多き会社を探っていくうち、次々に仕事仲間を失ってしまう探偵の澄川は、いつか走馬灯株式会社に取り込まれてしまった羽宮を救い出すため、そして消えたかつての恋人とそっくりな管理人、神沼に合うために調査を続けていました。
ですが「招かれなければ入れない」らしいその会社に、澄川は出会うことが出来ず。
本業の探偵の仕事も減ってきた今、半ば無気力に日々を過ごしていたのですが……
ある日のこと。
有り余る時間を公園のブランコでつぶしていますと、そこに近づいてくる人影がありました。
それはかつて全員揃っていた頃の澄川探偵事務所に、走馬灯株式会社を探してくれと調査を依頼してきた喜島です。
彼もまた、以前走馬灯株式会社に招かれた人物であったのですが、今までの自分の歩んできた人生を直視できず、人生を記録したディスクを一枚残らず破壊してしまったのです。
すると彼の人生はすべて「最初からなかった」ことになってしまい……
それ以来ホームレス生活を送りながら、もう一度あの走馬灯株式会社に行けば人生が取り戻せるに違いない、という希望にすがって生きていたのでした。
あの調査はどうなったときいてくる喜島ですが、走馬灯株式会社はあの人生を記録するディスクの力で、ありとあらゆる視界と音声を記録しているわけで。
ここでまだ諦めていないなどと口に出してしまえば、従順なふりをして会社を探っている羽宮に危険が及びかねません。
そんな理由もあって、もうあの会社のことは考えないようにしているんだ、と突き放そうとするのです。
……が、喜島が困窮し、絶望している様を見て放っておくことも澄川にはできず……
とりあえずファミレスに連れて行き、ごはんを食べさせてあげることにしたのです。
猛烈な勢いで食事を腹に詰め込んだ喜島。
お腹が満たされると、今度は口から文句ばかりがでてくるのです。
昔は俺も金を持っていて、もっといい物を好きなだけ食えていたんだ。
今尾がこんなザマなのも、全部あの走馬灯株式会社のせいじゃないか!
アンタの助手が消えたのもあの会社のせいだろう、人の人生を狂わす最悪の場所なんだあそこは!!
次々と喜島の口からでてくる罵倒の言葉……
澄川はそれを複雑な面持ちで聞いていたのですが、そんな時思わぬ人物が現われたのです。
それは、近くの席で食事をしていた親子連れ。
実は彼らも以前走馬灯株式会社にいっていた人物なのですが、彼らは喜島などとは違い、走馬灯株式会社のおかげで人生が好転した珍しい(?)事例の人たちです。
彼らからすれば、走馬灯株式会社は最悪の場所どころか最良の場所だったわけで……
そんな彼らの話を聞くと、喜島は不公平じゃないかと逆上!
大暴れしてしまい、せっかく情報を得られるかもしれない夫婦を逃げ出させてしまうのでした。
仕方なくファミレスをでる二人。
澄川はというと、人生を省みることでどうなってしまうのか、は人それぞれで、危険な場所であると決まったわけではないことに気がついていました。
この往来の中、あの会社に出会った人はどのくらいいるのだろう。
そんな物思いに耽っていますと、喜島の姿が無いことに気がつくのが遅れてしまいました。
きょろきょろと視線を走らせて喜島を探しますと……
なにやら、おっかない人たちに拉致され、車で連れ去られてしまっているではないですか!!
危険を犯して助けに行ってあげる筋合いはありませんが……いわゆる前任である澄川は無視できません。
そっとあとをつけていくのでした。
どうやら喜島は一昨日の夜、女性に暴行して財布を奪っていたようです。
それだけでも許されることではないのですが、なんとその女性はおっかない人たちのトップのお嬢さんだったそうで……
人気の山奥の林で、銃をぬくおっかない人……
このまま放っておけば、間違いなく喜島は殺されてしまうでしょう。
ましてや今の喜島は、戸籍も何もない存在。
ヘタをすれば、事件にすらならないかもしれません!
助けてあげたいのはやまやまですが、相手は銃を持っているわけで。
どうすればいいんだ、と脂汗を滴らせながら様子を窺うことしかできない澄川……
何か無いか、誰かいないか。
何かにすがるかのように周囲を見回す澄川ですが、その目にとんでもないものが飛び込んできたのです!!
捜し求めてやまなかった……
走馬灯株式会社!!
まさかのタイミングで登場した走馬灯株式会社、そして命の危険にさらされている喜島。
この状況、一体何をどうするのが正解なのでしょうか!?
そして実際にどんな方向へ物語は転がっていくのでしょうか……!!
というわけで、とうとう澄川の前に姿を現した走馬灯株式会社。
物語は最終章に突入していきます!
いよいよ対面する、澄川と神沼。
本当に神沼は澄川の元恋人なのか?
そして潜入している羽宮はなにかを掴んでいるのか、不気味な動きを見せている「株主」の正体は?
そもそも、走馬灯株式会社はなんなのか……
それらの謎の真相が明かされる日も間近のこととなっているようです!!
ですがその中で大きな波乱を呼びそうな存在が喜島です。
澄川だけで会社に遭遇すべきだったのか、喜島がいることによって謎に迫ることができるのか?
物語は緊迫の度合いを強めながら、クライマックスへと近づいていくのです!!
澄川と走馬灯株式会社が遭遇する、「走馬灯株式会社」第9巻は全国書店にて発売中です!
決着の日が迫る本作。
完結となる最終第10巻は、夏発売予定!!
謎多きこの会社の真相が明かされるその時が、楽しみでなりませんね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
コメント
コメント一覧 (2)
男は 神沼の 走馬灯株式会社の本体は 探偵との関係
全てが終盤へ向かう。