本日紹介いたしますのはこちら、「とめはねっ!鈴里高校書道部」第12巻です。
作者は河合克敏先生。
小学館さんのヤングサンデーコミックスより刊行、ビッグコミックスピリッツにて連載されています。
さて、高野山競書大会で華々しい成績を収めることの出来た鈴里高校書道部の面々。
ですがそんな好調の中で、望月が柔道で世界を目指すため、書の甲子園をもって書道活動をやめてしまう決意をしたのです。
書道部としてはすっかりムードメーカーになっていた望月が去ってしまうのは寂しいところ。
ですが誰よりも、彼女に思いを寄せている縁は気が気ではないのです。
どんな結果に終わるにしろ、望月と、そして一条と向き合わなければいけない。
縁は今までに無いほどの強い決意をするのでした!
今年もやってきた、鈴里と鵠沼の夏合宿。
書道活動も残りわずかとなってきている望月ですが、インターハイでも勝利したこともあって、大手を不って参加できるようです。
そして参加できるといいますと、今回は一条もこの合宿に参加!
彼もまた、書の甲子園の連覇と言う大目標と……望月のために硬い決意を持ってやって来ていたのです!
今回も女子と男子の二部屋にわかれて泊まることになっています。
女子は大人数が一部屋に詰め込まれることになるのですが、60畳の大部屋なので狭くはありません。
一方の男子はといいますと……
今年は縁と勅使河原に加え、一条もいるので寂しさは少ない……と思いきや、縁が部屋にはいると勅使河原と一条が微妙に火花を散らしている感じではないですか。
思い出したよ、昨年の書の甲子園で文部科学大臣賞を取った一条毅くんだったんだね。
そう言って真っ直ぐ視線を送る勅使河原に対し、別に隠すつもりはなかったが、自己紹介で自分で言うことでも無いし……と笑みを浮かべて受け流す一条。
それはそれは余裕だね、と目は笑っていないまま続ける勅使河原……
バチバチと火花が散っているようなにらみ合い。
一体この後、どうなってしまうのでしょうか!!
という縁の不安もどこへやら。
二人は、女子の多い書道部での男子の肩身の狭さの話題で盛り上がっておりました。
女の子たちが女の子同士の話をし始めたりすると居場所がなくなってしまう、そんな時自分がいることに気がつくと、にらまれたりしてしまう……
そんな書道部あるあるでス化k里仲よくなり、初めて気持ちが共有できる人に会えた気がする、とまでいってしまうほどに打ち解け放題です。
ですがそんな二人の話を聞いて、縁は大変なんですね、と蚊帳の外にいるような感想をいうばかり。
よく怒られたりはするが、気を使うとかは無い、とへらへらするばかりです。
そんな様子を見た一条と勅使河原は、逆にそれは心配だと縁に総ツッコミ。
男として見られてないのかも、といわれていないのでした。
そんなこんなで始まった練習。
一条が書いた書は、なんと
篆書(てんしょ)ではないですか!!
以前は確か隷書を練習していたはず。
書の甲子園に篆書の作品を出そうと言うのでしょうか?
三浦先生もその子とに対しては特に驚いた様子でもなく、普通にアドバイスをしているのですが……
部員は全員、熱心に練習に打ち込んでいます。
夕飯の時間になったのを、外にいるピースの鳴き声で気がつく位に!
夕飯ということで、一同は一旦道具を片付けることに。
カーペットに隅なんかを落としてしまったらもう大変ですから、一同は慎重に片付けをするのです。
そんな時、宮田は筆を一本落としてしまいます。
ですが幸い、その筆が床に落ちることはありませんでした。
空中で見事キャッチしてくれたものがいたのです。
それは一条でした。
危ないところだった、とにこやかに笑みを浮かべながらその筆を手渡す一条。
するとそこで、宮田は以前自分が一条と会っていることを思い出しました。
大学のオープンキャンパスに言ったとき、今と同じように筆を手渡してくれた、隣の席に座った男子であることを!
思いもよらない再会、それもトップクラスの実力を持つ男子とお近付きになれたのは喜ばしいこと。
鵠沼では下っ端も下っ端な腕前しか持たない宮田からすれば、アドバイスがもらえたりすればもうけものですから!
ですが逆に、歓迎できないことも起こっていたのです。
自分と一条が二人きりで何かを喋っていたところを目撃しても、ひとかけらの同様も見せずににこりと会釈をして去っていった縁……
つまり自分は、縁にとって特別な存在でもなんでもない、と言うこと。
やはり縁は、望月のことが。
うすうす感付いてはいたその不安が、さらに色濃くなってしまったのでした。
18時に夕食、20時までに入浴、朝が早いので21時に就寝。
その間は自由時間となるわけですが、自由ということはこの短い時間でも練習に当てていいことになります。
ですがその時間まで練習しているのは、日野姉妹や見城、勅使河原に一条……と、いわばトップクラスの実力の持ち主ばかり。
しかしそこには縁の姿もあり……さらに望月までもがやってくるではないですか。
その意外な面子を驚きながら見つめている宮田ですが、望月と一条が仲よさそうにしていることのほうが驚きでした!
その様子を見て、宮田の脳裏にはある考えが浮かんできたのです。
望月と一条がくっつけば、縁はどうなるんだろう。
宮田の考えはなんだかちょっぴりよからぬ方向へと進んで行きます!
失恋した縁に自分が優しくすれば、絶対に落せる!!
お寺にあるまじき邪念をみなぎらせ、宮田はある作戦を実行することにするのです!!
というわけで、合宿編に突入した本作。
この合宿、昨年の面子に加えて一条も加わり、前回を越える動きがありそうです。
縁と望月の書のレベルアップ、連覇を狙う一条の書。
そんな書のアレコレだけでなく、縁と望月を中心にした恋愛劇も大きくすすんでいきそうです!!
宮田は縁歓楽の鍵は一条にありと考えたようで、一条の恋を後押しする道を選ぶのですが……
なんとなしにこれからは宮田と一条の距離が近づいていくんじゃないかと言うような空気もありまして。
それはそれでお似合いのような気もしますが、どうなのでしょうか?
……当初は縁の恋のライバルになるかとも思われた勅使河原の存在感が薄くなっているのがかわいそうな気もしますが……!!
恋も書も進展する合宿編、「とめはねっ!鈴里高校書道部」第12巻は全国書店にて発売中です!
おそらく物語のクライマックスになるであろう、書の甲子園まで残りわずか。
果たしてこの合宿でどれだけ「前に進む」のか?
注目せざるをえませんね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者は河合克敏先生。
小学館さんのヤングサンデーコミックスより刊行、ビッグコミックスピリッツにて連載されています。
さて、高野山競書大会で華々しい成績を収めることの出来た鈴里高校書道部の面々。
ですがそんな好調の中で、望月が柔道で世界を目指すため、書の甲子園をもって書道活動をやめてしまう決意をしたのです。
書道部としてはすっかりムードメーカーになっていた望月が去ってしまうのは寂しいところ。
ですが誰よりも、彼女に思いを寄せている縁は気が気ではないのです。
どんな結果に終わるにしろ、望月と、そして一条と向き合わなければいけない。
縁は今までに無いほどの強い決意をするのでした!
今年もやってきた、鈴里と鵠沼の夏合宿。
書道活動も残りわずかとなってきている望月ですが、インターハイでも勝利したこともあって、大手を不って参加できるようです。
そして参加できるといいますと、今回は一条もこの合宿に参加!
彼もまた、書の甲子園の連覇と言う大目標と……望月のために硬い決意を持ってやって来ていたのです!
今回も女子と男子の二部屋にわかれて泊まることになっています。
女子は大人数が一部屋に詰め込まれることになるのですが、60畳の大部屋なので狭くはありません。
一方の男子はといいますと……
今年は縁と勅使河原に加え、一条もいるので寂しさは少ない……と思いきや、縁が部屋にはいると勅使河原と一条が微妙に火花を散らしている感じではないですか。
思い出したよ、昨年の書の甲子園で文部科学大臣賞を取った一条毅くんだったんだね。
そう言って真っ直ぐ視線を送る勅使河原に対し、別に隠すつもりはなかったが、自己紹介で自分で言うことでも無いし……と笑みを浮かべて受け流す一条。
それはそれは余裕だね、と目は笑っていないまま続ける勅使河原……
バチバチと火花が散っているようなにらみ合い。
一体この後、どうなってしまうのでしょうか!!
という縁の不安もどこへやら。
二人は、女子の多い書道部での男子の肩身の狭さの話題で盛り上がっておりました。
女の子たちが女の子同士の話をし始めたりすると居場所がなくなってしまう、そんな時自分がいることに気がつくと、にらまれたりしてしまう……
そんな書道部あるあるでス化k里仲よくなり、初めて気持ちが共有できる人に会えた気がする、とまでいってしまうほどに打ち解け放題です。
ですがそんな二人の話を聞いて、縁は大変なんですね、と蚊帳の外にいるような感想をいうばかり。
よく怒られたりはするが、気を使うとかは無い、とへらへらするばかりです。
そんな様子を見た一条と勅使河原は、逆にそれは心配だと縁に総ツッコミ。
男として見られてないのかも、といわれていないのでした。
そんなこんなで始まった練習。
一条が書いた書は、なんと
篆書(てんしょ)ではないですか!!
以前は確か隷書を練習していたはず。
書の甲子園に篆書の作品を出そうと言うのでしょうか?
三浦先生もその子とに対しては特に驚いた様子でもなく、普通にアドバイスをしているのですが……
部員は全員、熱心に練習に打ち込んでいます。
夕飯の時間になったのを、外にいるピースの鳴き声で気がつく位に!
夕飯ということで、一同は一旦道具を片付けることに。
カーペットに隅なんかを落としてしまったらもう大変ですから、一同は慎重に片付けをするのです。
そんな時、宮田は筆を一本落としてしまいます。
ですが幸い、その筆が床に落ちることはありませんでした。
空中で見事キャッチしてくれたものがいたのです。
それは一条でした。
危ないところだった、とにこやかに笑みを浮かべながらその筆を手渡す一条。
するとそこで、宮田は以前自分が一条と会っていることを思い出しました。
大学のオープンキャンパスに言ったとき、今と同じように筆を手渡してくれた、隣の席に座った男子であることを!
思いもよらない再会、それもトップクラスの実力を持つ男子とお近付きになれたのは喜ばしいこと。
鵠沼では下っ端も下っ端な腕前しか持たない宮田からすれば、アドバイスがもらえたりすればもうけものですから!
ですが逆に、歓迎できないことも起こっていたのです。
自分と一条が二人きりで何かを喋っていたところを目撃しても、ひとかけらの同様も見せずににこりと会釈をして去っていった縁……
つまり自分は、縁にとって特別な存在でもなんでもない、と言うこと。
やはり縁は、望月のことが。
うすうす感付いてはいたその不安が、さらに色濃くなってしまったのでした。
18時に夕食、20時までに入浴、朝が早いので21時に就寝。
その間は自由時間となるわけですが、自由ということはこの短い時間でも練習に当てていいことになります。
ですがその時間まで練習しているのは、日野姉妹や見城、勅使河原に一条……と、いわばトップクラスの実力の持ち主ばかり。
しかしそこには縁の姿もあり……さらに望月までもがやってくるではないですか。
その意外な面子を驚きながら見つめている宮田ですが、望月と一条が仲よさそうにしていることのほうが驚きでした!
その様子を見て、宮田の脳裏にはある考えが浮かんできたのです。
望月と一条がくっつけば、縁はどうなるんだろう。
宮田の考えはなんだかちょっぴりよからぬ方向へと進んで行きます!
失恋した縁に自分が優しくすれば、絶対に落せる!!
お寺にあるまじき邪念をみなぎらせ、宮田はある作戦を実行することにするのです!!
というわけで、合宿編に突入した本作。
この合宿、昨年の面子に加えて一条も加わり、前回を越える動きがありそうです。
縁と望月の書のレベルアップ、連覇を狙う一条の書。
そんな書のアレコレだけでなく、縁と望月を中心にした恋愛劇も大きくすすんでいきそうです!!
宮田は縁歓楽の鍵は一条にありと考えたようで、一条の恋を後押しする道を選ぶのですが……
なんとなしにこれからは宮田と一条の距離が近づいていくんじゃないかと言うような空気もありまして。
それはそれでお似合いのような気もしますが、どうなのでしょうか?
……当初は縁の恋のライバルになるかとも思われた勅使河原の存在感が薄くなっているのがかわいそうな気もしますが……!!
恋も書も進展する合宿編、「とめはねっ!鈴里高校書道部」第12巻は全国書店にて発売中です!
おそらく物語のクライマックスになるであろう、書の甲子園まで残りわずか。
果たしてこの合宿でどれだけ「前に進む」のか?
注目せざるをえませんね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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