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本日紹介いたしますのはこちら、「ブラック・ジョーク」第8巻です。
作者は田口雅之先生、協力に小池倫太郎先生。
秋田書店さんのヤングチャンピオン・コミックスより刊行、ヤングチャンピオン烈にて連載されています。

さて、突然拉致されてどこかもわからない森の中に放り込まれた吉良、小玉、あかりの三人。
わけがわからない3人に、得体の知れない巨躯の坊主頭の男の集団が襲い掛かってきました。
その男たち、なぜか銃弾や刃物が効かず、スピードと銃撃、鋭い斬撃で戦うあかりは歯がたたず。
小玉が水中に引きずり込んで窒息させ、一人は捕らえたものの、どう考えても普通じゃありません。
謎の多い坊主の男ですが、吉良はなにやら掴んだようで……?

13人いた、という坊主の男たちは全員が全員双子(13つ子?)かと思うほどに似ていました。
ですが13人を生きたまま生んだと言う例はありませんし、何よりこの2メートル80はあろうかという巨大なカラダな持ち主がこれだけの数いること事態が不自然です。
吉良はすでに彼らの正体がわかっているようで、彼らの精神はおそらく「イノセント(無垢)」だ、と微笑んでみせるのでした。

そして次に行ったのが、銃や刃物が聞かないと言うからだの種明かしです。
さっとナイフを取り出して見せ、スッとその男の腹につきたててみても、やはりあっけなくはじかれてしまいました。
「衝撃吸収素材」を聞いたことがあるだろう。
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シリコンを主原料としたやわらかいゲル状の素材で、20メートルの上空から生卵を落としても、厚さ2センチのシートの上で傷ひとつなく受け止めることが出来る……
よく見てみると、それをさらに高性能に、クリーム状に改良された薬品がぬられているんだ。
吉良はそういうのです。
ですがもちろん、そこまで高性能な衝撃吸収素材など聞いたことがありません。
しかもどうやらこの坊主の男の体にはそのクリームだけでなく、その下層に物体が触れると瞬時に凝固する「防御クリーム」とでも言うべきクリームもぬられているようなのです。
驚くべき性能をもつ薬品ですが、弱点がないでもありません。
ゆっくりと刃物を押し当てていくように突き立てていけば、下層のクリームを凝固させることなくダメージを与えられる。
ゆっくり力を加えれば防御効果が発揮されないなら、絞め技や関節技を使えばいい。
小玉はこともなげにそういうのですが、その戦法とは正反対の戦法を得意とするあかりには難儀な相手というわけです。
さらに言えば彼らはまだ12人残っているわけで。
一人相手に関節技を決めている最中は格好の標的になってしまうことでしょう。
ですが小玉はそれを聞き、逆に闘志をみなぎらせました。
俺のほうが強い。そして捷(はや)い。
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びったんびたんにしてやる!
いつもその暴走を諌める(けど結局押さえられない)吉良、今回もやはり小玉に忠告します。
ですが今回の忠告は、いつもとすこし趣が違うようです。
……アメリカ合衆国相手に喧嘩することになるんだぜ。
吉良は自分の服や靴のそこかしこに隠し持っていたパーツを組み立てたパソコンで、画像を表示して見せました。
これはこの森がある孤島の周りを映して拡大したものだが、昼間からずっと島の周りを旋回している不自然な船がいる。
そしてその船に乗っているいかにもと言う感じなおじさんを調べてみれば……CIAのお偉いさんだと言うことが判明しました。
首謀者かどうかはともかく、この坊主の男と謎の薬品にアメリカが絡んでいることは間違いありません。
ですがなぜアメリカが?
吉良達が暮らしているネオン島は、アメリカ第51番目の州、ニホン州。
一体何故自国の人間にこんな惨殺劇に放り込むのでしょうか……?
吉良はまた何枚かの画像を見せてきました。
坊主の男たちにやられたであろう、大勢の死体。
それはほとんどが他国の人間ですし、少数の自国の人間もマフィアや囚人と言った……いうなればいなくてもいい存在ばかりなのでした。
これらの自称から吉良が導き出したのは……「プレゼンテイション」。
坊主頭の巨人達と、あのクリーム。
そのお披露目会であろう、と!!

吉良はとりあえずこの島を脱出し、すこし離れたところにある島に向かおうと提案します。
その島にはかなり巨大な建物らしきものが建っていて、その島から飛行機が離陸しているのが見えたとか。
その飛行機を奪って脱出する!
逃げ場のない場所と思われていたこの孤島からの脱出に現実味がでてきました。
……が、そのためにはまず、まだ12人もいる坊主の男を倒さなければなりません。
ネタはばれたとは言え、銃も刃物も、おそらく打撃も効かない武装した男たちが12人。
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果たして小玉とあかりはその戦力差を跳ね返すことが出来るのでしょうか!?
そして、この謎の坊主の男たちに隠された真実とは!?

時はすこし飛びまして、一ヵ月後、
そこに2人の男が対峙しておりました。
本作随一の残念な男、アドミラル・ジョニー。
そしてそれに向かい合うのは本作随一の底知れぬ男……ランオーバー!
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一体二人は何故こうして向かい合うことになっているのでしょうか!?
物語は、オールスターで思いもよらない大長編となるのです!!

というわけで、坊主の男達の戦いから幕があく長期シリーズが収録された今巻。
ほとんど苦戦らしい苦戦をしない小玉&あかりですが、あかりは前巻で敗北。
あかりのリベンジはなるのか、小玉はどう戦うのか?
気になるところです!
そして何よりも今回はこの強敵の背後に控えているアメリカ、そしてこのクリームや坊主の男を「開発」した黒幕の存在が肝。
坊主の男を倒した後のほうが問題は多そうで。
いつもクレバーに立ち振る舞ってきた吉良は、うまいことあと腐れなく事態をおさめられるのでしょうか!?

さらに巻末には人気投票の結果発表も収録!!
気になる人気第一位は?
われらがジョニーの順位やいかに!!

巨大な敵と戦うハメになる、「ブラック・ジョーク」第8巻は全国書店にて好評発売中です!!
ランオーバーやジョニーも登場し、盛り上がりを見せる本シリーズ。
謎多き施設や、物語の鍵を握るであろう新キャラが登場。
さらに時系列もミックスし、先が気になる展開盛り沢山となっていますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!