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本日紹介いたしますのはこちら、「ドリフターズ」第3巻です。
作者は平野耕太先生。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行、ヤングキングアワーズにて連載されています。

さて、歴史で名を馳せた様々な英雄達が、エルフやらドワーフやらがいる世界に招かれ、ぶつかり合う本作。
豊久は信長と与一とともに、国盗りに挑むことになります。
その豊久の類稀なる戦闘能力、与一の目覚しき射撃力、信長の戦略……
それらがあわさり、異世界の帝国、オルテに対しても圧倒的な勢いで攻め込み、苦しい生活を強いられていた原住民のエルフを仲間に引き入れるのです。
ですがそんな豊久たちの元に、怨念渦巻きし英雄達、廃棄物(エンズ)の軍団が攻め込んできたのでした!

燃え盛る炎のただ中で、吼えるジャンヌ。
姿の見えない豊久へ、でてこい、でないと森も城も燃えてしまう、と挑発します。
ですが豊久、ジャンヌの火炎能力に恐れをなして隠れているわけではありませんで。
それは困る、とすぐにジャンヌの前に姿を現したのです。
ジャンヌはおもむろにナイフを投げ、地面に突き立てます。
そしてそのナイフに沿うように、炎の壁を立てました。
自然と豊久とジャンヌの立つ、一直線の道が出来上がり……
もう逃がさないよ、とジャンヌは決着戦を挑むのです!
逃げるものか、と豊久もまたその戦いを真っ向から受けてたちました!!
そこでジャンヌは、豊久の背後にオルミーヌが控えていることに気がつきます。
つい先ほどの挨拶代わりの交戦で、ジャンヌの炎を浴びる直前、オルミーヌの得意とする「石の壁(ウォールストーン)」の術でそれを防いだ、というシーンがありました。
符を貼った場所から巨大な石壁が発生するその術は、確かにジャンヌの放つ炎から身を守るには適した術でしょう!
ところが。
オルミーヌが石壁を屹立させたのは、
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豊久のすぐ後ろだったのです!!
自ら逃げ道をふさいだ形になる豊久。
流石のジャンヌも血迷ったかとその行動が理解できない様子。
豊久は薩摩の兵で血迷っていないものはいない!と答えたかと思うと、刀を口にくわえて構えました!
そしてオルミーヌに指示をだし、背後の石壁に飛びつき……
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その石壁の中ほどから、新たな石壁を精製!
石壁の飛び出してくる勢いを利用し、ジャンヌに猛然と飛び掛ったのです!!

本来防御に使うものを突撃の発射台にする。
自らの命を惜しむことなく、敵の首をとることに全てを注ぐ。
まるで廃棄物のような思考を持つ豊久に、オルミーヌは底知れぬものを感じてしまいます。
ですが豊久の底知れなさはまだまだ果てしないのです。
先ほどのタイミングでジャンヌの前に姿を現していないのはなぜか。
それは、待っていたからなのです。
ジャンヌが、城には必ずあるそれの方向に立つ時を!!
猛烈な勢いで突進してきた豊久の蹴りによって吹っ飛ばされたジャンヌが叩きつけられたのは、
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井戸!!
さしものジャンヌといえど、水中で炎を起こすことはできないでしょう。
豊久VSジャンヌ、決着のときは間近です!!

一方、与一はジルドレと戦っています。
一撃必殺の威力を誇る槍を掻い潜り、放たれる矢は的確にジルドレに炸裂。
ですがいくら矢がジルドレをつらぬいても、一向に息絶える様子がないのです!
疑問を感じながらも次なる矢を放つ与一。
ついにその矢はジルドレの左目をつらぬきました!!
頭に深々と矢が突き立てば、いくらなんでも生きているはずがありません。
……しかし、それでもジルドレは死なないどころか、まったくいままでと変わらないすばやい動きをみせ……
携えていた鎖で与一を捕らえてしまったのです!!

信長は与一を死なせてはならないと、エルフたちに援護射撃をおこなわせます。
ジルドレの背中に、それこそ無数の矢が次々と突き立っていくのですが、ジルドレの海陸はとどまることを知りません。
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ギリギリと与一を締め上げる鎖の力は強まっていき……
エルフたちは不死身の化け物かと怖気づくのですが、信長はそんなエルフたちに発破をかけるのです。
不死身の化け物などこの世におらん、万象は必ず滅びる、殺せる!
ですがそれでもジルドレは倒れず……
このままでは、というところで突如馬車がその場に踊りこんできました!
乗っているのは2人の男……豊久達と同じ漂流者、ワイルドバンチ強盗団です!!
そしてもう一人乗っていた男が、ジルドレに言い放ちます。
世界が憎いか、廃棄物!
世界から捨てられ彷徨う怨嗟!!
その言葉を浴びせられたジルドレは、何も言わず、ただその憎悪を増幅しつつ一歩前に進みます。
が、そのときにワイルドバンチ強盗団の一人が
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馬車に積んであったガトリング砲をぶちまけ、ジルドレの体を四散させてしまったのです!!
その圧倒的過ぎる威力に驚く信長達。
ここまでバラバラにされてはあの不死身の男も生きては……
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いました!
上半身のみになっても槍を掴み、睨みつけてくるジルドレ!!
果たしてこの男、どうすれば殺せると言うのでしょうか!?

というわけで、廃棄物との戦いを収録した今巻。
ですがこの戦いはまだまだ序の口。
この後、オルテを相手に更なる激闘が繰り広げられることになるのです!!
と同時に、廃棄物の王である黒王は想像だにしていなかった行動を起こしはじめ……
オルテとの戦い、廃棄物の動き、漂流者たちを招く謎の存在「紫」、密かに邪悪な野望を肥大化させる信長。
様々な要因が絡み合い物語は複雑化。
一体どの勢力がどのように動き、物語がどう転がっていくのか?
中二心くすぐる台詞回し+白熱のバトルに加え、物語でも読者を引き込んでくれますよ!!

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シリアスなストーリーに熱いバトル、それに加えいきぬき(?)のギャグも繰り広げられる本作。
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