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本日紹介致しますのはこちら、「正しいコドモの作り方!」第2巻です。
作者は原作がもりた毬太先生、作画が黒田高祥先生。
小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行、週刊少年サンデーにて連載されています。


さて、片想いの幼なじみ、今日子以外と結ばれると人類が滅亡の危機に陥ることになる、と未来人の来人に宣告されてしまった悠。
ですが、未来を変えさせまいとする勢力もいるようで、その勢力の差し金によっていろいろな女の子に迫られまくってしまう事になるのです!
来人の助けもあって、なんとかその危機をすり抜け続ける悠ですが、このまま誘惑に打ち勝ち続けることは出来るのでしょうか!?

養護教諭だと言う時任なる女性に、一服盛られて眠ってしまった悠。
それを察知した来人はすかさず悠の下へ向かおうとするのですが、そんな彼にマインドコントロールされた、悠達の友人であるアスカが迫ってきたのです!
女性が苦手な来人にとってこの攻撃は効果抜群。
これ以上ないくらいの足止めをすることが出来たのです。
ですがこうして足止めをしてくると言うことは、今まさに悠に何かしようとしている状態だと言うこと。
迷っている暇はありません!
来人得意の電撃を食らわせてアスカを眠らせようとするのですが……
丁度悪いことにそのタイミングで今日子がやってきてしまうのです!!
今日子は悠の苦し紛れの説明で、来人がこの学校でおきている連続記憶喪失事件を調査しに来ている高校生探偵、と認識しています。
が、心から信じきっている、とも言い切れないわけで、彼女の目の前で安易に女性を昏倒させでもしたら、事件の犯人なのではないかと疑われることになってしまうでしょう。
そうなると、来人となかよさげにしている悠の評価も下がってしまうはず。
悠と今日子をくっつけなければならない来人とすれば、それは避けなければならないわけで……
来人はやむなく手っ取り早い電撃の使用をガマンして、逆に今日子に助けを求めることにしました。
あからさまに様子のおかしいアスカですから、犯人に操られているんだという説明もすんなり受け入れてくれました。
ですが、だからと言って今日子に友人のアスカに危害を加えたりなどのバイオレンスなことなどできるはずがないのです!
ただただ無為に時間が過ぎていく中、来人の状況はますます悪くなっていきます。
苦手な女性に触られて、平静を保てなくなる来人、その電撃能力の制御もままならなくなってきました。
落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせて、何とかその電撃能力の発揮を逃れようとする来人ですが、その瞬間!
マインドコントロールされたアスカは、ニッコリと笑いかけたかと思うと、

そのおおきくはないもののしっかりと存在を感じさせる胸を、ギュッと顔に押し付けたのでした!!
ただでさえ限界ギリギリだった来人にこの仕打ち。
もうガマンしろと言うのは酷と言うものでしょう……

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来人は電撃をおもいっきり暴走させ、アスカも巻き込んで気絶してしまうのでした……


その頃、悠は丁度目を覚ましたところでした。
なんか知りませんが、見知らぬ部屋で上半身裸の状態で椅子に縛られています。
そんな彼の前に姿を現したのは、あの時任です。
学校じゃ何かと邪魔が入るし、場所を移させてもらった。
そう言いながら参上した彼女、なんか女王様的な妙な服に身を包んでおります!

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もしかしたら、いつものマインドコントロールされた状態なのでは?
そう思った悠は、縛り付けられて抵抗できないながらも、自分には心に決めた人が、それに僕と子作りしたらウイルスがアレして大変なことになる!と説得にかかります。
ところが時任、そんなことわかってる、とこともなげに言うではないですか!
あの男の邪魔さえなければ、マインドコントロールで穏便にと言うのもありだったけど……と言う時任。
どうやら時任はマインドコントロールされた人ではなく……マインドコントロールなんかをして悠にウイルスを生み出させようとする「能力者」だと言うことのようで!
そして彼女は続けます。
いつまでも生ぬるいことはしていられない、直接遺伝子をいただくことにした。

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おもむろにズボンに手をかける時任!
色々身の危険を感じた悠が更なる抵抗をしようとしますが、時任は今までのマインドコントロールされた女子達以上に本気!
あんたに死んでもらうわけには行かないが、手足が切り落とそうが生きてさえいれば問題ない。
今後のことを考えて、先に眼球だけ潰しておこうか!

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そう言ってメスを振りかぶり……!!
その瞬間、来人の悠を呼ぶ絶叫が2人の耳に飛び込んできました。
予想以上に早い登場に、時任は焦りをみせます。
そんな彼女の焦りを加速させるかのように、来人はひとっ飛びで外から悠の拉致されている部屋のベランダまで到達!
ガラスを破り、あっさりと乗り込んできたのでした!

無事だろうな、まさかヤられてねえだろうな!と、助けに来たとは思えない殺気をみなぎらせまくりながらやってきてくれた来人。
そんな来人の元に、保健の先生が能力者だったみたいで……と駆け寄っていきます。
ですが辺りを見回しても、その保健医、時任の姿は見えません。
来人が来たのを見て逃げ出してしまったようだ、と説明する悠。
それを聞いた来人、敵の尻尾をつかめなかったのが悔しいのか、そうか、となにやらシリアスに呟きました。
その直後。
来人の背中に、刃物がつきたてられます。

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凶行に及んだのは……悠でした!!
油断したね、と笑みを浮かべる悠!!
……いや、それは悠ではありません。
瞬く間にその姿が変わっていき、今まで悠だったその人物はあっという間に時任の姿になったではないですか!!
お前をおってこの時代に来た「能力者」が、一人だけだとでも思ってたのか?
そう言って時任は高笑いをするのです!!
この時任、女子達をマインドコントロールしたのとは違う能力者。
そう、悠の遺伝子を狙う能力者は複数この時代にやってきている……!!
血溜まりの中に倒れ伏す来人。
時任は勝利を確信し、高笑いをあげます……
このまま来人は敗れてしまうのでしょうか?
悠はその貞操を奪われてしまうのでしょうか?
人類の未来は一体!!

と言うわけで、大ピンチに追い込まれてしまう今巻。
前巻ではひたすら女子達に夕顔触れる展開が続いていましたが、ここからはその要素を残しつつも能力バトル的な要素が加わっていくことになります!
変身能力をもつ時任、マインドコントロール能力をもつ人物、その2人以外にも何人かの存在が示唆される能力者。
彼らの密かに動き出す中、物語は新展開に!
お楽しみいっぱい、誘惑いっぱいの臨海学校編に突入します!!
女子に迫られ、来人にフォローされながら逃げる、と言う展開だけではマンネリになる事は確実だったわけで。
この能力者とのバトル、本作の方向性を大きく変えていくことになりそう!
実際、今巻ですでに物語は急展開を迎える事になるのです!!


マインドコントロール一辺倒ではなくなるとは言え、まだまだ要所要所でその能力は有効に作用します。
つまり、いきなり異様に積極的に迫ってくる女子のサービスシーンも健在と言うこと!!

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流石に第1巻よりも頻度は減っておりますが、そっち方面のお楽しみも充分用意されていますよ!!


誘惑に負ければ世界が終わる、「正しいコドモの作り方!」第2巻は全国書店にて発売中です!!
新展開を迎える今巻。
能力者とのバトルにも、サービスシーンにも大注目ですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!