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本日紹介いたしますのはこちら、「魔法少女まどか☆マギカ~The different story~」下巻です。
作者はハノカゲ先生。
芳文社さんのまんがタイムKRコミックスより刊行されました。

さて、杏子とマミの出会いから始まった本シリーズ。
本編とは違った展開が繰り広げられていまして、マミが生きている状態で物語は進んで行きます。
ところが今回も運命は無情。
さやかがそのソウルジェムを真っ黒に染め上げ、魔女へと変貌してしまったのです!!

目の前でさやかを失ってしまったマミ。
そのショックは計り知れません。
雨の降りしきる中、佇むマミの元へ、まどかがやってきます。
事情を知らないまどかは、マミに尋ねます。
さやかちゃん見つかりませんでしたか?と。
その言葉にすぐ答えることが出来ないマミ。
ですがすぐ一つの判断をしたようです。
本当のことをまどかに伝えるべきではない。
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マミは、さやかに会った、もう大丈夫みたいだ、心配いらない……と、ウソをつくのです。
身支度を整えた後で再び魔女退治に行くことになったという設定にしたマミは、そのまままどかに今日は来ないほうが良いだろうと告げました。
まどかとさやかが今日話しづらそうにしていたみたいだから、と言う気遣いの言葉を合わせてそれを告げられてしまっては、まどかも受け入れるしかありません。
さやかちゃんのことお願いしますね、と言って素直に帰っていくまどか。
それを見送るマミは、心の中で謝罪を繰り返すしかなかったのです。
私が守るって約束したのに、本当にごめんね。
そんなマミの手に握られていたソウルジェムは、徐々に濁りを増していたのでした……
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そのころ、杏子はほむらから「魔法少女が魔女になる」という事実を教えられてショックを受けていました。
ソウルジェムの穢れが限界を超えると、ソウルジェムはグリーフシードに変化して魔女になる。
それが魔法少女の逃れられない末路なのだ。
そんなほむらの説明にキュゥべぇも間違っていないと肯定した挙句、さやかは間違いなく魔女になったと太鼓判まで押しやがります。
そんなショッキングな事実を知った杏子は、歯をくいしばりながら歩き始めました。
その場に居合わせたはずの、マミが心配だ。
なんだかんだいってマミさんラブな杏子さん。
ですがそんな杏子に対し、ほむらは言うのです。
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その巴マミに殺されてもいいの?と!
本編をご存知の皆様ならお分かりのように、魔法少女が魔女になるなら、みんな死ぬしかないじゃない!とプッツンしてしまうのがマミさんです。
今回はそこまで一気に感情が振り切れてしまった様子はありませんが、それでも彼女の人格がいつもと違うわけではありません。
真実に耐えられるほど彼女は強くない。
ほむらはそう言い切るのです。
既に自害しているか、魔女と化してしまっているかもしれない。
更にそう続けるほむらに対し、杏子は怒りを露わに!
なんでそうまで言い切れるんだ、あいつがそんなに弱いやつなわけがない!
そう問い詰めるのですが、ほむらはそれでも意見を変えません。
杏子はうわべだけの彼女しか見ていない、本当のマミはそう言う子なんだ。
ほむらは今まで幾度となく、壊れていったマミを見てきたのでしょう。
彼女の真実を知るものならば、マミの本当の姿、マミの弱さを信じることが出来たのかもしれません。
ですが杏子からすれば、ほむらの真実もマミの弱さも知るはずがないわけで……
ほむらの静止も聞かず、マミの元へ向かうのです。
そんな彼女の背中にほむらはこういうことしか出来ません。
無茶だけ早めて。貴方にとって本当に守るべきものがなんなのか、見誤ってはだめよ、と。

マミの前に、既に変身した杏子が姿を現します。
杏子の背後には、魔女の結界が。
杏子は絶好の狩場を去っちまうのが名残惜し意から、最後の狩りおさめをするとその魔女の退治権を主張するのです。
しかしマミはそんな彼女に言うのです。
今回ばかりは私も譲れないの。
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そこの魔女と一緒に私も死ぬんだから。
その言葉を聞いて杏子も見過ごせるわけがありません。
そんなやつをさやかのところには行かせられない。
杏子の言葉を聞き、マミは杏子が魔法少女の真実を知ったことを察するのですが、だからと言って彼女の気持ちはもう変わらないのです。
人々を救う魔法少女の正体が、人々を殺す魔女だったなんて。
そして、さやかを魔女にしたのは自分なんだ。
自分勝手な正義感やプライドのせいで、彼女を魔女にしてしまった。
自分のやってきたのはなんだったのか?
自分も同じ運命から逃れられないのか?
それならば今ここで、さやかと一緒に死んだほうがましだ……
マミの胸中は、そんな絶望で埋め尽くされてしまっていたのです。
勝手に死にたがってる人間なんか、他人のために魔法は使うなと言っている杏子にとって、助ける義理はないだろう。
杏子はそんな言葉を吐くマミに真っ向から歯向かうのです。
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今のあたしは、アンタをこのままほうっておくことなんか絶対出来やしない!
魔法少女同士が、引く事の出来ない主張同士をぶつけ合ったらどうするのでしょう。
答えはひとつしかありません。
……二人は、お互い向き合って構えます。
本気で殺すつもりで行くから覚悟して、と言うマミ。
丁度いい機会だ、ほんとに強いのはどっちかはっきりさせよう、と言う杏子。
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心の奥底では、仲よくしていきたいと誰よりも思っていたはずの二人が、いま命を懸けた戦いを始めるのです……!!

と言うわけで、さやかの魔女化から物語が大きく転がっていく本作。
今巻では上巻のような、マミと杏子の関係性にスポットライトを当てた物語が展開していくことになります。
本編の都合上、こういった別の時間軸のお話はバッドエンドになってしまうさだめといえます。
ですがそれでも全てが絶望で終わるとは限らないでしょう。
さやかの魔女化まで生き延びたマミは、杏子はどんな運命を迎えるのでしょうか?
せつないラストをその目でお確かめください!!

杏子&マミのスピンオフ、「魔法少女まどか☆マギカ~The different story~」下巻は全国書店にて発売中です!!
上中下巻の三冊と、短い巻数で完結となっている本作。
好調な「まどか」シリーズの新たな展開のひとつとして、ファンならば抑えておきたいところです!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!